基本情報技術者試験の科目Bを、IPAの試験要綱と公開問題だけで整理。100分・20問の出題形式、600点基準とIRTの読み方、評価点分布から見た難しさ、擬似言語の記述形式、令和8年度公開問題をトレース表で解く手順、時間配分の例まで解説します。
目次
結論:基本情報技術者試験の科目Bは、100分で20問を解く多肢選択式の試験で、アルゴリズムとプログラミング分野16問・情報セキュリティ分野4問が出題されます(IPA 試験要綱 Ver.5.6)。評価はIRT(項目応答理論)で行われ、1,000点満点中600点以上が基準点です。正解数での合格ラインはIPAから示されていないため、対策の中心は「擬似言語のプログラムを1行ずつ追って変数の値を書き出す(トレース)」手順を、IPAの公開問題で身につけることです。
合格ナビの基本情報技術者試験の問題520問は、すべて四肢択一の知識問題(科目Aの2022年のサンプル問題と令和5〜7年度の公開問題で計120問、旧形式の午前問題400問)です。科目Bの問題はまだ掲載していません(2026-10-02 時点)。そのため、この記事では科目Bの問題をIPAの公開問題から引用して解き方を示し、各章の下には同じ論点を問う科目Aの過去問を置いています。
| 比べる点 | 科目B | 科目A |
|---|---|---|
| 試験時間 | 100分 | 90分 |
| 出題数・解答数 | 20問・20問(全問必須) | 60問・60問 |
| 出題形式 | 多肢選択式(技能を問う) | 多肢選択式(四肢択一・知識を問う) |
| 評価に使う問題 | 20問のうち19問 | 60問のうち56問 |
| 分野別の出題数 | アルゴリズムとプログラミング16問・情報セキュリティ4問 | (分野の配分は本記事の対象外) |
| 採点 | IRTによる評価点(配点割合はない) | IRTによる評価点 |
| 基準点 | 600点/1,000点満点 | 600点/1,000点満点 |
出典:IPA 試験要綱 Ver.5.6(3. 試験時間・出題形式・出題数・解答数、4. 採点方式・配点・合格基準)、IPA 基本情報技術者試験。合格には科目Aと科目Bの評価点がどちらも基準点以上であることが必要です。
科目Bの出題形式:100分・20問・全問必須
IPAの試験要綱では、科目Bは「100 分」「20 問」「多肢選択式」で「技能を問う」科目とされています。旧形式の午後試験(150分・11問出題・5問解答)から、小問20問を全問解く形式に変わっています(IPA サンプル問題の公開ページの変更前・変更後の表)。
形式について、試験要綱の注記で押さえておきたいのは次の3点です。
- ① 20問のうち評価に使われるのは19問で、残りの1問は「今後出題する問題を評価するために使われる」とされています。どの問題がその1問かは示されないので、全問を同じように解きます
- ② 分野別の出題数は、アルゴリズムとプログラミング分野16問、情報セキュリティ分野4問です
- ③ 科目Aと科目Bは同じ日に実施され、CBT方式では科目Aの終了後、科目Bを始めるまでに最長10分の休憩を取れます
試験は令和5年度から、年間を通じてCBT方式(試験会場のコンピュータで解く方式)で行われています(IPA 受験申込み(SG・FE))。2026年12月28日以降の休止予定については、記事の後半で扱います。
何問正解すれば合格? 600点基準とIRT、評価点分布から見た難しさ
科目Bの基準点は1,000点満点中600点です。採点はIRT(項目応答理論)に基づき、解答結果から評価点を算出します。試験要綱は配点表について「IRT に基づいて解答結果から評価点を算出することから,配点割合はない。」としており、「20問中何問正解なら600点」という換算はIPAから示されていません。「12問で合格」のような説明は公式の数字ではないので、目安として扱うにとどめてください。
難しさは、IPAが統計情報のページで公表している評価点分布(月ごとの集計)で数字として確認できます。令和8年9月分の点数帯(600〜649点から900〜1,000点まで)の人数を当サイトが合計すると、科目Bで600点以上だった受験者は11,315名中5,452名(48.2%)で、科目A(65.3%)より17ポイントほど低くなっています。科目ごとの割合で、試験全体の合格率ではありません。
科目Bで600点以上の割合:令和8年9月分は11,315名中5,452名(48.2%、当サイトが評価点分布から算出)。550〜599点は1,819名。最終確認日:2026-10-29。出典:IPA 基本情報技術者試験 評価点分布(令和8年9月分)。
