基本情報技術者試験の科目A免除制度を、IPAの制度ページ・事務運用マニュアル2026年度版・FAQだけで整理。認定講座と修了試験(60問・6割)の条件、修了試験日ごとの免除有効期間、受験申込みでの免除申請の方法、講座の探し方、2027年度以降の扱いまで解説します。
目次
- 科目A免除とは:認定講座と修了試験で、科目Aが1年間免除される制度
- 免除を受ける条件:講座の要件と修了認定の基準
- 修了試験の中身:60問・90分・6割以上で合格
- 免除の有効期間:修了試験の実施日ごとの開始日と終了日
- 申込み方法:「FE 科目A 免除(修了認定者)」を選び、管理番号を入力する
- 講座の探し方と費用:一覧から開設者に直接問い合わせる
- 免除を使う場合と使わない場合の違い
- 免除試験(修了試験)は難しい?公式資料で比べられること・分からないこと
- 修了試験で負担になりやすい制度上の点
- 過去の修了試験問題の使い方:2023年6月実施分から60問・90分
- 2027年度の新試験制度と、2026年12月28日以降の試験休止
- まとめ
結論:基本情報技術者試験の科目A免除は、IPAが認定した講座を受講し、その修了試験(科目A相当・60問)に6割以上で合格するなどの基準を満たすと、1年間、科目A試験が免除される制度です。免除を使うには、受験申込みのときに「FE 科目A 免除(修了認定者)」試験を選び、講座から受け取る16けたの修了認定者管理番号を入力します。IPAは、2027年度の新試験制度でもこの免除制度は変更を予定していないと公表しています。修了試験の合格率や受験者数は、IPAの制度ページ・事務運用マニュアル・よくある質問・統計情報ページに記載がなく(2026-10-04 時点)、本試験の科目Aと比べて難しいかどうかは公式の数字では言えません(言えること・言えないことは後述)。
修了試験は「FEの科目A試験に相当」する試験です(IPA 制度のご案内)。合格ナビには、本試験の科目Aの形式の公式問題が120問(2022年のサンプル問題60問と、令和5〜7年度の公開問題各20問)あり、すべてに3段階の解説がついています(2026-10-02 集計)。修了試験の対策にも、免除を使わずに本試験の科目Aを受ける場合にも使えます。
| 項目 | 内容(IPAの資料による) |
|---|---|
| 免除されるもの | 基本情報技術者試験の科目A試験 |
| 免除の条件 | IPA認定講座の受講と修了試験の合格など、修了認定の基準を満たす |
| 修了試験 | 60問・1時間30分・全問必須。合格基準は満点の6割以上(2026年7月実施分は60問中36問以上) |
| 修了試験の実施月 | 年4回(6月・7月・12月・翌年1月)。1つの講座で最大2回(連続した月) |
| 免除の有効期間 | 修了認定者として1年間(開始日は修了試験の実施日ごとに決まっている) |
| 申込み方法 | 「FE 科目A 免除(修了認定者)」試験を予約し、修了認定者管理番号(16けた)を入力 |
| 2027年度以降 | 新試験制度でも変更は予定されていない(IPAの検討状況) |
出典:IPA 科目A試験免除制度 基本情報技術者試験(FE)・IPA 認定講座開設者向け事務運用マニュアル(2026年度版)・IPA 修了試験の解答(2026年7月26日実施分)。
科目A免除とは:認定講座と修了試験で、科目Aが1年間免除される制度
IPAの制度ページは、科目A免除を「IPAに認定された講座を受講し、修了試験に合格する(修了認定の基準を満たす)ことによって、基本情報技術者試験の科目A試験が免除される制度」と説明しています。IPAの事務運用マニュアル(1章)では、経済産業省の告示により定められた、基本情報技術者試験の一部(科目A試験)を免除する制度と説明されています。
基本情報技術者試験は、科目A(90分・60問)と科目B(100分・20問)の2科目で、合格には両方の評価点が600点(1,000点満点)以上であることが必要です(IPA 試験要綱 Ver.5.6)。科目Aが免除されると、受験するのは科目Bだけになります。マニュアルも、修了認定者は「基本情報技術者試験の科目B 試験の学習に集中することができます」としています。
