第二種電工

第二種電気工事士の電線管・配管材料PF管・CD管・VE管とニップル・サドルの違い

更新 ・書いた人 合格ナビ 編集長(運営者)

この記事でわかること

第二種電気工事士の学科で問われる電線管(金属管・金属可とう電線管・硬質ポリ塩化ビニル電線管・PF管・CD管)と、ブッシング・ロックナット・カップリング・ニップル・サドル・アウトレットボックス・スイッチボックスなどの名称と用途を整理します。電気設備の技術基準の解釈の条文と、電気技術者試験センターが公表した直近5回の学科問題の型を根拠にしています。

目次
  1. 電線管の種類:金属管・合成樹脂管・可とう電線管の分け方
  2. 管をつなぐ・守る・固定する部品:ブッシング・ロックナット・カップリング・ニップル・サドル
  3. ボックス類の使い分け:アウトレット・スイッチ・プルボックス・ジョイントボックス
  4. どの工事・どの場所で使えるか:解釈の第156条〜第160条
  5. 試験での問われ方:直近5回の型
  6. 間違えやすいポイント
  7. まとめ
結論:電線管は、金属管(薄鋼電線管・厚鋼電線管・ねじなし電線管)、金属可とう電線管、合成樹脂管(硬質ポリ塩化ビニル電線管=VE管)、合成樹脂製可とう電線管(PF管・CD管)に分けて覚えます。電気設備の技術基準の解釈の第156条の表(156-1表)では、合成樹脂管工事・金属管工事・金属可とう電線管工事・ケーブル工事の4つは、どの施設場所・使用電圧の区分にも○が付いています(第172条第1項により施設するものと、第175条〜第178条の場所に施設するものは、表の対象外)。試験で差がつくのは、ブッシング・ロックナット・カップリング・ボックス類の名称と用途、そしてCD管のように「そのままでは使えない」条件の有無です。

電気技術者試験センターは、学科試験の科目3「電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」の範囲に「電気工事用の材料の材質及び用途」を挙げています。ニップルやサドルは配管材料の一般的な名称ですが、試験で実際に問われるのは、写真で名称を選ぶ問題、用途を選ぶ問題、工事の施工方法の適否を選ぶ問題、配線図の配管記号を読む問題の4つの型です。この記事は、センターが公表した直近5回(令和6年度上期〜令和8年度上期)の学科問題と、経済産業省の「電気設備の技術基準の解釈」(以下「解釈」)の条文を根拠に、材料の名前と使いどころを整理します。

試験センター非提携:本サイトは一般財団法人 電気技術者試験センターと一切関係ありません。試験の出題・資料は、出典を示して内容を紹介しています。製品名やメーカーは扱いません。
解釈の版:電気設備の技術基準の解釈は、令和7年11月20日改正の版が経済産業省のページに掲載されています。条文の番号や数値は改正で変わることがあります。最終確認日:2026-10-07。出典:経済産業省 電気事業法 告示・内規等、電気設備の技術基準の解釈(PDF)。

電線管の種類:金属管・合成樹脂管・可とう電線管の分け方

解釈の第158条〜第160条は、低圧屋内配線の電線を管に収める工事を3つに分けています。試験の問題文も、この区分と同じ呼び方です。

工事の種類管の種類試験で使われる呼び名解釈の条
金属管工事薄鋼電線管、厚鋼電線管、ねじなし電線管金属管、薄鋼電線管、厚鋼電線管、ねじなし電線管第159条
金属可とう電線管工事1種金属製可とう電線管、2種金属製可とう電線管金属可とう電線管第160条
合成樹脂管工事硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE管)、合成樹脂製可とう電線管(PF管・CD管)硬質ポリ塩化ビニル電線管、合成樹脂製可とう電線管(PF管)、合成樹脂製可とう電線管(CD管)第158条

出典:電気設備の技術基準の解釈第158条〜第160条、センター公表の学科試験問題(令和6年度上期〜令和8年度上期)。

解釈は、第158条で「合成樹脂製可とう管及びCD管を除く」「CD管は…」のように、合成樹脂管工事の中でCD管を別扱いにしています。試験の問題文では「合成樹脂製可とう電線管(PF管)」「合成樹脂製可とう電線管(CD管)」と書かれ、同じ「合成樹脂製可とう電線管」でもPF管とCD管で扱いが違うことが前提になっています。

材料ごとの違い(条文の数字)