科目Bの受験者の半数ほどが600点に届いていない一方、550〜599点にも1,819名がいます。「難しい」というより、あと数問を確実に取れるかで結果が分かれる科目と読むのが数字に合っています。科目A・科目Bの点数帯を並べた表と、試験全体の合格率の推移は基本情報技術者試験の難易度の記事にまとめています。
科目Bでは何が出る? 出題範囲の5項目と令和8年度公開問題の6問
試験要綱の科目Bの出題範囲は5項目です。プログラム言語は擬似言語を扱うと明記されています。
| 出題範囲(試験要綱) | 主な内容(要綱の記載から抜粋) |
|---|---|
| 1 プログラミング全般に関すること | 要求仕様の把握、プログラムの実装、既存のプログラムの解読及び変更、処理の流れや変数の変化の想定、テスト、デバッグ |
| 2 プログラムの処理の基本要素に関すること | 型、変数、配列、代入、算術演算、比較演算、論理演算、選択処理、繰返し処理、手続・関数の呼出し |
| 3 データ構造及びアルゴリズムに関すること | 再帰、スタック、キュー、木構造、グラフ、連結リスト、整列、文字列処理 |
| 4 プログラミングの諸分野への適用に関すること | 数理・データサイエンス・AIなどの分野を題材としたプログラム |
| 5 情報セキュリティの確保に関すること | 情報セキュリティ要求事項の提示、マルウェアからの保護、バックアップ、ログ取得及び監視、脆弱性管理、利用者アクセスの管理など |
実際の出題の広がりは、IPAの公開問題で確かめられます。令和8年度の公開問題(実際の20問のうち6問を公開)の論点を、当サイトが分類すると次のとおりです。
| 問 | 論点(当サイトの分類) | 主に対応する出題範囲 | 正解 |
|---|---|---|---|
| 問1 | 配列の要素を一つずつ後ろへ移す繰返しの範囲 | 2・1 | エ |
| 問2 | 8ビット型の値の補数を求めるビット演算 | 2 | カ |
| 問3 | 再帰関数と、同じ値を返す繰返し処理 | 3 | ア |
| 問4 | 単方向リストを二つの配列で表す | 3 | エ |
| 問5 | One-Hot 表現への変換 | 4 | イ |
| 問6 | 部署のファイルサーバとクラウドサービスの管理 | 5 | ケ |
出典:令和8年度 基本情報技術者試験 科目B 公開問題・同 解答例(独立行政法人情報処理推進機構)。論点の分類は当サイトによるもので、問2〜問6の問題文はここには載せていません。
この論点の過去問を解く(科目A)
科目Bと同じ論点を、科目Aの形式で確認できる問題です。
- 2の補数で負数を求める式(2022 サンプル問題 問1)
- 再帰的に定義された関数 f(5) の値(2022 サンプル問題 問8)
- 10進整数を2進数に変換する流れ図(2022 サンプル問題 問2)
- 双方向リストに要素を追加したときのポインタ(令和5年度 科目A 問2)
- 真理値表から論理演算を求める(令和6年度 科目A 問1)
擬似言語の読み方:IPAの記述形式で押さえる書き方
科目Bのプログラムは、IPAが定めた擬似言語で書かれます。記述形式はIPA「試験で使用する情報技術に関する用語・プログラム言語など」Ver.5.1の別紙2にあり、公開問題の問題冊子の冒頭にも同じ表が載っています。読むときに必要な主な書き方は次のとおりです。
| 記述形式 | 意味(IPAの説明の要点) |
|---|---|
| ○手続名又は関数名 | 手続又は関数を宣言する |
| 型名: 変数名 | 変数を宣言する |
| 変数名 ← 式 | 変数に式の値を代入する |
| if (条件式1) … elseif (条件式2) … else … endif | 条件式を上から評価し、最初に真になった条件式に対応する処理だけを実行する |
| while (条件式) … endwhile | 前判定の繰返し。条件式が真の間、処理を繰り返す |
| do … while (条件式) | 後判定の繰返し。処理を実行してから条件式を判定する |
| for (制御記述) … endfor | 制御記述の内容に基づいて処理を繰り返す |
演算子の優先度は、高い順に「() .」「not + -(単項)」「mod × ÷」「+ -」「≠ ≦ ≧ < = >」「and」「or」です。mod は剰余算(割った余り)を表します。
読み方のコツは3つです。
- ① 問題文の最初の注記を先に読む:配列の要素番号が0から始まるか1から始まるかは、問題ごとに指定されます
- ② elseif は「上から最初に真になった1つだけ」:後ろの条件式が真でも、前の条件式が真なら実行されません
- ③ while と do … while の違いは、1回目に判定するかどうか:do … while は条件が最初から偽でも1回は処理を実行します