IPAのFAQでは、試験の一部免除がある試験区分として、高度試験・情報処理安全確保支援士試験と並んで基本情報技術者試験が挙げられ、「情報セキュリティマネジメント試験(SG)、応用情報技術者試験(AP)における免除制度はありません」と書かれています(IPA 試験に関するよくある質問)。高度試験の科目A-1免除(2年間)とは別の制度なので、期間を混同しないようにしてください。
免除を受ける条件:講座の要件と修了認定の基準
免除を受けられるのは「修了認定者」です。修了認定者になるには、受講した講座で次の基準をすべて満たす必要があります(事務運用マニュアル 表1.3-2。民間資格を活用しない講座の場合)。
| 修了認定の基準 | 内容 |
|---|---|
| 受講項目数 | 受講項目数の2/3以上 |
| 受講時間数(出席率) | 受講時間数の2/3以上 |
| 修了試験 | IPAが定めた合格基準(満点の6割以上)を満たす |
講座の側にも要件があります。民間資格を活用しない講座は、シラバスの小分類レベルの全項目を扱い、受講時間数は100時間以上と定められています(同 表1.3-1)。講座には、民間資格の取得によって受講項目の一部を免除する方式もあります。その場合の講座の受講項目数は民間資格の実施事業者に問い合わせることとされ、修了試験をIPA審査問題で行うときの合格基準は民間資格の実施事業者が示した基準になります(同 表1.3-1・表1.3-2)。
つまり、修了試験に受かるだけでなく、講座の3分の2以上に出席して受講することが条件です。
修了試験の中身:60問・90分・6割以上で合格
修了試験は「基本情報技術者試験における科目A 試験の免除を受けるための試験」で、実施講座の受講生が受験します(マニュアル 4.5)。IPA提供問題による修了試験では、IPAが問題を提供し、講座開設者が学校などで実施して採点し、修了認定者をIPAに報告する仕組みです(IPA 本制度のご案内)。
2026年7月26日実施分の問題冊子の表紙では、試験時間は1時間30分、問題は問1〜問60の全問必須です。机上に置けるものとして黒鉛筆やシャープペンシルが挙げられています。解答には「合格基準:60 問中36 問以上」と書かれており、36÷60=0.6で、マニュアルの「満点の6割以上」と一致します。
| 修了試験の時期 | 実施日(IPA提供問題) |
|---|---|
| 夏季(6月) | 2026年6月14日(日)/2027年6月13日(日)予定 |
| 夏季(7月) | 2026年7月26日(日)/2027年7月25日(日)予定 |
| 冬季(12月) | 2026年12月13日(日)/2027年12月12日(日)予定 |
| 冬季(翌年1月) | 2027年1月24日(日)/2028年1月23日(日)予定 |
出典:事務運用マニュアル 表4.5-3・表4.5-4。修了試験は1つの講座につき最大2回(連続した月)まで設定でき、「1回目の修了試験で不合格になっても再受験できます」とされています。解答と合格基準は、修了試験の翌営業日の午前中に公開されます(同 図4.6-1)。
過去の修了試験の問題と解答は、2009年6月実施分からIPAの制度ページで公開されています。使い方と、形式が変わった境目(2023年6月実施分から60問)は、後半の「過去の修了試験問題の使い方」にまとめています。
科目Aの範囲の問題を解く(本試験の公開問題)
修了試験の問題そのものではなく、本試験の科目Aで出題された問題です。
- トランザクションの原子性(令和5年度 科目A 問7)
- MTBFとMTTRの改善後の稼働率(令和6年度 科目A 問4)
- コアコンピタンスの説明(令和6年度 科目A 問16)
- 産業財産権と総称される四つの権利(令和6年度 科目A 問20)
- 大規模言語モデルのファインチューニング(令和7年度 科目A 問1)
- IN句と同じ結果になるSELECT文(令和7年度 科目A 問6)
- アローダイアグラムの最短所要日数(令和7年度 科目A 問14)
- 目標利益に必要な1客席当たりの客数(令和7年度 科目A 問19)
免除の有効期間:修了試験の実施日ごとの開始日と終了日
