保育士試験の過去問の公式の入手先は、全国保育士養成協議会の「過去の試験問題」のページです。2026-10-12 時点で一覧にある回、公表されているもの(問題・正答)と公表されていないもの(解説)、科目ごとの時間の測り方と6割での自己採点、合格ナビのオリジナル問題との違いをまとめました。
目次
公式の入手先:全国保育士養成協議会「過去の試験問題」(協議会のホームページ)
結論:保育士試験の過去問は、試験を実施している全国保育士養成協議会のホームページの「過去の試験問題」のページで見られます。2026-10-12 時点で一覧にあるのは、令和8年【前期・地域限定】と令和7年【後期・地域限定】の2回分で、どちらも筆記試験の問題(科目ごとのPDF)と正答、実技試験の概要が載っています。解説は載っていません。合格ナビのオリジナル問題は、協議会の過去問とは別に、登録なしで解ける自作の練習問題です。
公式の過去問は、協議会の「過去の試験問題」のページにあります
保育士試験を実施しているのは、指定試験機関の一般社団法人全国保育士養成協議会(以下、協議会)です。過去問の公式の入手先は、協議会のホームページの過去の試験問題のページです。
このページには、回ごとに「筆記試験問題・正答」と「実技試験概要」へのリンクが並んでいます。筆記試験の問題は、科目ごとのPDFで公開されています。ほかのサイトや書籍を使う前に、まず公式のページに何が載っているかを確認すると、探す範囲が決まります。
協議会のページで公表されている回
2026-10-12 時点で、協議会の「過去の試験問題」のページの一覧にある回は、次の表のとおりです。
協議会の過去の試験問題の一覧:一覧にあるのは、令和8年【前期・地域限定】と令和7年【後期・地域限定】の2回分。各回に「筆記試験問題・正答」と「実技試験概要」のページがある。最終確認日:2026-10-12。出典:全国保育士養成協議会 過去の試験問題。
| 年度・回 | 一覧の見出し | 筆記試験 | 実技試験 |
|---|---|---|---|
| 令和8年(2026年)前期 | 令和8年【前期・地域限定】 | 筆記試験問題・正答(9科目の問題PDFと正答表) | 実技試験概要 |
| 令和7年(2025年)後期 | 令和7年【後期・地域限定】 | 筆記試験問題・正答(9科目の問題PDFと正答表) | 実技試験概要 |
一覧の見出しには、どちらも「地域限定」と付いていますが、地域限定保育士試験だけの問題ではありません。問題用紙(PDF)の表紙には、通常の保育士試験と、地域限定の試験の両方の問題用紙であることが書かれています。
一覧にある回の問題用紙の表紙:令和8年前期は、保育士試験と地域限定保育士試験の問題用紙。令和7年後期は、保育士試験(後期)と国家戦略特別区域限定保育士試験の問題用紙。最終確認日:2026-10-12。出典:全国保育士養成協議会 令和8年筆記試験(前期・地域限定)問題・正答・令和7年筆記試験(後期・地域限定)問題・正答。
一覧にない回(令和7年前期など)は、このページには載っていません(2026-10-12 時点)。
何年分まで載るのか、載せた回がいつまで公開されるのかについて、「過去の試験問題」のページには記載がありません(2026-10-12 時点)。一覧は更新されることがあるので、必要な回は、使う前にページを開いて確認し、掲載がなくなる可能性も見込んでおきます。
協議会が公表しているもの・していないもの
「過去の試験問題」のページと、一覧にある2回分のページに載っているものは、次のとおりです(2026-10-12 時点)。
| 項目 | 公表の有無 |
|---|---|
| 筆記試験の問題 | あり(科目ごとのPDF) |
| 筆記試験の正答 | あり(科目別・問番号別の表) |
| 実技試験の概要 | あり(試験分野の案内のページ) |
| 解説 | 記載がありません |
協議会のこれらのページには、解説の記載がありません(2026-10-12 時点)。正答の番号は分かっても、なぜその番号になるのかは載っていません。「解説付き」の過去問を探している場合、公式のページだけでは足りないため、自分で根拠に戻って確かめる方法と、解説のある教材を使う方法があります。当サイトは特定の教材をすすめませんが、選ぶときは、出題範囲に対応しているか、最新の法令・指針に合わせて改訂されているかを確かめてください。
協議会の過去問の使い方:時間を測って、科目ごとに6割で自己採点する
協議会の令和8年後期の案内によると、筆記試験の試験時間と満点は、科目ごとに決まっています。
令和8年後期の筆記試験の満点と試験時間:保育の心理学・保育原理・子ども家庭福祉・社会福祉・子どもの保健・子どもの食と栄養・保育実習理論は満点100、試験時間は各60分。教育原理・社会的養護は満点50、試験時間は各30分。各科目で満点の6割以上が合格。教育原理と社会的養護は、両科目とも6割以上が必要。最終確認日:2026-10-12。出典:全国保育士養成協議会 筆記試験(後期)概要。
この形に合わせて、次の手順で使います。
- 科目を1つ選び、本番と同じ時間(60分または30分)を測って解く。途中で資料は見ない
- 協議会の正答の表と照らして、科目ごとに採点する。合格の目安は、科目ごとに満点の6割(100点の科目は60点、50点の科目は30点)
- 教育原理と社会的養護は、2科目とも6割以上でそろって合格になるため、2科目の結果を並べて見る
- 6割に届かなかった科目の間違いを、保育所保育指針、児童福祉法などの根拠に戻って確認する。解説がないので、ここが復習の中心になる
協議会の正答の表は、問ごとの正答の番号です。「1,3」のように、複数の番号が並ぶ問もあります。令和8年前期・地域限定の問題・正答のページには、問ごとの配点の記載がありません(2026-10-12 時点)。点数への換算は、すべての問が同じ配点だと仮定した概算になり、本番の採点とは一致しないことがあります。自己採点は、科目の得意・不得意を知る目安として使います。