管押さえる点解釈の条
金属管コンクリートに埋め込む管の厚さは1.2mm以上。管の端口にはブッシングを使う。管相互と管とボックスは、ねじ接続などで堅ろうに、かつ電気的に完全に接続する第159条第2項・第3項
金属可とう電線管管は2種金属製可とう電線管が原則。1種を使えるのは、展開した場所又は点検できる隠ぺい場所であって乾燥した場所であること、屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合は電動機に接続する部分で可とう性を必要とする部分であること、管の厚さが0.8mm以上であること、をすべて満たすとき第160条第2項第二号
硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE管)管の厚さは2mm以上(使用電圧300V以下、展開した場所または点検できる隠ぺい場所の乾燥した場所、接触防護措置、の3条件がそろえば例外)。管相互と管とボックスの差込み深さは外径の1.2倍以上(接着剤を使う場合は0.8倍以上)。支持点間は1.5m以下で、支持点は管端・管とボックスとの接続点・管相互の接続点の近くに設ける第158条第2項・第3項
合成樹脂製可とう電線管(PF管・CD管)可とう管とCD管は厚さの規定の対象外。可とう管相互、CD管相互、可とう管とCD管は直接接続しない第158条第2項・第3項
CD管直接コンクリートに埋め込むか、専用の不燃性又は自消性のある難燃性の管又はダクトに収めて施設する第158条第3項第七号

差込み深さの計算例(当サイトの作例):外径が30mmの合成樹脂管を、接着剤を使わずに差し込む場合は 30 × 1.2 = 36mm 以上、接着剤を使う場合は 30 × 0.8 = 24mm 以上です(検算:36 × 0.8 ÷ 1.2 = 24 で、2つの値の比が 1.2 : 0.8 と一致します)。

管の数字の暗記表は電気工事士2種の暗記表に、工事ごとの規定の一覧は第二種電工 工事の方法にあります。この記事では、数字よりも材料の名前と用途に絞って扱います。

FEP管・PF管という呼び名の位置づけ

解釈の第158条は「合成樹脂管」「合成樹脂製可とう管」「CD管」の語で書かれていて、「PF管」「FEP管」という呼び名は条文に出てきません。試験の問題文では「合成樹脂製可とう電線管(PF管)」と、PF管がかっこ書きで併記されます。FEP管という名称は、直近5回の学科問題の設問には出てきません。令和7年度上期の配線図の中に配管の表記として「(FEP)」が1か所あるだけです。FEP管は、地中に埋設するケーブルの保護などに使う波付きの硬質合成樹脂管です。第二種電気工事士の学科対策としては、PF管とCD管を先に区別できれば足ります。

管をつなぐ・守る・固定する部品:ブッシング・ロックナット・カップリング・ニップル・サドル

次の表は、管をつなぐ・守る・固定する部品の役割と、関係する条文・直近5回の出題をまとめたものです。

部品役割根拠
ブッシング・絶縁ブッシング金属管の端口で、電線の被覆を傷つけないようにする部品条文:解釈第159条第3項第二号(金属管工事からがいし引き工事に移る部分は絶縁ブッシング)
ロックナット金属管とボックスなどの接続部で、管を固定する締め付け用のナット解釈第159条第3項第一号は「ねじ接続その他これと同等以上の効力のある方法により、堅ろうに、かつ、電気的に完全に接続」と定める
カップリング同じ種類の管どうしをつなぐ継手出題:令和7年度下期 問16の選択肢
TSカップリング硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE管)どうしをつなぐ継手出題:令和8年度上期 問11の正解は、硬質ポリ塩化ビニル電線管相互を接続するのに用いる、という用途
コンビネーションカップリング種類の違う管をつなぐ継手出題:令和6年度下期・令和8年度上期の問23で、薄鋼電線管どうしの接続にコンビネーションカップリングを使う工事が不適切とされた
ノーマルベンド金属管の曲がり部分に使う継手(曲り管)出題:令和7年度下期 問16の写真の正解。令和6年度下期・令和8年度上期の問23の選択肢にも出てくる
ねじなしボックスコネクタねじなし電線管と金属製ボックスをつなぐ部品出題:令和7年度上期 問11
ニップル両端にねじを切った短い金属管。ボックスとボックス、ボックスと分電盤などを近い間隔でつなぐときに使う管相互や管とボックスの接続は、解釈第159条第3項第一号の「ねじ接続その他これと同等以上の効力のある方法」による
サドル管やケーブルを壁・天井などの造営材に固定する金具合成樹脂管は、支持点間を1.5m以下とする(解釈第158条第3項第三号)