免除の有効期間は、修了認定者として1年間です。IPAのFAQは「免除有効期間の開始日から1年間、科目A試験が免除されます」としており、開始日は修了試験の実施日ごとにマニュアルで決められています。
| 修了試験の実施日 | 科目A試験免除の有効期間 |
|---|---|
| 2025年6月8日(日) | 2025年6月27日(金)〜2026年6月26日(金) |
| 2025年7月27日(日) | 2025年8月15日(金)〜2026年8月14日(金) |
| 2025年12月14日(日) | 2026年1月2日(金)〜2027年1月1日(金) |
| 2026年1月25日(日) | 2026年2月13日(金)〜2027年2月12日(金) |
| 2026年6月14日(日) | 2026年7月3日(金)〜2027年7月2日(金)(予定) |
| 2026年7月26日(日) | 2026年8月14日(金)〜2027年8月13日(金)(予定) |
| 2026年12月13日(日) | 2027年1月1日(金)〜2027年12月31日(金)(予定) |
| 2027年1月24日(日) | 2027年2月12日(金)〜2028年2月11日(金)(予定) |
出典:IPA 認定講座開設者向け事務運用マニュアル(2026年度版) 表4.7-1・表4.7-2。
直近の修了試験と免除有効期間:2026年12月13日(日)実施の修了試験は、免除有効期間 2027年1月1日〜2027年12月31日(予定)。2027年1月24日(日)実施分は 2027年2月12日〜2028年2月11日(予定)。最終確認日:2026-10-02。出典:IPA 認定講座開設者向け事務運用マニュアル(2026年度版)。
有効期間は修了試験の日からではなく、表の開始日から数えます。たとえば2026年7月26日の修了試験で修了認定を受けた場合、免除で受験できるのは2026年8月14日から2027年8月13日までの試験です。期間を過ぎると、科目Aと科目Bの両方を受験することになります。
申込み方法:「FE 科目A 免除(修了認定者)」を選び、管理番号を入力する
免除は、修了認定を受けただけでは適用されません。マニュアルは「修了認定者であっても、免除申請をしない場合は、一部免除になりません」としています(8章)。基本情報技術者試験はCBT方式で、受験申込みはIPAの受験申込みページから委託先の試験概要ページへ進んで行います。
申込みの手順と注意点は次のとおりです(マニュアル 8.1)。
- ① 受験申込み(予約)で、必ず「FE 科目A 免除(修了認定者)」試験を選ぶ
- ② 「修了認定者管理番号」を、左詰め・ハイフンなしの16けたで入力する
- ③ 氏名カタカナと生年月日を、修了認定時の登録どおり正しく入力する。現在の氏名が修了認定時と違う場合は、申込画面の案内に従い「修了認定時の氏名カナ」欄に修了認定時の氏名を入力する
- ④ 「FE 科目A・科目B」試験で予約した後に、免除の試験へ変更したり免除申請を追加したりはできない
管理番号が分からない場合は、講座や修了試験を受けた講座開設者に問い合わせます(IPA FAQ)。入力した情報が誤っていると「一部免除が認められないことがあります」とされているので、予約の前に講座から受け取った情報と照らし合わせてください。
講座の探し方と費用:一覧から開設者に直接問い合わせる
免除の対象になる講座は、IPAが公開している認定免除対象講座の一覧(2026年10月現在)で探せます。一覧は都道府県順で、大学・専門学校・高等学校・企業・職業能力開発校などが並んでいます。各講座の認定は「認定日から2年間有効」です。
IPAは、個人が制度を利用したい場合は「直接講座開設者にお問い合わせください」としており、「IPAでは講座の紹介及び教育訓練給付制度に関するお問い合わせには、お答えできません」と明記しています。一覧には高等学校や大学なども含まれるため、一般の受講ができるか、日程、費用は開設者ごとに確認が必要です。厚生労働省の教育訓練給付制度の対象になっている講座もあると案内されています(IPA 制度ページ)。
費用について、IPAの資料に載っているのは講座開設者がIPAに支払う額(講座の審査手数料35,000円、修了試験の問題提供料が応募者1人あたり2,000円)です(IPA 本制度のご案内)。受講者が支払う受講料はIPAの資料にはなく、講座ごとに決まります。
