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基本情報 平成22年度 秋期 問67|ストラテジ系に関する問題

問題

基本情報 | 平成22年度 秋期 | 分野:ストラテジ系

競争上のポジションで,フォロワの基本戦略はどれか。

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答え合わせ

正解は B
  • A
  • B
  • C
  • D

自信の3択

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解説

答えは b「市場チャンスに素早く対応する模倣戦略」 です(フォロワの基本戦略)。

コトラーの市場ポジション理論で、企業を「リーダー・チャレンジャ・フォロワ・ニッチャ」の4タイプに分けます。

  • リーダー:シェアNo.1(全方位戦略)
  • チャレンジャ:2番手で1位を狙う(差別化戦略)
  • フォロワ:上位を真似て効率的に稼ぐ(模倣戦略)
  • ニッチャ:小さな市場で1位(特定化戦略)

👉 覚え方:「フォロワ=後追い」=リーダーを真似して低コストで稼ぐ。

ほかの選択肢:a 差別化戦略=チャレンジャ/c 特定化戦略=ニッチャ/d 全方位戦略=リーダー。

なぜこれが正解か

正解は b。フィリップ・コトラーの市場ポジション戦略では、企業を市場シェアによって4分類し、それぞれに基本戦略がある:

  • リーダー:全方位戦略、市場拡大
  • チャレンジャ:差別化戦略でリーダーを攻撃
  • フォロワ:模倣戦略、リスク回避、低コスト構造
  • ニッチャ:特定化戦略、専門市場で独占

フォロワは新製品開発リスクを取らず、リーダー成功品の模倣で安定収益を狙う。

各選択肢の解説

  • 差別化戦略:チャレンジャ
  • 模倣戦略:フォロワ(正解)
  • 特定化戦略:ニッチャ
  • 全方位戦略:リーダー

覚え方・ひっかけ注意

4タイプの覚え方:Leader=王(全方位)、Challenger=挑戦者(差別化)、Follower=追従者(模倣)、Nicher=隠れた職人(特定化)。プロダクトライフサイクル(導入→成長→成熟→衰退)と戦略の関係も併せて押さえる。

理論的背景

コトラーの市場ポジション戦略は経営戦略論の古典で、各ポジションの行動原則:(1) リーダー=市場規模拡大(潜在需要喚起)、シェア維持(チャレンジャ攻撃に対抗)、シェア拡大(規模の経済追求)、(2) チャレンジャ=差別化戦略(Porter)でリーダーが追随できない領域で勝負(製品、価格、流通、プロモーション)、(3) フォロワ=完全模倣・部分模倣・特定模倣でR&Dコスト回避、(4) ニッチャ=ニッチマーケティングで小規模・専門領域に集中。マイケル・ポーターの3つの基本戦略(コストリーダーシップ・差別化・集中)と組合せて分析されることが多い。

実務での使われ方

IT業界の事例:リーダー=Microsoft(Windows、Office)、Apple(iPhone)、Google(検索)、AWS(クラウド)/チャレンジャ=Google(OS:Android、Microsoft追撃)、Salesforce(クラウドCRM)/フォロワ=中華系スマホメーカー(Apple/Samsungの追従)/ニッチャ=Slack(チャット)、Notion(ドキュメント)、Figma(デザイン)。ブルーオーシャン戦略(Kim/Mauborgne)は既存市場の競争回避、新市場創造を提唱、ニッチャ戦略と親和性が高い。ディスラプティブイノベーション(Christensen)は破壊的技術で既存市場のリーダーを倒すパターン(Netflix→Blockbuster、Tesla→従来自動車メーカー)。

試験での位置づけ

FE科目Aで経営戦略基本問題として頻出。応用情報・ITストラテジスト・中小企業診断士では具体事例分析、SWOT/PEST/3C/5Forces/VRIO分析、バリューチェーン分析、ビジネスモデル・キャンバスが論述題材。プロジェクトマネージャでは戦略目標とプロジェクト目標の整合性が問われる。

選択肢の発展補足

プロダクトライフサイクル(PLC)と各期の特徴:(1) 導入期=新規需要開拓、教育コスト高、損益マイナス/(2) 成長期=市場拡大、競合参入、差別化重要/(3) 成熟期=市場飽和、シェア争い、コスト競争/(4) 衰退期=撤退判断、リソース他事業へ。普及理論(Rogers、Innovation Diffusion Theory)の5層(Innovators 2.5%→Early Adopters 13.5%→Early Majority 34%→Late Majority 34%→Laggards 16%)とCrossing the Chasm(Moore、初期市場とメインストリームの溝)はテック業界の必須概念。Tornado戦略、Bowling Alley戦略もムーアの戦略フレームワーク。Jobs-to-be-Done(Christensen)は顧客の本質的ニーズ起点でイノベーションを捉える視点。プラットフォーム戦略(両面市場、ネットワーク効果、Winner-Takes-All)はTwo-Sided Markets理論(Rochet/Tirole)が理論基盤。FE午後やITストラテジスト・診断士論述で実務応用問題が頻出。生成AI時代の戦略論ではAI Native企業(OpenAI、Anthropic、xAI)vs 既存大手のAI内製化(Microsoft Copilot、Google Gemini、Apple Intelligence)の構図、AI agentが新たな両面市場プラットフォームになる可能性が論じられている。

この問題の根拠出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成22年度 秋期 問67
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出典と作り方

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成22年度 秋期 問67/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビ独自の3段階の解説(初級・標準・上級)です。