問題
居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除(租税特別措置法35条)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ
答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
3,000万円特別控除は所有期間に関係なく適用できます(ア正答の前半・イ誤り:10年超は不要)。ただし前年・前々年に同じ特例を使っていれば使えません(ア正答)。居住しなくなった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までなら適用可能なので(エ誤り)、単純に「3年経過NG」とはいえません。この特例は個人の所得税の特例で、法人には適用されません(ウ誤り)。
3,000万円特別控除(租税特別措置法35条)の主要要件:①居住用財産の譲渡。②所有期間の制限なし(イ誤り:10年超要件は「軽減税率特例」の要件)。③「譲渡した年の前年または前々年」に同特例の適用を受けていないこと(ア正答)。④居住しなくなった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までの譲渡(エの「3年を経過した住宅には適用されない」は厳密には「3年を経過する日の属する年の12月31日まで」が正しい基準で、エは単純な3年経過で切るような記述が不正確)。個人の居住用財産の譲渡に係る所得税の特例であり、法人が社宅を譲渡した場合には適用されません(ウ誤り)。正答はアです。
3,000万円特別控除の適用要件の詳細(租税特別措置法35条):①自己の居住の用に供している家屋(または居住の用に供さなくなった日から同日以後3年を経過する日の属する12月31日まで)の譲渡。②譲渡した年の前年・前々年に同特例の適用を受けていないこと(3年に1回しか使えない)。③その年の前年・前々年に「居住用財産の買換え特例」「居住用財産の交換特例」「居住用財産の譲渡損失の損益通算・繰越控除の特例」の適用を受けていないこと。④配偶者・直系血族・生計同一の親族・同族会社等への譲渡でないこと(特別関係者への譲渡は不可)。「3年を経過する日の属する年の12月31日まで」という要件は複雑で試験でも出題されます。例:令和5年7月1日に居住をやめた場合、令和8年7月1日が「3年経過日」となり、令和8年12月31日までの譲渡であれば特例適用可能です。この特例は長期・短期を問わず適用できるため、取得後すぐの売却でも活用できます。ただし、新居の入居年やその前後の一定期間にこの特例を受けると、新居について「住宅ローン控除」は受けられません(租税特別措置法41条の要件)。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