基本情報技術者試験の受験手数料:7,500円(消費税込み)。最終確認日:2026-10-02。出典:IPA スケジュール、手数料など。
免除を使う場合と使わない場合の違い
免除を使うかどうかは、講座に通えるかと、科目Aの勉強をどう進めるかで決まります。IPAの資料から分かる違いは次のとおりです。
| 比べる点 | 免除を使う(認定講座+修了試験) | 免除を使わない(本試験で科目Aを受ける) |
|---|---|---|
| 必要なこと | 講座の受講項目・受講時間の2/3以上の受講と修了試験の合格 | 特になし |
| 科目Aにあたる試験 | 修了試験(60問・1時間30分・問題冊子) | 本試験の科目A(60問・90分・CBT方式) |
| 合格の基準 | 満点の6割以上(2026年7月実施分は60問中36問以上) | IRTによる評価点600点以上(1,000点満点) |
| 受けられる時期 | 年4回のうち、講座が設定した回(最大2回) | 試験の実施期間中、随時 |
| 有効期間 | 修了認定者として1年間 | なし(科目Aと科目Bは同じ日に実施され、両方の評価点で合否が決まる) |
| 本試験で受けるもの | 科目Bだけ | 科目Aと科目B |
どちらの場合も、科目Bの対策は避けられません。科目Bの出題形式と解き方の手順は基本情報技術者試験 科目Bの対策、科目Aを本試験で受ける場合の勉強法は科目A攻略法にまとめています。
免除試験(修了試験)は難しい?公式資料で比べられること・分からないこと
修了試験の合格率・受験者数・平均点は、IPAの制度ページ、事務運用マニュアル、よくある質問、基本情報技術者試験の統計情報ページには、2026年10月4日時点で記載がありません。そのため、「修了試験のほうが難しい(易しい)」を数字で言うことはできません。公式資料で比べられるのは、形式と合格基準です。
| 比べる点 | 修了試験(IPA提供問題・2026年7月26日実施分) | 本試験の科目A(試験要綱 Ver.5.6) |
|---|---|---|
| 問題数 | 問1〜問60・全問必須 | 出題60問・解答60問(四肢択一) |
| 試験時間 | 1時間30分 | 90分 |
| 採点の対象 | 解答に「合格基準:60問中36問以上」と書かれている | 出題60問のうち評価は56問で、残り4問は今後出題する問題を評価するために使われる |
| 合否の基準 | 満点の6割以上(60問中36問以上) | 科目評価点600点以上(1,000点満点)。IRTで評価点を算出し、正答数から評価点への換算表は公表されていない |
| 受けられる時期 | 講座が設定した回(年4回のうち最大2回) | 試験の実施期間中、随時 |
| 合格率の公表 | 本記事のIPA資料に記載なし(2026-10-04 時点) | 年度ごとに公表(合格率の推移) |
出典:IPA 修了試験の問題冊子(2026年7月26日実施分)の表紙・同 解答・IPA 認定講座開設者向け事務運用マニュアル(2026年度版)・IPA 試験要綱 Ver.5.6(12〜15ページ)。
修了試験の形式と合格基準:問1〜問60・1時間30分・全問必須。合格基準は60問中36問以上(満点の6割以上)。2026年7月26日実施分で確認。最終確認日:2026-10-04。出典:IPA 修了試験の解答(2026年7月26日実施分)。
問題数と時間は同じですが、合否の物差しは別です。修了試験の「6割」は問題数に対する正答数(36問)で、本試験の「600点」はIRTで算出した評価点です。評価点600点が正答率6割にあたるとは、IPAの資料からは言えません(換算の公表範囲は600点以上で不合格になる理由で整理しています)。
本試験の評価点の分布は、IPAが月ごとに公表しています。
本試験 科目Aの評価点分布:令和8年9月分は、評価点のあった10,373名のうち600点以上が6,769名(65.3%)。最終確認日:2026-10-29。出典:IPA 基本情報技術者試験 評価点分布(令和8年9月分)。