擬似言語そのものの説明は用語集の疑似言語とは、探索・整列・再帰などアルゴリズムの型ごとの解き方は科目B(アルゴリズム・プログラミング)攻略法にまとめています。
解き方の手順:令和8年度公開問題 問1をトレース表で解く
ここでは、IPAの公開問題を1問引用し、トレース(変数の値を表に書き出しながら1行ずつ追うこと)で解く手順を示します。
問題(逐語引用)
問1 次のプログラム中の[空欄]に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。ここで,配列の要素番号は1 から始まる。
次のプログラムは,整数型の配列data の末尾の要素の値を先頭の要素に移動する。この際,末尾以外の各要素の値は,一つずつ後ろの要素に移動する。
| 行 | 〔プログラム〕 |
|---|---|
| 1 | 整数型の配列: data ← {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9} |
| 2 | 整数型: top, i |
| 3 | 整数型: len ← dataの要素数 |
| 4 | top ← data[len] |
| 5 | for (i を [空欄] ) |
| 6 | (for の中)data[i] ← data[i - 1] |
| 7 | endfor |
| 8 | data[1] ← top |
解答群
- ア 2 から len - 1 まで 1 ずつ増やす
- イ 2 から len まで 1 ずつ増やす
- ウ len - 1 から 2 まで 1 ずつ減らす
- エ len から 2 まで 1 ずつ減らす
出典:令和8年度 基本情報技術者試験 科目B 公開問題 問1(独立行政法人情報処理推進機構)。[空欄]は問題冊子の空欄の枠、行番号と「(for の中)」は当サイトが付けたものです。
手順① ゴールの状態を書き出す
問題文から、実行後の data は「末尾の9が先頭に来て、残りが一つずつ後ろにずれた」状態になるはずです。最初にゴールを書いておくと、選択肢ごとの結果と比べるだけで判定できます。
- 実行前:1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
- ゴール:9, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8
手順② 空欄の前後で確定している値を押さえる
len は要素数なので9、行4で top には data[9] の値9が入ります。行8で data[1] に top を入れるので、for の中では data[1] を書き換えなくてよく、data[9] は書き換える必要があると分かります。行6は「i 番目に i-1 番目の値を入れる」処理なので、i は最大で len(=9)、最小で2まで動く必要があります。この時点でアとウ(len-1 まで、または len-1 から)は data[9] を書き換えないので外れます。
手順③ 残った選択肢をトレースする
残るのはイ(2から増やす)とエ(len から減らす)です。エで実行した結果をトレース表にします。
| i | 行6で実行する代入 | 代入後の data[1]〜data[9] |
|---|---|---|
| 9 | data[9] ← data[8](8) | 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 8 |
| 8 | data[8] ← data[7](7) | 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 7, 8 |
| 7 | data[7] ← data[6](6) | 1, 2, 3, 4, 5, 6, 6, 7, 8 |
| 6 | data[6] ← data[5](5) | 1, 2, 3, 4, 5, 5, 6, 7, 8 |
| 5 | data[5] ← data[4](4) | 1, 2, 3, 4, 4, 5, 6, 7, 8 |
| 4 | data[4] ← data[3](3) | 1, 2, 3, 3, 4, 5, 6, 7, 8 |
| 3 | data[3] ← data[2](2) | 1, 2, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8 |
| 2 | data[2] ← data[1](1) | 1, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8 |
