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ITパスポート 令和8年度 問42|サービスデスクに関する問題

問題

ITパスポート | 令和8年度 | 分野:マネジメント系

サービスデスクに関する記述として、最も適切なものはどれか。

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答え合わせ

正解は B
  • A
  • B
  • C
  • D

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

答えは b です。

サービスデスクは、システムが完成して使い始めた後に「使い方が分からない」「動かない」といった利用者の問い合わせを受け付ける窓口です。

たとえば、スマホを買ったあとに困ったら電話する「お客様サポートセンター」をイメージするとぴったり。商品ができてから助ける係ですね。

👉 覚え方:「サービスデスク=使い始めてからの困りごと相談窓口」。

ほかの選択肢:a 受入テストの窓口は完成前のチェック段階/c プログラム開発中は作っている最中/d 要件定義は「何を作るか決める」一番最初の段階。どれも稼働前なので×です。

なぜこれが正解か

正解は b。サービスデスクはITサービスマネジメント(ITIL)における利用者との単一窓口(SPOC:Single Point Of Contact)で、システム稼働後に利用者からの問合せ・障害連絡・要望を一元的に受け付け、対応・記録・エスカレーションを行う機能である。

各選択肢の解説

  • a:受入テスト段階の不具合報告窓口は開発・テストフェーズの活動で、運用フェーズのサービスデスクとは異なる。
  • c:プログラム開発段階の質問対応は開発工程の話で別物。
  • d:要件定義段階の要求受付は上流の開発工程であり、サービスデスクではない。

覚え方・ひっかけ注意

a・c・dは全て「開発の途中」の窓口。サービスデスクは稼働後(運用フェーズ)専門と覚えれば一発。「単一窓口(SPOC)」「インシデント管理の入口」というキーワードもセットで押さえる。

理論的背景

サービスデスクはITIL(IT Infrastructure Library)のサービスオペレーション領域で定義される「単一窓口(SPOC:Single Point of Contact)」機能であり、エンドユーザーとITサービス提供組織の間の主要な接点として機能する。ITILv4ではサービスデスクをサービス管理プラクティスとして位置づけ、インシデント管理・サービス要求管理・問題管理の入口となる役割を担う。本問正解bの「システム稼働後の段階で利用者からの問合せを受け付ける窓口」は、ITILにおけるサービスデスクの本質的定義を正確に表している。

サービスデスクの種類としてはローカルサービスデスク(現場配置)、中央集中型サービスデスク、バーチャルサービスデスク(分散拠点の統合)、フォロー・ザ・サンサービスデスク(時差を活用した24時間対応)の4形態が存在する。近年はAIチャットボットやナレッジベース自動検索を活用したセルフサービスポータルとの組み合わせが主流となっている。

実務での使われ方

企業のIT部門では「ITヘルプデスク」として具体化されており、問い合わせ管理ツール(ServiceNow・Jira Service Management・Freshservice等)を使ってチケット管理・エスカレーション・SLA(サービスレベル合意)遵守状況の可視化を行う。KPIとして一次解決率(FCR:First Call Resolution)・平均対応時間(MTTR)・顧客満足度(CSAT)が管理される。

誤り選択肢aの「受入テスト段階での不具合報告窓口」はユーザー受入テスト(UAT)の管理に近い役割であり、開発プロジェクト管理の範疇。cの「プログラム開発段階での質問窓口」はシステム要件定義・設計フェーズのステークホルダー調整、dの「要件定義段階での要求受付窓口」は要件管理プロセスに対応し、いずれもシステム開発ライフサイクル(SDLC)の上流工程であるため、運用フェーズを担うサービスデスクとは明確に区別される。

試験での位置づけ

ITパスポートのマネジメント系「サービスマネジメント」分野での出題頻度が高く、ITIL関連の概念(インシデント管理・問題管理・変更管理・構成管理・サービスレベル管理)と組み合わせた問題も頻出する。近年はDX推進に伴うIT部門とビジネス部門の連携強化を背景に、サービスデスクのデジタル化・AI活用事例を絡めた問題が増加傾向にある。基本情報技術者試験ではITILのサービスライフサイクル(サービス戦略・設計・移行・運用・継続的改善)全体の中でサービスデスクを位置づける問題が出題される。応用情報技術者試験以上ではITILv4のバリューチェーンやDevOpsとの統合まで踏み込んだ出題がある。

選択肢の発展補足

選択肢aが指す「受入テスト」はV字モデルの最終段階であり、システムテスト完了後にユーザーが実業務環境に近い条件で実施する検証フェーズ。このフェーズで発見された不具合はバグトラッキングシステム(JIRA・Redmine等)に登録され、開発チームへフィードバックされるが、これはサービスデスクではなくQA管理プロセスの範疇である。選択肢dの「要件定義段階での要求受付」は、UML・BPMN等を使ってビジネス要件を整理するビジネスアナリスト(BA)や要件定義エンジニアの役割に相当する。システム開発フェーズとサービス運用フェーズの時系列的な区別を理解することがITパスポート合格の要点であり、各フェーズで機能する組織・役割・ツールを紐づけて覚えると応用が利く。

この問題の根拠出典:IPA(情報処理推進機構)公式 ITパスポート試験 令和8年度 問42
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 ITパスポート試験 令和8年度 問42/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビ独自の3段階の解説(初級・標準・上級)です。