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基本情報 平成28年度 秋期 問51|マネジメント系に関する問題

問題

基本情報 | 平成28年度 秋期 | 分野:マネジメント系

プロジェクトマネジメントのプロセスのうち, 計画プロセスグループ内で実施す るプロセスはどれか。

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答え合わせ

正解は A
  • A
  • B
  • C
  • D

自信の3択

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解説

答えは a「スコープの定義」 です。

プロジェクトは大きく5段階:立ち上げ→計画→実行→監視・コントロール→終結。

スコープ定義=「何をやって、何をやらないか線引きする」作業。これは計画段階でやるのが定番。

👉 覚え方:「線引き=計画段階で決めること」。

ほかの選択肢:b ステークホルダ特定=立ち上げ段階/c 品質保証の実施=実行段階/d プロジェクト憲章の作成=立ち上げ段階(一番最初)。

なぜこれが正解か

正解は a。PMBOKのプロジェクトマネジメントプロセス群は立ち上げ/計画/実行/監視・コントロール/終結の5群。スコープの定義(Define Scope)は計画プロセス群に属し、プロジェクトと成果物の詳細な記述を作成する活動。プロジェクトスコープ記述書を作成し、WBS(作業分解構造)作成の基礎となる。

各選択肢の解説

  • a スコープの定義:正解。計画プロセス群。
  • b ステークホルダの特定:立ち上げプロセス群。プロジェクト開始時にステークホルダ登録簿を作成。
  • c 品質保証の実施:実行プロセス群。計画した品質基準を実施段階で適用。
  • d プロジェクト憲章の作成:立ち上げプロセス群。プロジェクト開始の承認文書。

覚え方・ひっかけ注意

「立ち上げ=開始・承認系(憲章・ステークホルダ特定)/計画=設計系(スコープ・WBS・スケジュール・予算)/実行=実施系(品質保証・チーム編成)/監視=測定系/終結=完了系」。「定義」「策定」「計画」のワードは計画群/「実施」「実行」は実行群と覚えると判定しやすい。

理論的背景

PMBOK第6版では5プロセス群×10知識エリア(49プロセス)のマトリクスで構成。第7版では8パフォーマンス領域と12原則を中心としたよりアジャイル・適応型に拡張。プロセス群はライフサイクル上の活動分類、知識エリア(統合・スコープ・スケジュール・コスト・品質・資源・コミュニケーション・リスク・調達・ステークホルダ)は機能別分類で、両者は直交する。

実務での使われ方

スコープ定義の実務:

1. 要件収集でステークホルダニーズを集約

2. スコープ記述書で成果物・受入基準・除外事項・前提・制約を明文化

3. WBS作成で作業分解(100%ルール:全成果物を網羅)

4. WBS辞書で各WBS要素の詳細記述

スコープクリープ(要件膨張)対策には変更管理プロセスを厳格運用。ベースラインを定め、変更要求は変更管理委員会(CCB)承認制とする。アジャイル開発ではプロダクトバックログがスコープに相当し、優先順位を変動させる柔軟性を持つ。

試験での位置づけ

プロジェクトマネジメント分野の頻出テーマ。基本情報・応用情報では「プロセスとプロセス群の対応」型、プロジェクトマネージャ試験ではスコープベースライン管理・WBS設計・変更管理プロセスまで踏み込む。PMP資格との出題範囲も類似。

選択肢の発展補足

プロセス群別の主要プロセス:

  • 立ち上げ:プロジェクト憲章作成、ステークホルダ特定
  • 計画:スコープ計画・定義・WBS作成、スケジュール・コスト・品質計画、リスク特定・定性/定量分析・対応計画、調達計画、ステークホルダエンゲージメント計画
  • 実行:プロジェクト作業指揮、品質マネジメント、チーム編成・育成、ステークホルダエンゲージメント管理
  • 監視・コントロール:作業監視、変更管理、スコープ/スケジュール/コスト/品質/リスク/調達のコントロール
  • 終結:プロジェクト終結、フェーズ終結

アジャイル開発では反復的・漸進的にこれらを実施し、PMBOK第7版では予測型・アジャイル型・ハイブリッド型を統合するテーラリング(プロジェクト特性に応じたカスタマイズ)が強調される。試験対策はPMBOKプロセスマップの暗記+アジャイル原則の理解が現代スタンダード。

この問題の根拠出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成28年度 秋期 問51
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出典と作り方

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成28年度 秋期 問51/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビ独自の3段階の解説(初級・標準・上級)です。