この65.3%は、評価点を算出された人のうち600点以上だった人の割合で、合格率でも修了試験の正答率でもありません。修了試験の難しさを測る数字としては使えないので、「本試験の科目Aの評価点はこの範囲に分布している」という参考にとどめてください。
修了試験で負担になりやすい制度上の点
「難しい」と感じる原因は、問題の中身だけとは限りません。IPAの資料から確認できる、修了試験の条件を挙げます。
- ① 間違えられるのは24問まで:60問中36問以上が基準なので、60−36=24問までしか間違えられません。90分÷60問で、1問あたり平均1.5分です
- ② 電卓が使えない:2026年7月26日実施分の表紙では、机上に置けるものが「受験票、黒鉛筆及びシャープペンシル(B又はHB)、鉛筆削り、消しゴム、定規、時計、ハンカチ、ポケットティッシュ、目薬」に限られ、「これら以外は机上に置けません」とされています。電卓は挙げられていないので、稼働率・最短所要日数・回線利用率のような計算問題は筆算で解く前提です
- ③ 範囲を絞りにくい:講座の審査では、カリキュラムが「シラバスの小分類レベルの全項目」に対応しているかが見られます(IPA 本制度のご案内)。修了試験も科目Aに相当する試験なので、分野を絞らずに全体を見る前提で準備するのが無難です
- ④ 受けられる回が限られる:講座が設定した回だけで、1つの講座につき最大2回(連続した月)です。本試験のように、いつでも予約して受けられるわけではありません
- ⑤ 試験に受かるだけでは足りない:講座の受講項目数と受講時間数の2/3以上の受講も修了認定の条件です
計算問題は、本試験でも修了試験でも同じ手順で解けます。自作の数値で稼働率を筆算で求める例です。
- 装置のMTBFが800時間、MTTRが200時間のとき、稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)=800÷(800+200)=0.8
- 逆算の確認:1−MTTR÷(MTBF+MTTR)=1−200÷1,000=0.8(一致)
筆算で解く練習に使える公開問題(本試験 令和7年度 科目A)
過去の修了試験問題の使い方:2023年6月実施分から60問・90分
IPAの制度ページには、2009年6月実施分から2026年7月実施分までの修了試験の問題と解答がPDFで並んでいます(2026年10月1日更新)。ただし形式は途中で変わっています。問題冊子の表紙と解答に示された合格基準は、次のとおりです。
| 実施日 | 問題数・試験時間 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 2023年1月22日実施分まで | 問1〜問80・2時間30分 | 80問中48問以上 |
| 2023年6月11日実施分から | 問1〜問60・1時間30分 | 60問中36問以上 |
出典:IPA 修了試験の問題冊子(2023年1月22日実施分)・同(2023年6月11日実施分)の表紙と、制度ページに掲載の各回の解答。2022年6月12日・7月24日実施分の解答は画像のため、この表の確認には含めていません。どちらも6割(48÷80=36÷60=0.6)です。
現在の60問・90分の形式で出題された回は、2023年6月11日から2026年7月26日までの14回(60問×14回=840問)です。使い方の一例を挙げます(当サイトの提案で、IPAの案内ではありません)。
- ① 2023年6月実施分以降の1回分を選び、本番と同じ90分で解く(電卓なし)
- ② IPAの解答で採点し、36問を基準に差を確かめる
- ③ 間違えた問題を分野ごとに書き出し、苦手な分野を本試験の公開問題で補う
- ④ 2023年1月以前の80問形式の回は、問題数と時間が違うため、時間を測るより苦手分野の洗い出しに使う
古い回ほど現在のシラバスと表記や範囲が違う可能性があります。試験要綱の改訂履歴には、2013年4月(Ver.1.6)と2018年11月(Ver.4.1)に〔午前の試験〕の出題範囲の表記を見直したことが記録されています。
本試験の公開問題で苦手分野を補う(令和7年度 科目A)
修了試験の問題ではなく、本試験の科目Aで出題された問題です。3段階の解説つきで確認できます。
- HTTPSだけがもつ特徴(令和7年度 科目A 問8)
