ITパスポート試験前の直前1週間を7日間スケジュールで解説。7日前の現在地確認から前日の最終調整・当日の行動チェックリストまで、ラスト調整プランを具体的に紹介します。
目次
結論:直前1週間は、新しい知識を詰め込まず、学習済みの内容を繰り返し確認する期間です。7日前に模擬形式で現在地を確認し、最も苦手な分野に絞って復習し、前日は軽く流して早めに就寝します。当日は確認票と顔写真付き本人確認書類を忘れずに持参してください。
ITパスポート直前1週間の過ごし方【7日間ラスト調整プラン】
この記事でわかること(30秒サマリ)
- 直前1週間にやることの考え方
- 7日間の具体的な日次スケジュール
- 試験当日の行動チェックリスト
- 直前期に使えるツール
「直前1週間で何をすべきか」を日次レベルで具体的に示します。スケジュールは当サイトの一例なので、残り時間に合わせて調整してください。
直前1週間にやることの考え方
学習済み内容を繰り返し確認する
直前1週間は、これまで学習した内容を繰り返し確認する時期です。「学習したことをもう一度確認する」のが直前期の本質であり、「新しいことを詰め込む」フェーズではありません。
新しいことを詰め込まない理由
直前期に新しい参考書を開いたり、未学習の分野に手を出したりすることは、当サイトでは避けることをおすすめしています。
- 範囲が広く、短時間では身につきにくい
- 「知らない用語がまだある」という不安のもとになる
直前期は「知っていることを正確に出力する練習」に集中しましょう。
7日間の具体的スケジュール
7日前:模擬試験1回で現在地を確認
最初の日は現在の実力を把握するために、100問を解く模擬形式の演習を1回行います。
目的は「点数を上げること」ではなく「残り7日間の優先順位を決めること」です。
確認する指標:
- 3分野それぞれの正答率の偏り
- 時間内に解き切れたか
- 間違えた問題のカテゴリ(どの分野が弱いか)
模擬の正答数は本番の評価点に換算できません(採点はIRT方式で、配点割合はありません。試験要綱。2026-10-02 時点)。合格基準は総合評価点600点以上かつ分野別評価点が各300点以上(各1,000点満点)です。
合格基準:総合評価点600点以上(1,000点満点)、かつ分野別評価点がストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系それぞれ300点以上(各1,000点満点)。最終確認日:2026-10-02。出典:IPA 情報処理技術者試験等 試験要綱 Ver.5.6。
結果を見て、残り6日間でどの分野に何時間を投じるかを決めます。
6日前:最も苦手な分野を集中復習
7日前の模擬試験で最も低かった分野に絞って集中学習します。
取り組み方:
- その分野の基本用語を頭から見直す(テキストまたは解説サイト)
- 苦手分野に絞った過去問を20問解く
- 間違えた問題を解説を読んで理解する(答えを暗記しない)
1日で全てを解決しようとせず、「今日は○○分野の用語を20語確認する」という小さな目標を設定することが重要です。
5日前:計算問題公式を全て確認・手計算で練習
計算問題の公式(損益分岐点・投資利益率・稼働率・データ転送時間等)を頭から見直します。
この日のゴールは「公式を見ずに書けるかどうか」を確認することです。紙に公式を書いて、過去問の計算問題を3〜5問手計算で解く練習を行います。
計算問題の公式一覧は計算問題の解き方にまとめています。手計算の練習には、システム再構築の投資効果を計算する問題や稼働率0.9の装置で並列システムを構成する問題が使えます。
4日前:セキュリティ・AI用語を一気に流し読み
セキュリティ分野の用語と、シラバスに載っている生成AI関連の用語(Ver.6.2で項目・用語例を追加、現行Ver.6.5)を流し読みします(シラバス Ver.6.5。2026-10-02 時点)。
「流し読み」とは「定義を全て精読する」のではなく「キーワードを見て意味がパッと浮かぶか確認する」作業です。
- 浮かぶ→次へ進む
- 浮かばない→メモして後で見直す
この日に新しいことを詰め込もうとしないことが鉄則です。
3日前:過去問2年分を高速で解く
過去2年分の過去問を高速で解きます(1問あたり40〜50秒を目標)。
この段階での目的は「本番に向けて反応速度を上げること」です。じっくり考えるより、即断即答できる問題を増やすことが目標です。
わからない問題は印を付けて飛ばし、後で解説を確認します。
2日前(前々日):間違えた問題のみ復習
3日前の過去問演習で間違えた問題だけを見直します。
「また間違えた問題」は優先度最高の学習素材です。解説を読んで、翌日に再度解いて正解できるかどうかを確認します。
この日に新しい問題を大量に解く必要はありません。質を重視した最終確認の日です。
1日前(前日):軽く流して早めに就寝
前日は学習量を最小限にとどめます。
取り組むこと:
- 基本用語リストを10〜15分流し読み
- 試験会場のアクセスを確認
- 持ち物(確認票・顔写真付き本人確認書類)の準備