出典:電気設備の技術基準の解釈第158条・第159条、センター公表の学科試験問題と解答(令和6年度下期・令和7年度上期・令和7年度下期・令和8年度上期)。

ねじなしボックスコネクタについて、センターが示した正誤

令和7年度上期 問11は、ねじなしボックスコネクタについて、正しくない記述を選ぶ問題でした。センターの公表した解答から、次のことが読み取れます。

  • ボンド線をつなぐための接地用の端子を備えている(正しい特徴)
  • ねじなし電線管と金属製アウトレットボックスの接続に使う(正しい用途)
  • 絶縁ブッシングを付けて使う(正しい使い方)
  • 止めネジを、頭部がねじ切れる前に締め付けをやめるという趣旨の記述は誤り。つまり、ねじなし電線管との接続では、止めネジの頭部がねじ切れるまで締めるのが正しい

金属管工事の施工方法で適切とされたもの

令和6年度下期と令和8年度上期の問23は、金属管工事による低圧屋内配線の施工方法で、不適切なものを選ぶ問題です(選択肢の構成は同じです)。センターの解答では、不適切とされたのは、薄鋼電線管どうしの接続にコンビネーションカップリングを使う工事だけでした。つまり、次の使い方は適切な側に入っています。

  • 薄鋼電線管とアウトレットボックスの接続部に、ロックナットを使う
  • ボックス間の配管に、ノーマルベンドを使った屈曲箇所を2箇所設ける
  • 太さ25mmの薄鋼電線管に、断面積8mm2の電線を3本引き入れる

ボックス類の使い分け:アウトレット・スイッチ・プルボックス・ジョイントボックス

ボックスは、名前の似たものが並ぶので、用途の違いを表で整理します。

ボックス主な用途試験での出方
アウトレットボックス電線の引き入れを容易にする、電線相互を接続する、照明器具などを取り付ける部分で電線を引き出す、といった用途に使う令和6年度上期 問11。センターの解答では、配線用遮断器を集合して設置するのに用いる、という記述が不適切とされた
スイッチボックススイッチやコンセントなどの器具を取り付ける令和6年度下期 問11の選択肢(正解ではない側)
プルボックス多数の金属管が集合する場所などで、電線を通しやすくするために使う令和6年度下期 問11の正解
ジョイントボックス(VVF用)VVFケーブルを接続する箇所に使う令和7年度下期 問36は、配線図の図記号の名称を選ぶ問題(選択肢にVVF用ジョイントボックス・ジョイントボックス・プルボックスなど)。令和8年度上期 問17は、写真のVVF用ジョイントボックスの用途を選ぶ問題

出典:センター公表の学科試験問題と解答(令和6年度上期・解答、令和6年度下期・解答、令和7年度下期・解答、令和8年度上期・解答)。

プルボックスと金属管の接続は、解釈第159条第3項第六号が「金属管を金属製のプルボックスに接続して使用する場合は、第一号の規定に準じて施設すること」と定めています。つまり、管とボックスをつなぐときと同じく、ねじ接続などで堅ろうに、かつ電気的に完全に接続します(技術上やむを得ない場合に、乾燥した場所で不燃性の造営材に堅ろうに施設し、管とプルボックス相互を電気的に完全に接続するときの例外があります)。合成樹脂管をプルボックスにつなぐ場合の規定は、第158条第3項第六号にあります。

配線図に出てくるボックスの図記号の読み方は、配線図問題の記事にまとめています。この記事では、器具としての名前と用途に絞っています。

どの工事・どの場所で使えるか:解釈の第156条〜第160条

解釈の第156条は、低圧屋内配線を施設する場所と電圧に応じて、使える工事を表で示しています(156-1表)。この表で、管を使う工事とケーブル工事を、施設場所の3区分で見ると次のようになります。

施設場所合成樹脂管工事金属管工事金属可とう電線管工事ケーブル工事がいし引き工事
展開した場所(乾燥・湿気の多い場所又は水気のある場所)○○○○○
点検できる隠ぺい場所(乾燥・湿気の多い場所又は水気のある場所)○○○○○
点検できない隠ぺい場所(乾燥・湿気の多い場所又は水気のある場所)○○○○×(表に○がない)

