衛生管理者
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

衛生管理者 労働衛生(有害業務以外) 問69|出血・止血法の種類・直接圧迫法

問題

衛生管理者 | 労働衛生(有害業務以外)

出血・止血法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正しいのはイです。直接圧迫止血法は、出血しているきず口をガーゼやハンカチなどで直接強く押さえて、しばらく圧迫することで止血する方法です。最も基本的な止血法であり、多くの出血はこの方法で止血できます。

各誤りの要点: ア→大人の血液量は約4〜5L(体重のおよそ8%)で、1L以上失われると生命に危険が及ぶ。ウ→救助者はできる限りビニール手袋やビニール袋を使用し、感染予防に努める。エ→止血帯は直接圧迫止血法でも効果がない場合に使う。オ→皮膚の外に出ている骨を元に戻そうとしてはいけない。

各選択肢の正誤と根拠:

  • ア(誤): 大人の体には約4〜5L(体重のおよそ8%)の血液があり、出血によって1L以上の血液が失われると生命に危険が及びます。体が小さい子どもなどでは、それ以下でも危険です。
  • イ(正): 直接圧迫止血法は、きず口をガーゼやハンカチなどで直接強く押さえて、しばらく圧迫する方法です。最も基本的な止血法で、多くの出血はこれで止血できます。まず直接圧迫止血法を行い、さらに医師の診療を受けるようにします。
  • ウ(誤): 止血するとき、救助者はできる限りビニール手袋やビニール袋を使用し、感染予防に努めます。素手で押さえることが推奨されているわけではありません。
  • エ(誤): 止血帯止血法は、出血が激しい場合など、直接圧迫止血法でも効果がない場合に、出血している上肢または下肢に帯状のもの(止血帯)を使用して止血する方法です。神経などを痛める危険性があるため、手当に十分習熟しておくことが必要です。
  • オ(誤): 開放骨折では、出血を止め、きずの手当をしてから固定します。皮膚の外に出ている骨を元に戻そうとしてはいけません。

【理論的背景】

大人の体には約4〜5L(体重のおよそ8%)の血液があり、出血によって1L以上の血液が失われると生命に危険が及びます。体が小さい子どもなどでは、それ以下の出血量でも危険です。このため、きずからの大出血は直ちに止血をしなければなりません。日本赤十字社の講習では、止血の方法として①直接圧迫止血法、②止血帯止血法の2つが示されています。

止血法の整理:

止血法方法使う場面・注意点
直接圧迫止血法出血しているきず口をガーゼやハンカチなどで直接強く押さえ、しばらく圧迫する最も基本的な止血法。まずこれを行い、さらに医師の診療を受ける
止血帯止血法出血している上肢または下肢に帯状のもの(止血帯)を使用して止血する出血が激しい場合など、直接圧迫止血法でも効果がない場合。神経などを痛める危険性があるため、十分な習熟が必要

【実務・条文構造】

直接圧迫止血法の要点:

1. ガーゼやハンカチなどをきず口に当て、直接強く押さえる

2. しばらく圧迫を続ける

3. 救助者はできる限りビニール手袋やビニール袋を使用し、感染予防に努める

4. 止血できても、医師の診療を受けるようにする

開放骨折の手当(非開放骨折の手当に加えて行うこと):

  • 開放骨折とは、骨折した骨の端が皮膚を突き破って露出したりして、骨折部とつながるきずが皮膚にあるもので、きずからの出血が多くなり、きずを通じて病原菌が入り込み治りにくい感染を生じることがある
  • 出血を止め、きずの手当をしてから固定する
  • 皮膚の外に出ている骨を元に戻そうとしてはいけない
  • 患部を締めつけそうな衣類は脱がせるか、きずの部分まで切り広げる

非開放骨折と共通の手当として、全身及び患部を安静にし、患部を固定します。骨折部が屈曲している場合は、元に戻そうとすると鋭利な骨折端が神経、血管などをきずつける恐れがあるので、そのままの状態で固定します。

【試験での位置づけ】

止血法の問題では「直接圧迫止血法が最も基本的な止血法」「止血帯は直接圧迫で効果がない場合に使う(第一選択ではない)」「救助者の感染予防(手袋・ビニール袋)」「出血量と生命の危険(体重の約8%の血液・1L以上の失血で危険)」が問われます。エのように止血帯を第一選択とする選択肢、オのように骨を元に戻すとする選択肢は、手当の順序や禁止事項を入れ替えた典型的な引っかけです。

【各選択肢の発展補足】

  • ア: 血液量と危険な出血量の目安は「約4〜5L(体重の約8%)」「1L以上で生命に危険」の組合せで覚えます。子どもでは、より少ない出血量でも危険です。
  • イ: 直接圧迫止血法は、多くの出血に対して最初に行う方法です。止血の後も医師の診療を受けるようにします。
  • ウ: 止血の際は感染予防のため、救助者はできる限りビニール手袋やビニール袋を使用します。「素手で押さえる」ことは推奨されていません。
  • エ: 止血帯止血法は、神経などを痛める危険性があるため、安全かつ適切に実施できるよう手当について十分習熟しておくことが必要とされています。
  • オ: 開放骨折は重度の骨折の一つです。骨を戻そうとせず、出血を止めてきずの手当をしたうえで固定します。

【根拠】日本赤十字社「多量の出血」「骨折」(講習の内容について)。

【補足】直接圧迫止血法=最も基本的な止血法(多くの出血はこれで止まる)。止血帯止血法=直接圧迫で効果がない場合。救助者は手袋・ビニール袋で感染予防。大人の血液量は約4〜5L(体重の約8%)、1L以上の失血で生命に危険。開放骨折では骨を戻さない。

この問題の根拠根拠: 日本赤十字社「多量の出血」「骨折」(講習の内容について)。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 日本赤十字社「多量の出血」「骨折」(講習の内容について)。 現行の労働安全衛生法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

この問題の関連トピック

  • 出血・止血法の種類・直接圧迫法
  • 頻出度A

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