ITパスポートの模擬試験(100問120分)の受け方・時間配分・採点後の活用法を解説。模擬の得点を本番の評価点に換算できない理由と、合格ナビで準備中の模擬試験機能についても紹介します。
目次
結論:ITパスポートの模擬試験は100問を120分(1問平均72秒)で解きますが、本番の評価点はIRTで算出され配点割合がないため、模擬の正答数から本番の点数は換算できません。3分野の正答率に大きな偏りがないかを確認し、迷う問題には「後で見直すためにチェックする」を付けて後回しにします。
この記事でわかること(30秒サマリ)
- 模擬試験を解くベストなタイミングと目的
- 100問×120分の時間配分の具体的な方法
- 模擬試験の結果を復習に変える方法(得点は本番の評価点に換算できません)
- 合格ナビで準備中の模擬試験機能
「模擬試験を解いたがどう活かせばいいかわからない」「本番で時間が足りなかった」という方に向けて、模擬試験を最大限に活かす方法を解説します。
模擬試験を解くべきタイミング
模擬試験は「仕上げのためだけのもの」ではありません。学習の各段階で目的を変えて使うことで、最大の効果が得られます。
タイミング1:学習開始直後(現在地確認)
学習を始める前か、1〜2日目に1回解きます。目的は現在地の把握です。点数を気にせず「どの分野が得意で、どこが苦手か」を客観的に確認することが目標です。
この段階で低スコアが出ることは想定内です。現在地を把握することで、残りの学習期間をどこに配分すべきかが明確になります。
タイミング2:中間確認(試験3〜4週前)
基礎学習を終えた段階で2回目を解きます。1回目から正答率が上がっていれば学習が機能している目安。まだ正答率が低い分野があれば、そこに残りの時間を集中します。
タイミング3:仕上げ確認(試験1〜2週前)
最終確認のための3回目。本番と同じ環境(タイマー120分・一気通貫)で解きます。3分野とも正答率に大きな偏りがないかを見ます(模擬の正答数から本番の評価点は換算できません)。
100問×120分の時間配分
基本ルール:1問72秒
100問を120分で解くと、1問あたりの平均時間は72秒です。ただし均等に72秒ずつ使うのではなく、問題の種類によって柔軟に配分します。
| 問題の種類 | 目安の時間 | 対処法 |
|---|---|---|
| 即答できる問題 | 20〜40秒 | さっと解いて次へ |
| 考えれば解ける問題 | 60〜90秒 | 落ち着いて解く |
| 計算問題 | 90〜120秒 | 公式を確認してから解く |
| 迷う問題 | 30秒判断 | フラグを立てて後回し |
チェック機能の使い方
CBT形式の試験には、問題に「後で見直すためにチェックする」機能があります。この機能を使うと時間配分を調整しやすくなります。
一例(当サイトの例・時間はあくまで目安):
1. 1周目(60〜70分):即答できる問題を解く。迷う問題にはチェックを付けて次に進む
2. 2周目(残り50〜60分):チェックを付けた問題を解いていく。考えれば解けそうな問題から優先する
3. 最終見直し(残り10〜15分):未回答がないか確認する
1周目で解ける問題を確実に取っておくと、チェックを付けた問題に時間を回せます。
計算問題の処理法
ITパスポートには、基数変換・確率・損益分岐点・プロジェクト管理などの計算問題が出ます。出題数は回によって異なります。練習には、二つの2進数の和を表計算ソフトで求める問題やサイコロを3回投げたときの確率を求める問題が使えます。
計算問題は、見た瞬間に解き方が浮かばない場合はチェックを付けて後回しにし、2周目で落ち着いて取り組むと時間を節約できます。
合格基準と模擬試験の見方
合格基準・出題数:総合評価点600点以上(1,000点満点)かつ各分野別評価点300点以上。総合評価の対象は92問(ストラテジ32問・マネジメント18問・テクノロジ42問)。評価点はIRTで算出し、配点割合はない。最終確認日:2026-10-02。出典:IPA 試験要綱。
IRT(項目応答理論)による採点のため、「何問正解なら何点」という換算表はありません。模擬試験の正答数や点数は、本番の合否を保証する数字ではなく、次の目安として使います。
- 3分野(ストラテジ・マネジメント・テクノロジ)の正答率に大きな偏りがないか
- 前回より正答率が上がっているか
- 時間内に最後まで解き切れたか
1分野でも分野別評価点が300点を下回ると、総合評価点が600点以上でも不合格になります。苦手分野を早期に特定して対策しましょう。
模擬試験の結果を復習に変換する方法
間違えた問題を分野別に集計する
模擬試験後、間違えた問題を次の分類で記録します。
- どの分野(ストラテジ/マネジメント/テクノロジ)で何問間違えたか
- 計算問題か用語問題か
- 完全に知らなかった問題か、わかっていたが選び間違えた問題か
この集計によって「どこに残りの学習時間を投入すべきか」が数値で明確になります。
3段階の解説で「なぜ間違えたか」を理解する
間違えた問題を単に「正解を覚える」だけでは、問われ方が変わると再び間違えます。合格ナビの3段階の解説(初級・標準・上級)で「なぜこの選択肢が正解で、他の選択肢はなぜ違うのか」を確認することが定着への近道です。
合格ナビの模擬試験機能(現在準備中)
合格ナビでは、100問×120分の本番想定の模擬試験を準備中です(機能一覧。2026-10-02 時点)。公開までしばらくお待ちください。
模擬試験の公開を待つ間も、過去問ページでは令和3〜8年度のIPA公開問題600問を3段階の解説(初級・標準・上級)つきで、登録不要・無料で解けます。
まとめ:模擬試験は「解いた後」が勝負
模擬試験は「解くこと」より「解いた後の復習」に価値があります。スコアが高くても低くても、間違えた問題の原因を分析して次の学習に繋げることが合格への最短ルートです。
試験直前に1回だけ解くより、段階(現在地確認・中間確認・仕上げ確認)ごとに使うほうが、弱点の変化を追いやすくなります。
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よくある質問
QITパスポートの模擬試験で何点取れれば合格できますか?
本番の合格基準は「総合評価点600点以上かつ3分野の分野別評価点がそれぞれ300点以上」です。ただし、本番の評価点はIRTで算出され、問題ごとの配点割合はないため、模擬試験の正答数から本番の点数は換算できません(IPA試験要綱)。模擬試験では、3分野の正答率に大きな偏りがないかを確認するのがおすすめです。
QITパスポートの試験時間は120分ですか?
はい。ITパスポートの試験時間は120分・問題数100問です。1問あたりの平均時間は72秒になります。模擬試験を解く際も同じ120分に設定して時間配分の感覚を養うことが重要です。
Q模擬試験は何回解けばよいですか?
IPAは回数の目安を示していません。当サイトの例として、1回目は現在地確認・2回目は弱点確認・3回目は仕上げ確認、という3段階の目的で使う方法があります。同じ問題セットを繰り返すより、異なる問題の組み合わせで解くほうが実力の確認になります。
Q模擬試験でチェック機能を使うべきですか?
使う方法があります。CBTには「後で見直すためにチェックする」機能があり、即答できない問題にチェックを付けて後回しにすれば、解ける問題を先に回答できます。チェックを使わず難問に時間を使いすぎると、解ける問題まで時間切れになるおそれがあります。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月2日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。