自己採点の考え方は、試験後の自己採点の記事(保育士試験の解答速報はいつ出る?)にもまとめています。合格基準の読み方は保育士試験の合格率・合格基準で扱っています。
過去問を使うときの注意:法令・指針の基準日と著作権
過去の試験問題は、出題された回の法令・指針に基づいています。協議会は、筆記試験の法令・保育所保育指針等について、回ごとに基準日を示しています。
令和8年後期の筆記試験の法令・指針の基準日:法令・保育所保育指針等は、令和8年4月1日以前に施行されたものに基づいて出題。最終確認日:2026-10-12。出典:全国保育士養成協議会 筆記試験(後期)概要。
古い回の問題は、その後の改正で、現在の内容と食い違うことがあります。正答の番号だけを覚えるのではなく、根拠になる条文や指針を、現行のものでも確かめます。条文はe-Gov 法令検索で確認できます。
著作権については、協議会の「ご利用にあたって」のページに、次の記載があります。
協議会のホームページの著作権:掲載される情報の著作権は協議会が有するものとして保護されており、無断で使用すること又は転載することなどは固くお断りする、と記載。最終確認日:2026-10-12。出典:全国保育士養成協議会 ご利用にあたって。
当サイトは、協議会の問題の本文や正答を転載していません。協議会の過去問は、リンク先の協議会のページで直接ご覧ください。
合格ナビのオリジナル問題(自作)との違い
当サイトにある問題は、協議会の過去問ではありません。「合格ナビのオリジナル問題(自作)」です。保育所保育指針や児童福祉法などの関係法令と、試験の出題範囲に基づいて、合格ナビが作りました。協議会が作成した問題とは別のもので、協議会とは関係がありません。
| 協議会の過去の試験問題 | 合格ナビのオリジナル問題(自作) | |
|---|---|---|
| 作成者 | 全国保育士養成協議会 | 合格ナビ |
| 入手先 | 協議会のホームページ(PDFと正答表) | 当サイトの科目別の問題・演習・模擬試験 |
| 解説 | 記載がありません(2026-10-12 時点) | 各問に初級・標準・上級の3段階 |
| 登録 | 不要 | 不要 |
| 掲載される回 | 一覧にある回のみ | 筆記9科目 |
使い分けの例は、次のとおりです。
- 本番の形式と時間に慣れたい:協議会の過去問を、科目ごとに時間を測って解く
- 理由まで確認しながら、科目の基礎を固めたい:演習で科目を選び、その場の採点と解説で確認する
- 科目ごとの出題数・制限時間・6割の基準で解きたい:模擬試験を使う
どちらも1科目ずつ取り組めるので、まず協議会の過去問で自分の状態を測り、弱い科目をオリジナル問題で補う流れが考えられます。出題範囲と合格基準は出題内訳と合格基準にまとめています。勉強の進め方全体は、保育士試験の独学の勉強法を参照してください。
まとめ・次にやること
- 保育士試験の過去問の公式の入手先は、協議会の「過去の試験問題」のページ
- 2026-10-12 時点の一覧は、令和8年【前期・地域限定】と令和7年【後期・地域限定】の2回分。問題(科目ごとのPDF)と正答、実技の概要はあるが、解説の記載はない
- 使うときは、本番と同じ時間で解き、科目ごとに満点の6割で自己採点する。教育原理と社会的養護は2科目とも6割
- 古い問題は法令・指針の基準日が違うので、根拠は現行のものでも確認する
- 当サイトの問題は、協議会の過去問ではなく、合格ナビのオリジナル問題(自作)
次にやることは、①協議会のページを開いて、一覧にある回と最新の掲載を確認する、②科目を1つ選び、本番の時間で解いて自己採点する、③6割に届かなかった科目を、オリジナル問題の演習で補う、の3つです。ほかの疑問は保育士試験のよくある質問にもあります。
よくある質問
Q協議会の過去の試験問題には、解説はついていますか?
協議会の「過去の試験問題」のページと、一覧にある2回分のページには、解説の記載がありません(2026-10-12 時点)。公表されているのは、科目ごとの問題(PDF)と正答の表、実技試験の概要です。間違えた問題の理由は、保育所保育指針や児童福祉法などの根拠にあたって、自分で確かめる必要があります。
Q一覧にない年度や回の問題は、協議会のどこで見られますか?
協議会の「過去の試験問題」のページには、一覧にない回の入手先についての記載がありません(2026-10-12 時点)。2026-10-12 時点の一覧は、令和8年【前期・地域限定】と令和7年【後期・地域限定】の2回分です。一覧は更新されることがあるので、使う前に協議会のページで最新の掲載を確認してください。
Q協議会の過去問を、ほかのサイトや資料に転載してよいですか?
協議会の「ご利用にあたって」には、ホームページに掲載される情報の著作権は協議会が有するものとして保護されており、無断で使用することや転載することは固くお断りする、と書かれています(2026-10-12 時点)。当サイトは、協議会の問題や正答を転載せず、協議会のページへのリンクで案内しています。
Q過去の試験問題は、9科目をまとめて解く必要がありますか?
協議会の一覧にある回では、問題のPDFが科目ごとに分かれて公開されています(保育原理、教育原理、社会的養護、子ども家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論の9つ)。そのため、1科目ずつ選んで解くことができます。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月12日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

