危険物乙四
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

危険物乙四 危険物に関する法令 問31貯蔵・取扱の基準

問題

危険物乙四 | 危険物に関する法令

タンクの通気管・安全装置・液面表示等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正しいのはエです。タンクは中の圧力が変わるので、それを逃がす仕組みが必要です。

  • 圧力タンク: 安全装置(圧力が上がりすぎたら逃がす)。
  • 圧力タンク以外: 通気管(内外の空気を出入りさせて圧力差をなくす)。

これが正しいエの内容です。

  • ア(誤): 通気管は密閉ではなく、空気を通して圧力差を逃がすもの。
  • イ(誤): 圧力タンク以外には通気管が必要。「不要」は誤り。
  • ウ(誤): 先端は水平より下に45度以上曲げる。上向きでは雨水が入る。
  • エ(正): 圧力タンク=安全装置、それ以外=通気管。
  • オ(誤): 危険物の量を自動的に表示する装置であり、あふれる前から量を示すもの。

通気管・安全装置・表示装置(危政令第11条第1項・危規則第19条・第20条):

タンクは、危険物の出し入れや温度変化で内部の圧力が変動します。圧力差でタンクが膨らんだり潰れたりするのを防ぐため、タンクの種類に応じて装置を設けます。

  • 圧力タンク以外のタンク: 通気管を設ける(危政令第11条第1項第8号)。第4類の屋外貯蔵タンクでは無弁通気管または大気弁付通気管(危規則第20条第1項)(エ=正、イ=誤)。
  • 圧力タンク: 安全装置を設ける(エ=正)。種類は、自動的に圧力の上昇を停止させる装置、減圧弁+安全弁、警報装置+安全弁、破壊板(危規則第19条第1項)。
  • 無弁通気管の構造: 直径30mm以上、先端は水平より下に45度以上曲げて雨水の浸入を防ぐ、細目の銅網等による引火防止装置を設ける(危規則第20条第1項第1号)。「水平より上に向けて開口」は誤り(ウ=誤)。
  • 自動表示装置: 液体の危険物の屋外貯蔵タンクには、危険物の量を自動的に表示する装置を設ける(危政令第11条第1項第9号)(オ=誤)。

引っかけパターン:

  • 通気管を「密閉のため」とする逆転(ア)
  • 圧力タンク以外で通気管不要とする誤り(イ)
  • 通気管先端の向きの逆転(ウ)
  • 表示装置を「あふれてから作動」とする誤り(オ)

「圧力タンク=安全装置/それ以外=通気管」が核心です。

【理論的背景】

密閉容器に液体を貯蔵すると、(1)危険物を払い出すと内部が負圧になりタンクが潰れる、(2)注入すると正圧になりタンクが膨らむ、(3)気温上昇で液・蒸気が膨張して内圧が上がる、という圧力変動が生じます。これを放置するとタンクが変形・破損し、引火性液体・蒸気が漏れ出します。そこで、内外の圧力差を逃がす仕組みが必要になります。常圧で使うタンクは通気管で常に外気と通じさせ、加圧して使う圧力タンクは安全装置で異常圧を逃がす、という役割分担になっています。

【実務・条文構造】

危政令第11条第1項(屋外タンク貯蔵所)が設置義務を、危規則第19条・第20条が装置の中身を定めます。

  • 通気管(圧力タンク以外・危政令第11条第1項第8号): 第4類の屋外貯蔵タンクでは無弁通気管または大気弁付通気管(危規則第20条第1項)。
    • 無弁通気管: 直径30mm以上、先端は水平より下に45度以上曲げて雨水の浸入を防ぐ構造、細目の銅網等による引火防止装置(高引火点危険物のみを100℃未満で扱うタンクは引火防止装置の例外あり)。
    • 大気弁付通気管: 5kPa以下の圧力差で作動でき、引火防止装置を設ける。
    • 屋内貯蔵タンクの通気管は、先端を屋外で地上4m以上の高さとし、建築物の窓・出入口等の開口部から1m以上離す等(危規則第20条第2項第1号)。
  • 安全装置(圧力タンク): 自動的に圧力の上昇を停止させる装置/減圧弁で減圧側に安全弁を取り付けたもの/警報装置で安全弁を併用したもの/破壊板(危規則第19条第1項)。
  • 自動表示装置(危政令第11条第1項第9号): 液体の危険物の屋外貯蔵タンクには、危険物の量を自動的に表示する装置を設ける。
  • タンクの容量は内容積から空間容積を差し引いた容積で、満杯まで入れない設計とあわせて「破損させない・あふれさせない」構造になっている。

【試験での位置づけ】

(1)圧力タンク以外=通気管、(2)圧力タンク=安全装置、(3)無弁通気管の先端は水平より下に45度以上・引火防止装置、(4)液体の危険物の屋外貯蔵タンクには量の自動表示装置、の4点が問われます。最頻出は「圧力タンクか否かで通気管/安全装置を使い分ける」点で、これを逆にした選択肢や、通気管を「密閉のため」と取り違えた選択肢が誤りとして出ます。通気管先端の向き(下向き45度以上)や、屋内貯蔵タンクの通気管先端の高さ(地上4m以上)など、数値・向きの入れ替えにも注意します。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(誤): 通気管は密閉のためではなく、外気と通じさせて内外の圧力差をなくすため。
  • イ(誤): 圧力タンク以外のタンクには通気管を設ける(危政令第11条第1項第8号)。安全装置で代替できる規定はない。
  • ウ(誤): 無弁通気管の先端は水平より下に45度以上曲げ、雨水の浸入を防ぐ(危規則第20条第1項第1号ロ)。上向きは誤り。
  • エ(正): 圧力タンク=安全装置、圧力タンク以外=通気管。
  • オ(誤): 危険物の量を自動的に表示する装置(危政令第11条第1項第9号)。「あふれてから作動すればよい」は誤り。

【根拠法令】危険物の規制に関する政令第11条第1項第8号・第9号、危険物の規制に関する規則第19条・第20条。

【補足】圧力タンク=安全装置/圧力タンク以外=通気管(無弁通気管は直径30mm以上・先端は水平より下に45度以上・引火防止装置)/液体の屋外貯蔵タンクは量の自動表示装置。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する政令第11条第1項第8号・第9号(屋外タンク貯蔵所)、危険物の規制に関する規則第19条(安全装置)・第20条(通気管)。屋外貯蔵タンクのうち圧力タンク以外のタンクには**通気管**を、圧力タンクには**安全装置**を設ける。第4類の屋外貯蔵タンクの無弁通気管は、直径30mm以上、先端を**水平より下に45度以上曲げ**て雨水の浸入を防ぎ、細目の銅網等による引火防止装置を設ける。液体の危険物の屋外貯蔵タンクには、危険物の量を自動的に表示する装置を設ける。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

この問題の関連トピック

  • 通気管・安全装置・液面表示装置
  • 頻出度C

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