取り組まないこと:
- 模擬試験(点数が悪いと精神的に悪影響)
- 未学習の新しい分野
- 夜遅くまでの勉強(睡眠が最優先)
夜は早めに学習を切り上げ、睡眠時間を確保しましょう。
試験当日の行動チェックリスト
持ち物・受付・開始前の確認事項
試験当日の持ち物:
- 確認票(印刷できない場合は、受験番号・利用者ID・確認コードの控え)
- 有効期限内の顔写真付き本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポート等)
試験室の机上に置けるもの以外は、カバン(ロッカーのある会場ではロッカー)にしまいます。時計(腕時計を含む)・携帯電話などの電子機器・電卓は試験室に持ち込めません。メモは会場で用意されたメモ用紙とシャープペンシルを使います(IPA 受験要領。2026-10-02 時点)。
試験開始前に確認すること:
- 試験時間(120分)と問題数(100問)の再確認
- 「後で見直すためにチェックする」機能の操作確認(試験前の操作説明、またはCBT操作説明で確認できます)
試験中の時間配分(悩んだらチェックして次へ)
推奨する時間配分:
| フェーズ | 目標時間 |
|---|---|
| 全100問の初回解答 | 80〜90分 |
| チェックした問題の見直し | 20〜30分 |
| 計算問題の確認 | チェックした問題に含む |
即答できない問題にこだわって時間を使いすぎないよう、「チェックして次へ」の判断を素早くすることが、時間配分のコツです。
見直し時間の使い方
最後の10〜20分で行う見直しの優先順位:
1. チェックを付けた問題(未回答または自信がない問題)を確認
2. 直感で選んだが迷いがある問題を確認
3. 時間があれば全体を流し読み
見直しで答えを変えるときは、変える理由を言葉にできるかを基準にしてください。
直前期に使えるツール
IPA公式のCBT疑似体験ソフトウェア
IPAの公式サイトで、CBTの試験会場で使う受験画面を体験できるCBT疑似体験ソフトウェアが公開されています(平成24年度春期分以降の公開問題を体験でき、動作環境はWindows 11と案内されています。2026-10-02 時点)。
直前1週間でまだ一度も試したことがなければ、7日前の現在地確認として使う方法もあります。
3段階の解説つき過去問の活用
合格ナビの過去問は、登録なしで令和3〜8年度の600問を解けます。間違えた問題は、初級・標準・上級の3段階の解説で確認できます。「解説を読んでもよくわからない」用語が出てきたときは、初級の解説に戻ると確認しやすくなります(AIチャットで質問できる機能は準備中です)。
模擬試験の使い方は模擬試験・予想問題の使い方も参照してください。
まとめ:直前期は量より質。弱点を絞り込んで確実に得点を積む
直前1週間でやるべきことは「全範囲を一周する」ことではなく「弱点分野に集中して得点を積み上げること」です。
7日前に模擬試験で現在地を確認し、残り6日間は弱点分野への集中投資と計算問題の確認、前日は軽く流して早めに就寝、当日は時間配分を守って解く。このシンプルなプランを守ることが合格への近道です。
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よくある質問
Q試験1週間前の時点で合格ラインに届いていない場合はどうすればよいですか?
過去問の分野別正答率で、3分野のうちどこが最も低いかを確認してください。合格には総合評価点600点以上に加えて、分野別評価点がどれも300点以上必要です。残り1週間は最も低い分野に絞って復習する方法があります。全分野を均等に復習しようとすると時間が足りなくなります。
Q直前1週間で新しい参考書を買って学習すべきですか?
おすすめしません。直前期は「新しい知識を増やす」より「学習済みの内容を確かめる」ことが優先です。新しい参考書を開いて知らない用語を見てしまうと、余計な不安のもとになることがあります。
Q試験前日は何時間学習すればよいですか?
前日は1〜2時間程度にとどめるのがおすすめです(当サイトの目安)。間違えた問題だけ確認し、早めに就寝して体調を整えましょう。
QCBT試験当日に持参するものは何ですか?
確認票(印刷できない場合は受験番号・利用者ID・確認コードの控え)と、有効期限内の顔写真付き本人確認書類が必須です。時計(腕時計を含む)・携帯電話などの電子機器・電卓は試験室に持ち込めません。詳しくはIPAの受験要領で確認してください。
Q試験中に見直す時間は確保できますか?
100問を72秒/問のペースで解くと120分でちょうど終わります。迷った問題に「後で見直すためにチェックする」を付けて先へ進めば、最後に見直しの時間を残せます。チェックを付けた問題と、自信がない問題の再確認に使ってください。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月2日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。