出典:電気設備の技術基準の解釈第156条・156-1表(○は使用できることを示す)。表では、使用電圧が300V以下か300V超かの別にも行が分かれていますが、この表の合成樹脂管工事・金属管工事・金属可とう電線管工事・ケーブル工事の列は、どの行でも○です。がいし引き工事は、点検できない隠ぺい場所の行にだけ○がありません。

つまり、「合成樹脂管工事は点検できない隠ぺい場所では使えない」「金属管工事は湿気の多い場所で使えない」のような暗記は誤りです。使えるかどうかではなく、湿気の多い場所や水気のある場所では防湿装置を施す(第158条第3項第四号、第159条第3項第三号)のような、追加の条件で問われます。

特殊な場所では、管の種類が限られる

粉じんの多い場所、可燃性のガスのある場所、危険物を製造・貯蔵する場所などは、第156条の表の対象外です(第156条は、第175条から第178条までに規定する場所に施設するものを、表の適用から除いています)。管の種類にかかわるのは、第175条〜第177条です。管の種類にかかわる部分を抜き出すと次のとおりです。

場所管を使う場合の条件(要点)解釈の条
爆燃性粉じんがある場所金属管工事(薄鋼電線管又はこれと同等以上の強度を有するもの)かケーブル工事。合成樹脂管工事は挙げられていない第175条第1項第一号
可燃性粉じんがある場所合成樹脂管工事(厚さ2mm未満の合成樹脂製電線管とCD管以外の合成樹脂管)、金属管工事(薄鋼電線管又はこれと同等以上の強度を有するもの)、ケーブル工事のいずれか第175条第1項第二号
可燃性のガスが漏れ又は滞留する場所金属管工事(薄鋼電線管又はこれと同等以上の強度を有するもの)かケーブル工事第176条第1項第一号
危険物を製造し、又は貯蔵する場所合成樹脂管工事(厚さ2mm未満の合成樹脂製電線管とCD管以外)、金属管工事(薄鋼電線管又はこれと同等以上の強度を有するもの)、ケーブル工事のいずれか第177条第1項第一号

第175条・第176条は、規格(IEC・JIS)の規定により施設する方法も、別の号として認めています。この表で押さえるのは、ガスや爆燃性粉じんの場所では金属管(薄鋼電線管以上)かケーブル工事であること、可燃性粉じん・危険物の場所では合成樹脂管のうち厚さ2mm未満の合成樹脂製電線管とCD管は使えないこと、の2点です。令和7年度上期 問22は、特殊な場所とその場所の配線工事の組合せで、不適切なものを選ぶ問題でした。

試験での問われ方:直近5回の型

次の表は、センターが公表した直近5回(令和6年度上期〜令和8年度上期)の学科問題から、配管・配管材料にかかわる問題を、問いの型で分けたものです(当サイトの整理)。問題文の引用はしていません。

問いの型該当する問題(回・問番号)解くときに見るところ
材料の名称・用途(写真や用語)令和6年度上期 問11、令和6年度下期 問11、令和7年度上期 問11・問16、令和7年度下期 問16、令和8年度上期 問11・問17部品の名前と用途の結びつき(ボックス、カップリング、ベンド)
管の加工に使う工具との組合せ令和6年度上期 問13・問18、令和7年度上期 問13・問18、令和7年度下期 問13、令和8年度上期 問13・問18管の種類(金属管・硬質ポリ塩化ビニル電線管など)と工具の組合せ
工事の施工方法の適否令和6年度上期 問21・問23、令和6年度下期 問20・問23、令和7年度上期 問22・問23、令和7年度下期 問20・問21、令和8年度上期 問21・問23解釈の条文の条件(CD管、1種金属可とう電線管、支持点間、差込み深さ、接地工事)
配線図の中の配管・ボックス令和6年度上期 問35・問42、令和6年度下期 問50、令和7年度下期 問34・問36配管の表記「VE28」の意味、電線管相互を接続する部品、電線管を電動機につなぐ部品、ボックスの図記号

出典:センター公表の学科試験問題と解答。令和6年度上期、令和6年度下期、令和7年度上期、令和7年度下期、令和8年度上期。

PF管の中に電線を収める計算問題(令和7年度上期 問8)も出ています。この問題は、電線の許容電流に、管内の電線数に応じた電流減少係数(解釈146-4表では、同一管内の電線数が3以下なら0.70)を掛けて求めるものです。計算の進め方は電気工事士2種の暗記表にあります。

