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ITパスポートの勉強法【社会人・初心者向け・4ステップの順番】

更新 ・書いた人 合格ナビ 編集長(運営者)

この記事でわかること

ITパスポートの勉強法を、現在地の確認・全体像・分野別の過去問演習・本番形式の4ステップで解説。IPAが公表した合格者アンケート(3,297件)の教材の使われ方と、分野別の出題数の年度推移も掲載します。

目次
  1. 勉強の順番は「現在地・全体像・過去問・本番形式」の4つ
  2. 手順①:分野別に過去問を解いて、現在地を測る
  3. 手順②:教材で全体像をつかむ(合格者が使った教材)
  4. 手順③:過去問は「解く・理由を読む・間違いを記録する」で回す
  5. 手順④:本番形式で100問を通して解く
  6. 時間・教材選びで迷ったら、現在地を測る1手から始める
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ITパスポートの勉強法【社会人・初心者向け・4ステップの順番】
結論:ITパスポートの勉強は、分野別の過去問で現在地を測り、教材で全体像をつかみ、過去問を回し、最後に100問を通して解く順に進めます。IPAの合格者アンケートでは、回答の81.0%が市販の参考書や問題集を主に使っています。必要な時間と期間は、別の記事で扱います。

この記事は、勉強の順番と教材の使い方を扱います。

勉強の順番は「現在地・全体像・過去問・本番形式」の4つ

登山にたとえると、最初に現在地を地図で確かめ、次に全体の道筋を眺め、区間ごとに歩き、最後に通しで歩く順です。ITパスポートの勉強も、同じ4つの手順に分けられます。

手順やること使うもの次へ進む目安
① 現在地を測る分野別に問題を解き、正答の割合を見比べる分野別の過去問3分野のうち、弱い分野が分かった
② 全体像をつかむ分野ごとの用語の地図を作る参考書・解説サイト・動画用語を見て、どの分野の話か言える
③ 過去問を回す解く、解説で理由を確かめる、間違いを記録する過去問・3段階の解説3分野とも正答の割合が安定してきた
④ 本番形式で通す100問を120分で通して解く疑似体験ソフトウェア・模擬試験時間内に最後まで解き切れる

IT業務の経験がある人は、②を短くするか飛ばして構いません。順番の目安は、この記事の考え方です。かかる時間や期間は、人によって大きく違います。

手順①:分野別に過去問を解いて、現在地を測る

最初にやるのは、勉強ではなく測定です。IPAの試験要綱では、合格は「総合評価点及び各分野別評価点(ストラテジ系,マネジメント系,テクノロジ系の三つの分野別評価点)がそれぞれ基準点以上の場合」と定められています。

評価基準点(1,000点満点)
総合評価点600点
分野別評価点(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)それぞれ300点
ITパスポート試験の合格基準と出題数:総合評価点600点以上かつ各分野別評価点300点以上(1,000点満点)。出題100問のうち評価は92問で、内訳はストラテジ系32問・マネジメント系18問・テクノロジ系42問。最終確認日:2026-10-30。出典:IPA 試験要綱 Ver.5.6(PDF)。

3分野のどれかが300点未満だと、総合評価点が600点以上でも不合格になります(600点以上でも不合格になる理由)。得意な分野だけを伸ばしても、合格基準は満たせません。

IPAの公開問題(令和3〜8年度の6回分・各100問)は、問題冊子の中で分野ごとに区切られています。その区切りで数えると、次のとおりです。

年度ストラテジ系マネジメント系テクノロジ系
令和3年度35問(問1〜35)20問(問36〜55)45問(問56〜100)
令和4年度35問(問1〜35)19問(問36〜54)46問(問55〜100)
令和5年度35問(問1〜35)20問(問36〜55)45問(問56〜100)
令和6年度35問(問1〜35)20問(問36〜55)45問(問56〜100)
令和7年度35問(問1〜35)20問(問36〜55)45問(問56〜100)
令和8年度34問(問1〜34)20問(問35〜54)46問(問55〜100)
6回の合計209問119問272問

出典:IPA ITパスポート試験 公開問題(令和3〜8年度)の問題冊子にある分野の区切り(例:令和8年度「問1から問34までは,ストラテジ系の問題です。」)を、この記事で集計(2026-10-30)。評価の対象外の8問を含む100問の内訳なので、試験要綱の32問・18問・42問とは別の数え方です。

6回とも、テクノロジ系が45〜46問で最多、マネジメント系が19〜20問で最少です。ただし合格基準の300点は、3分野で同じです。問題数の少ないマネジメント系を後回しにすると、そこで基準点を割るおそれがあります。

分野別の問題は、次のページで解けます。正答の割合を見比べて、弱い分野から手をつけます。

評価点はIRTで算出されるため、正答の割合をそのまま本番の点数に換算することはできません。分野別の正答の割合は、手をつける順番を決める目安として使います。分野ごとの学び方はストラテジ・マネジメント・テクノロジ系の違いと対策法にあります。

手順②:教材で全体像をつかむ(合格者が使った教材)

全体像づくりには、分野ごとに通して読める教材が向きます。IPAは2026年10月26日に、ITパスポート合格者を対象にしたアンケートの結果(回答3,297件)を公表しました。使った教材の結果は、次のとおりです。

