税その他50不動産鑑定評価

宅建士 税その他 問50:不動産鑑定評価

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

不動産鑑定評価における原価法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • 原価法は、対象不動産の「再調達原価」を求め、これに諸経費を加算して積算価格を算定する方法である。
  • 原価法は、対象不動産の「再調達原価」を求め、これに「減価修正(減価額の控除)」を行って積算価格を算定する方法である。正答
  • 原価法は、建物にのみ適用される評価手法であり、土地には適用できない。
  • 原価法における再調達原価は、新規の建設工事費用(労務費・材料費等)のみで構成され、設計費・監理費等の間接費は含まれない。
正答:原価法は、対象不動産の「再調達原価」を求め、これに「減価修正(減価額の控除)」を行って積算価格を算定する方法である。

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原価法は「再調達原価を求め、減価修正(経年劣化等による価値の目減りを控除)した積算価格を算定する方法」です(イ正答)。「諸経費を加算」するのではなく「減価修正を控除」します(ア誤り)。土地にも適用できます(ウ誤り:土地の造成費用等で適用可能)。再調達原価には設計費・監理費等の間接費も含まれます(エ誤り)。

標準試験対策の基準レベル

原価法(不動産鑑定評価基準総論第7章):対象不動産の「再調達原価」を求め、これに対して価格時点における「減価修正(発生した減価額の控除)」を行って積算価格を求める方法です(イ正答)。アの「諸経費を加算」という記述は誤りで、「再調達原価から減価を控除」が正しいプロセスです。土地への適用(ウ誤り):土地については「造成宅地の再調達原価」の算定として造成費(造成工事費・設計費・各種公課等)に基づく原価法が適用可能です。再調達原価の構成(エ誤り):建物の再調達原価は直接工事費(労務費・材料費)・間接工事費(設計費・監理費・諸経費等)・付帯費用(開発行為費用等)の合計として求められます。

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原価法の減価修正の内容(不動産鑑定評価基準):減価要因は①物理的減価(経年劣化・損傷・維持管理状態)、②機能的減価(旧式化・陳腐化・過大設計等)、③経済的減価(周辺地域の環境悪化・需要減少等)の3種類に分類されます。減価修正の方法:①耐用年数に基づく方法(法定耐用年数等を用いた比例配分)。②観察減価法(物件の実態観察により個別に判定)。③両者の併用(実務ではこれが一般的)。土地への原価法適用の例:更地の造成費用=取得した農地・山林の購入代金+造成工事費(切土・盛土・擁壁等)+設計費・監理費+開発許可費用等。これに企業者利潤相当額を加算して再調達原価を算定します。建物の法定耐用年数(税法上)は木造22年・軽量鉄骨19年・重量鉄骨34年・鉄筋コンクリート造47年ですが、鑑定評価における耐用年数は物件の状況・維持管理等を勘案した「経済的耐用年数」を基本とするため、法定耐用年数と異なる場合があります。宅建試験では「再調達原価から減価修正→積算価格」というシンプルな概念の把握で十分です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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