間違えやすいポイント

  • CD管は、そのままでは使えません。 「コンクリートに直接埋め込む」か「専用の不燃性又は自消性のある難燃性の管又はダクトに収める」かのどちらかです(第158条第3項第七号)。PF管にはこの条件がありません。
  • 可とう管とCD管は、直接つなぎません。 可とう管相互、CD管相互、可とう管とCD管は、直接接続しないと定められています(同第八号)。つなぐときは、ボックスなどを介します。
  • コンビネーションカップリングは、種類の違う管をつなぐ継手です。 薄鋼電線管どうしの接続に使う工事は、令和6年度下期・令和8年度上期の問23で不適切とされました。同じ種類の管どうしは、カップリングでつなぎます。
  • VE28の28は内径です。 外径ではありません(令和6年度上期 問35、令和7年度下期 問34)。
  • ブッシングは「電線を守る」部品です。 管の端口で被覆を傷つけないために付けるもので、管をボックスに固定するのはロックナットです。
  • 管が使える場所と、管に求められる条件は別の話です。 第156条の表では4つの工事が広く使えますが、湿気の多い場所では防湿装置、金属管は使用電圧300V以下でD種接地工事(管の長さなどによる例外あり)、というように、場所や電圧ごとに条件が付きます。

まとめ

  • 電線管は「金属管・金属可とう電線管・合成樹脂管(VE管、PF管、CD管)」に分け、解釈の第158条〜第160条で整理する
  • 合成樹脂管工事・金属管工事・金属可とう電線管工事・ケーブル工事は、解釈第156条の表では、点検できない隠ぺい場所や湿気の多い場所でも○。使えるかどうかではなく、付加条件(CD管の施設方法、防湿装置、接地工事など)が問われる
  • CD管は、コンクリート埋込みか専用の管・ダクトに収めることが条件で、天井裏にそのまま配管する工事は不適切とされる
  • ブッシング(被覆の保護)、ロックナット(管の固定)、カップリング(同種管の接続)、コンビネーションカップリング(異種管の接続)、ノーマルベンド(曲がり部分)の役割を、名前と一緒に覚える
  • 配線図の「VE28」の28は内径。直近5回の学科では、配線図の配管・ボックスの問題と、写真による名称・用途の問題が出ている

関連:配線図問題の出題パターンと図記号・第二種電工 工事の方法・技能試験の必要工具・電気工事士2種の暗記表。

よくある質問

QPF管とCD管は、試験では何が違いますか?

電気設備の技術基準の解釈の第158条第3項は、CD管について「直接コンクリートに埋め込んで施設すること」または「専用の不燃性又は自消性のある難燃性の管又はダクトに収めて施設すること」のいずれかを求めています。つまり、CD管をそのまま天井裏や床下に配管することはできません。直近5回の学科では、令和7年度下期の問20と令和8年度上期の問21で、CD管を天井裏などにそのまま配管する工事が「不適切」とされました。PF管(合成樹脂製可とう電線管)には、この条件はありません。出典:電気設備の技術基準の解釈第158条、センター公表の学科試験問題と解答。

Q配線図の「VE28」の28は、何の寸法ですか?

センターの公表した解答では、「VE28」の28は内径28mmの硬質ポリ塩化ビニル電線管を表す、とされています(令和6年度上期 問35、令和7年度下期 問34)。どちらの回も、外径28mmの選択肢と内径28mmの選択肢が並び、内径28mmの硬質ポリ塩化ビニル電線管が正解でした。出典:令和6年度上期 問題・解答、令和7年度下期 問題・解答。

Q金属管の端にブッシングを付けるのは、なぜですか?

解釈の第159条第3項第二号が「管の端口には、電線の被覆を損傷しないように適当な構造のブッシングを使用すること」と定めているからです。ただし、金属管工事からがいし引き工事に移る部分の管の端口には、絶縁ブッシングその他これに類するものを使うとされています。出典:電気設備の技術基準の解釈第159条。

QFEP管は、第二種電気工事士の試験に出ますか?

直近5回(令和6年度上期〜令和8年度上期)の学科問題の設問に、FEP管という名称は出てきません。令和7年度上期の配線図の中に、配管の表記として「(FEP)」が1か所あり、問32はその部分の配線に使う電線の種類を問う問題で、FEP管そのものを問うものではありません。電気設備の技術基準の解釈の本文にも、FEP管という名称は出てきません。出典:令和7年度上期 学科試験問題。

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