| (行8) | data[1] ← top(9) | 9, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8 |
最後の行がゴールと一致します。後ろから順に上書きしているので、上書きされる前の値を必ず先に次の要素へ写せています。
イで実行すると、最初の i=2 で data[2] に1が入り、次の i=3 では書き換わった data[2](1)が data[3] に写ります。これが最後まで続き、結果は 9, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1 になります。前から上書きすると、写すべき値を先に消してしまうのがイの誤りです。
手順④ 別の方法で検算する
要素数が少ない例でも確かめます。data を {1, 2, 3}(len=3)としてエで実行すると、top=3、i=3 で 1, 2, 2、i=2 で 1, 1, 2、行8で 3, 1, 2 となり、「末尾を先頭へ、残りを後ろへ」の動きと一致します。当サイトでは4つの選択肢すべてを len=9 で実行し、ゴールと一致するのはエだけであることも確かめました(ア:9, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 9/ウ:9, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 9)。
手順⑤ 公式の解答と照合する
IPAの解答例でも、問1の正解はエです(令和8年度 公開問題 解答例)。
この「ゴールを書く→確定している値で絞る→残りをトレース→小さい例で検算」という流れは、他の科目Bの問題にもそのまま使えます。
この論点の過去問を解く(科目A)
時間配分:100分・20問を回す例
100分を20問で割ると、1問あたり5分です。IPAの試験要綱には問題ごとの時間の目安は書かれていないので、ここからは当サイトが計算した配分の例です。
| 配分の例 | 情報セキュリティ4問 | アルゴリズムとプログラミング16問 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 均等に割る場合 | 5分×4問=20分 | 5分×16問=80分 | 100分 |
| セキュリティを1問4分で解く場合 | 4分×4問=16分 | 84分÷16問=5.25分 | 100分 |
トレースは書き出す量が多い問題ほど時間がかかります。上の問1のように、手順②で選択肢を絞ってからトレースする行数を減らすことが、1問5分前後に収める現実的な方法です。
科目Aとの間には最長10分の休憩があるので(試験要綱の注記)、科目Bは頭を切り替えてから始められます。
練習に使えるIPA公式の素材
科目Bの現行形式の問題は、IPAが無料で公開しています。IPAは公表している試験問題について「法令に特別の定めがある場合を除き許諾や使用料は必要ありません」としています(IPA 公開問題)。
| 素材 | 問題数 | 出典 |
|---|---|---|
| 科目B サンプル問題セット | 20問(100分・全問必須) | IPA サンプル問題 |
| 科目B 公開問題(令和5〜8年度) | 各年度6問・計24問 | IPA 公開問題 |
| 擬似言語の記述形式 | 別紙2 | IPA 用語・プログラム言語など Ver.5.1 |
おすすめの使い方は、サンプル問題セットを本番と同じ100分で1回通して解き、間違えた問題を上の手順①〜⑤でトレースし直すことです。当サイトの自作の練習問題(5つの型×4問)は科目B 練習問題20問にあります。
情報セキュリティ4問の対策
科目Bのセキュリティ分野は、出題範囲5「情報セキュリティの確保に関すること」から4問です。要綱には、情報セキュリティ要求事項の提示(物理的・技術的・組織的管理策)、マルウェアからの保護、バックアップ、ログ取得及び監視、脆弱性管理、利用者アクセスの管理、運用状況の点検などが挙がっています。令和8年度の公開問題 問6も、部署ごとのファイルサーバとクラウドサービスの管理を題材にした事例問題でした。
事例の文章は長めですが、問われるのは科目Aと同じ用語・対策の知識です。科目Aのセキュリティの問題で、用語と対策の組合せを先に固めておくと、事例を読む時間を確保できます。
この論点の過去問を解く(科目A)
- SQLインジェクション攻撃による被害を防ぐ方法(2022 サンプル問題 問36)
- SQLインジェクションの対策として有効なもの(令和6年度 科目A 問10)
- ファジングに該当するもの(2022 サンプル問題 問34)
- マルウェアの動的解析に該当するもの(2022 サンプル問題 問35)