合格者が最も使った教材(単一回答)
合格者が最も使った教材は市販の参考書や問題集が48.6%で、次いでスマートフォンアプリ16.5%、ネット上の無料コンテンツ16.3%

IPA ITパスポート合格者の学習実態等に関するアンケート

教材・学習コンテンツ主に使った(複数回答)最も使った(単一回答)
市販の参考書や問題集2,671件(81.0%)1,601件(48.6%)
スマートフォンアプリ1,291件(39.2%)543件(16.5%)
インターネット上の無料コンテンツ1,127件(34.2%)537件(16.3%)
YouTubeなどの動画サイト790件(24.0%)164件(5.0%)
IPAウェブサイトの公開問題やシラバス643件(19.5%)154件(4.7%)
通信講座やオンライン講座326件(9.9%)176件(5.3%)

割合は、回答件数3,297件に対する、この記事の計算です。図の「その他」は、企業内研修・資格スクール・専門学校の講義・上記以外の4つの合計です。

合格者の学習実態アンケート:対象はITパスポート試験を2025年10月から2026年7月に受験して合格した方で、回答は3,297件。実施期間は2026年9月4日〜9月11日。最終確認日:2026-10-30。出典:IPA ITパスポート試験合格者の学習実態等に関するアンケート結果。

読むときの注意があります。IPAは、このアンケートが合格者全体の状況を示すものではないことと、結果が合格に必要な学習量や学習方法等を保証するものではないことを明記しています。

同じ人が複数回答えた可能性もあり、件数は回答者の実人数ではないとも書かれています。合格者が多く使った教材は、その教材で合格しやすくなることを意味しません。

知識の量に応じた全体像のつかみ方は、次のとおりです。

  • ITの知識がほとんどない:参考書か解説サイトで、3分野を通して読みます。用語の暗記は後回しです
  • 経営・会計・法律の基礎がある:ストラテジ系は既知の内容が多いので、全体像は解説サイトや動画で短くつかみ、テクノロジ系に回します
  • IT業務の経験がある:①の結果でストラテジ系やマネジメント系が弱いときだけ、その分野を読みます

教材の種類ごとの違いはITパスポートの参考書おすすめの選び方、テキストを使わない進め方はテキスト・参考書は不要?で扱っています。

手順③:過去問は「解く・理由を読む・間違いを記録する」で回す

全体像がついたら、過去問を分野別に回します。1問ごとの流れは、次の3つです。

  • 解く:選択肢を消去法で絞り、答えを選びます
  • 理由を読む:正解した問題も、解説で「なぜその答えか」と、誤りの選択肢の理由を確かめます
  • 間違いを記録する:間違えた用語を分野ごとにまとめ、次の周で先に見直します

解説は、初級・標準・上級の3段階です。最初は初級で概念をつかみ、2周目は標準で正確な定義を確認する、という使い分けができます。

最初の1問には、新しめのテーマの問題も使えます。選択肢ごとの誤りの理由を確かめる練習に向いた問題は、次のとおりです(いずれもIPAが公開した問題です)。

計算問題は、解き方に型があります。計算問題の解き方で、パターンごとに整理しています。

手順④:本番形式で100問を通して解く

最後の手順は、100問を120分で通して解く練習です。IPAは、CBTの受験画面を体験できる疑似体験ソフトウェアを公開しています。合格ナビでも、年度ごとの100問を通して解けます。

模擬の正答数は、本番の評価点に換算できません。使い方は、時間内に最後まで解き切れるかと、分野別の弱点の確認です。評価点の仕組みと600点の考え方は、IRTの仕組みと600点を超える3つの戦略にあります。

時間・教材選びで迷ったら、現在地を測る1手から始める

この記事は順番を決める記事です。ほかの問いは、次の記事に分けています。

どれを読むか決められないときは、手順①の分野別の問題を、1分野10問だけ解いてください。どの分野から手をつけるかが、その結果で決まります。


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最終確認 2026-10-30出典: IPA 情報処理推進機構 — iパス試験情報。受験料・合格率・試験日程・申込締切などの変動する値は、IPAの公式発表で最新情報を必ずご確認ください。

よくある質問

QITパスポートの勉強にテキストは必要ですか?

必要かどうかは、現在の知識によって異なります。IPAの合格者アンケートでは、回答の81.0%が市販の参考書や問題集を主に使った教材に挙げています。使わずに進める方法もあります。まず過去問を分野別に解いて、現在地を確認してから判断してください。

Q過去問だけで合格できますか?

過去問は学習の中心になる教材ですが、答えを覚えるだけでは、問われ方が変わると対応しにくくなります。解いたあとに解説を読んで「なぜその答えになるか」を確かめる使い方が前提です。

QスマホだけでITパスポートの勉強はできますか?

合格ナビの過去問と3段階の解説は、スマホでも使えます。IPAの合格者アンケートでも、スマートフォンアプリを主に使った教材に挙げた回答は39.2%(複数回答)でした。通勤・移動中の隙間時間に問題を解く使い方ができます。

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法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月30日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

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