読み方: りすくあせすめんと
1行定義
情報資産に対する脅威・脆弱性を特定し、リスクの大きさを評価・優先順位付けするプロセス
詳細解説
リスクアセスメント(Risk Assessment)は、組織の情報資産(データ・システム・人・施設)に対して「どのような脅威があるか」「どのような脆弱性があるか」「それが実現した場合の影響度はどの程度か」を体系的に分析・評価し、対策の優先順位を決めるプロセスです。情報セキュリティにおけるリスクの定式化は「リスク = 脅威の可能性(発生頻度) × 脆弱性の大きさ × 影響度(損失額)」で表現されます。リスクアセスメントのプロセスはISO/IEC 27005に従い「資産の特定→脅威の特定→脆弱性の特定→リスクの算定→リスクの評価(許容可能か判断)→リスク対応方針の決定」の順で実施します。リスク対応の4つの選択肢はリスク回避(リスク源となる活動を止める)・リスク低減(対策を講じてリスクを下げる)・リスク移転(サイバー保険で損失を転嫁する)・リスク受容(コスト対効果でそのまま許容する)です。定量的リスク評価はリスクを金額で表現(年間予想損失額=ALE: Annual Loss Expectancy)し、定性的リスク評価は「高・中・低」などのレベルで表現します。リスクアセスメントはISMS(ISO 27001)の中核プロセスであり、定期的(年1回以上)に実施することが求められます。ITパスポート試験では「リスクの定義」「4つのリスク対応選択肢」「ISMSでの位置づけ」が論点です。
ITパスポートでの出題ポイント
- リスク = 脅威の可能性 × 脆弱性 × 影響度
- 4つの対応:回避・低減・移転(保険)・受容
- ISMSの中核プロセスとして定期的実施が義務
- 定量的評価(金額)と定性的評価(高・中・低)の2手法
関連用語
- 情報セキュリティポリシー セキュリティ
- CSIRT セキュリティ
- ペネトレーションテスト(侵入テスト) セキュリティ
- CVE(脆弱性識別子) セキュリティ
- CVSS(脆弱性評価) セキュリティ
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シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26
