問題
XMLに関する記述のうち,適切なものはどれか。
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答え合わせ
- A
- B
- C
- D
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
答えは d「利用者独自のタグを使って,文書の属性情報や論理構造を定義することができる」 です。
XMLは、<価格>1000</価格>のように自分でタグを決めて、データの意味や構造を書き表せる言語です。HTMLが「ページをどう見せるか」に使われるのに対し、XMLは「データが何を意味し、どう組み立てられているか」を表します。
👉 覚え方:XMLの X は eXtensible(拡張できる)=タグを自分で作れる。
ほかの選択肢:a XMLはHTMLを基にしたのではなく、SGMLを基に作られた/b テキストなのでメモ帳でも書ける/c 見た目(表示スタイル)はCSSやXSLで別に指定する。
なぜこれが正解か
正解は d。XML(eXtensible Markup Language)は、利用者が独自のタグを定義できるマークアップ言語で、文書の論理構造(要素の入れ子)や属性情報を記述できる。使えるタグや構造はDTDやXML Schemaで定義でき、データ交換や設定ファイル、文書フォーマットに広く使われる。
各選択肢の解説
- a:XMLはSGML(Standard Generalized Markup Language)を簡略化して作られた言語で、HTMLを基にして拡張したものではない。HTMLもSGMLから生まれた、いわば兄弟の関係。
- b:XML文書はテキストファイルなので、一般的なテキストエディタで作成できる。専用のエディタは不要。
- c:XMLは論理構造を表し、表示スタイルはCSSやXSLで別に指定する。構造と見た目を分離するのがXMLの考え方で、統合したものではない。
- d:利用者独自のタグで属性情報や論理構造を定義できる(正解)。
覚え方・ひっかけ注意
XMLは「拡張可能(eXtensible)」がポイント。HTMLはタグが決まっているが、XMLはタグを利用者が決められる。「HTMLを拡張したもの」というひっかけは、名前の似たXHTML(HTMLをXMLの文法で定義し直したもの)と混同させる狙い。XMLの親はSGML、と覚えておく。
理論的背景
XMLはSGML(Standard Generalized Markup Language)の簡略化サブセットとしてW3Cで1998年に標準化(XML 1.0)。well-formed(整形式)の基本ルール(要素の正しい入れ子・属性値の引用符・大文字小文字区別)と、validity(妥当性)のためのスキーマ定義(DTD/XSD/RELAX NG)の2層構造で文書の正当性を保証する。XPath・XSLT・XQueryというクエリ・変換言語、SAX/DOMという解析API、名前空間(namespace)など豊富な周辺仕様を持つ。
実務での使われ方
SVG・MathML・XHTMLなどのマークアップ言語、SOAP・WSDLなどのWebサービス、RSS/Atomフィード、Microsoft Office(OOXML、.docx等)、設定ファイル(Spring・Mavenのpom.xml)、Androidのレイアウト定義など多数。一方、データ交換用途ではJSONに置き換わりつつあり、Webサービスの主流はSOAP→REST→GraphQLへ移行している。
試験での位置づけ
基本情報のWeb技術・データ表現分野で必出。XML・JSON・YAMLの比較、HTML5との関係、SOAP(XML)vs REST(JSON)、構造化データの正規化と非正規化が問われる。応用情報・データベーススペシャリストではXMLデータベース・XPathクエリ・XML Schema設計が深掘りされる。
選択肢の発展補足
XMLはJSON(JavaScript Object Notation)と対比される。JSONはより簡潔・パースが軽量・JavaScriptと親和性が高く、現代のWeb APIで主流。YAMLは設定ファイル向けで人間可読性に優れる。XMLは依然として文書中心(mixed content)、複雑なスキーマ要求、企業間データ交換(EDIFACT後継)の領域で使われる。XBRLは金融・財務報告用XMLで、日本では金融庁EDINET、国際的にはSEC EDGARで採用。
出典と作り方
出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成23年度 秋期 問8/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビ独自の3段階の解説(初級・標準・上級)です。

