読み方: すいちょくとうごう
1行定義
原材料の調達から製造、販売までの一連の工程を、一つの企業が自社グループ内で担う経営戦略
詳細解説
垂直統合は、製品が消費者に届くまでの、原材料の調達、部品の製造、組立て、流通、販売といった一連の流れ(バリューチェーン)の複数の段階を、一つの企業が自社グループ内で手がける戦略です。工程の間の取引を社内で完結させることで、品質や供給を自社でコントロールしやすくなり、取引にかかる費用や利益の外部への流出を抑えられます。一方で、多くの設備や人員を自社で抱えるため、投資が大きくなり、市場の変化に柔軟に対応しにくくなる面もあります。これと対照的なのが、自社が得意とする工程に集中し、ほかは他社に任せる水平分業や、アウトソーシングです。取り込む方向によって、原材料側に向かう後方統合、販売側に向かう前方統合と呼ぶこともあります。シラバスでは「経営戦略マネジメント」の「経営戦略に関する用語」に、経験曲線、コモディティ化、ベンチマーキングなどと並んで示されています。
ITパスポートでの出題ポイント
- 複数の工程を一社の中で担う戦略と理解する
- 得意分野に集中する水平分業やアウトソーシングとの違いを区別できるようにする
- 品質を管理しやすい反面、投資が大きく柔軟性が下がる面を押さえる
関連用語
- バリューチェーン 経営戦略
- アウトソーシング 経営戦略
- サプライチェーンマネジメント(SCM) 経営戦略
- M&A 経営戦略
- ファブレス 経営戦略
「垂直統合」の過去問を解いて理解を定着
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シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-10-07