- ペネトレーションテストに該当するもの(令和6年度 科目A 問9)
- WAFの説明(令和7年度 科目A 問10)
- ドライブバイダウンロード攻撃に該当するもの(令和5年度 科目A 問9)
2027年度の新試験制度と、2026年12月28日以降の試験休止
IPAは、2027年度から新しい試験制度に移る予定を公表しています。基本情報技術者試験は継続する試験区分で、検討状況の公表時点では科目Bは引き続き100分・20問です。科目Bの出題範囲は「一部変更」とされていますが、IPAは「技術動向や環境変化等を踏まえて表記の変更等を行うもので、試験で問う知識・技能の範囲そのものに変更はありません」と説明しています。新試験制度の「基本情報技術者試験 シラバス案 Ver.0.1」は2026年9月30日に掲載されています(IPA 新試験制度のシラバス案について)。
新試験制度の予定:基本情報技術者試験は2027年度春頃から新試験制度で実施予定。科目Aは90分・60問、科目Bは100分・20問(検討状況の公表内容で、今後変更が生じる場合あり)。最終確認日:2026-10-02。出典:IPA 情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について。
また、CBT方式の試験はシステムの入れ替えのため一時休止する予定です。新規の申込みで選べる試験日は2026年12月27日までで、会場によってはそれより前に休止となる場合があります。再開時期はIPAが決まり次第公表するとしています。
CBT試験の休止:基本情報技術者試験のCBT試験は2026年12月28日以降に休止予定。2026年9月1日以降の新規申込みは、申込日から2026年12月27日までの試験開催日から選択。再開時期は未発表。最終確認日:2026-10-02。出典:IPA CBT方式で実施する3試験区分における2026年5月以降の試験実施について。
受験手数料:7,500円(消費税込み)。最終確認日:2026-10-02。出典:IPA スケジュール、手数料など。
まとめ
- 科目Bは100分・20問・全問必須。アルゴリズムとプログラミング16問、情報セキュリティ4問で、評価は20問中19問で行われる
- 基準点は600点/1,000点満点。IRTのため「何問正解で合格」はIPAから示されていない
- 令和8年9月分の評価点分布では、科目Bで600点以上は48.2%(科目Aは65.3%)。550〜599点の層も厚い
- 擬似言語はIPAの記述形式(if/elseif/endif、while、do … while、for/endfor)どおりに読み、要素番号の始まりは問題文の注記で確認する
- 解き方は「ゴールを書く→確定している値で選択肢を絞る→トレース→小さい例で検算→公式解答と照合」
- 練習はIPAのサンプル問題20問と公開問題24問から。2027年度の新制度でも科目Bの試験時間・出題数(100分・20問)は変わらない予定
よくある質問
Q科目Bの練習に、旧形式の午後問題は使えますか?
形式が違う点に注意が必要です。IPAによると、旧形式の午後試験は150分・11問出題・5問解答(選択問題あり)で、現在の科目Bは100分・20問・全問必須の小問形式です。IPAは現行形式の科目Bサンプル問題(20問)と、令和5年度から令和8年度までの公開問題(各年度6問)を公開しているので、まずこれらで形式に慣れるのが確実です。
Q擬似言語の書き方の決まりはどこで確認できますか?
IPAの「試験で使用する情報技術に関する用語・プログラム言語など」の別紙2「擬似言語の記述形式(基本情報技術者試験,応用情報技術者試験用)」に載っています。同じ記述形式の表は、IPAの科目B公開問題の問題冊子の冒頭にも掲載されています。問題文に注記がある場合は、その注記が優先されます。
Q配列の要素番号は0から始まりますか、1から始まりますか?
問題ごとに問題文で指定されます。たとえば令和8年度の公開問題 問1には「ここで,配列の要素番号は1 から始まる。」と書かれています。擬似言語の記述形式は要素番号を角括弧の間に指定することだけを定めているので、毎回問題文の最初の注記を確認してください。
Q科目Aを受けずに科目Bだけ受験する方法はありますか?
IPAの科目A試験免除制度があります。IPAが認定した講座を受講して修了試験に合格するなどの基準を満たすと、1年間、科目A試験が免除されます。条件や申込み方法は「基本情報技術者試験の科目A免除」の記事にまとめています。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月29日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