- WAFの説明(令和7年度 科目A 問10)
- スクラムでプロダクトバックログアイテムの内容と並び順を決める役割(令和7年度 科目A 問13)
- “一緒に買われる商品”の組合せを発見する分析手法(令和7年度 科目A 問16)
- 生成AIサービスでオプトアウトを設定することが有効な場合(令和7年度 科目A 問17)
- カーボンフットプリントの説明(令和7年度 科目A 問20)
2027年度の新試験制度と、2026年12月28日以降の試験休止
IPAは2027年度から新しい試験制度に移る予定で、基本情報技術者試験は継続する試験区分です。免除制度については「2027年度の新試験制度において、基本情報技術者試験の科目A免除制度及び情報処理安全確保支援士試験の科目A-2免除制度については、変更を予定していません」と公表しています。
新試験制度での科目A免除:基本情報技術者試験の科目A免除制度は、2027年度の新試験制度で変更を予定していない(検討状況の公表内容で、今後変更が生じる場合あり)。基本情報技術者試験の新制度の開始は2027年度春頃の予定。最終確認日:2026-10-02。出典:IPA 情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について。
一方で、CBT方式の試験は2026年12月28日以降に休止する予定で、会場によってはそれより前に休止となる場合があります。再開時期はIPAが決まり次第公表するとしています。上の表のとおり、2025年12月以降の修了試験で得た免除有効期間には、この休止の時期と重なる期間があります。免除の期限が近い人は、IPAの発表を確認しながら受験日を決めてください。
CBT試験の休止:基本情報技術者試験のCBT試験は2026年12月28日以降に休止予定。2026年9月1日以降の新規申込みは、申込日から2026年12月27日までの試験開催日から選択。再開時期は未発表。最終確認日:2026-10-02。出典:IPA CBT方式で実施する3試験区分における2026年5月以降の試験実施について。
まとめ
- 科目A免除は、IPA認定講座の受講項目・受講時間の2/3以上を受講し、修了試験(60問・1時間30分)に満点の6割以上で合格するなどして修了認定を受けると、1年間科目Aが免除される制度
- 修了試験は年4回(6月・7月・12月・翌年1月)で、1つの講座につき最大2回(連続した月)
- 有効期間の開始日は修了試験の実施日ごとに決まっている(例:2026年12月13日実施分は2027年1月1日〜12月31日の予定)
- 申込みは「FE 科目A 免除(修了認定者)」試験で予約し、16けたの修了認定者管理番号を入力。通常の予約から後で切り替えることはできない
- 講座は一覧から探し、受講条件・費用は開設者に直接確認する
- 修了試験の合格率・受験者数は、IPAの制度ページ・事務運用マニュアル・よくある質問・統計情報ページに記載がなく(2026-10-04 時点)、「本試験より難しいか」は数字では言えない。問題数と時間は本試験の科目Aと同じ(60問・90分)で、基準は問題数の6割(36問)と、本試験の評価点600点とは別の物差し
- 現在の60問・90分の形式は2023年6月実施分から。2023年1月実施分までは80問・2時間30分・48問以上
- 2027年度の新制度でも免除制度の変更は予定されていない。2026年12月28日以降のCBT休止と免除期間の重なりに注意
よくある質問
Q修了試験に1回落ちたら、もう免除は受けられませんか?
講座によっては再受験できます。IPAの事務運用マニュアルでは、修了試験は1つの実施講座に対して最大2回(連続した月)まで設定でき、「1回目の修了試験で不合格になっても再受験できます」と説明されています。2回目が設定されているかは講座ごとに違うので、受講する講座の開設者に確認してください。
Q修了認定者管理番号が分からないときはどうすればいいですか?
IPAのFAQでは、認定講座や修了試験を受けた講座開設者に問い合わせるよう案内されています。講座開設者が既に存在しない場合などは、IPAの試験制度に関する問合せ先に連絡します。番号は免除申請に必須で、左詰め・ハイフンなしの16けたで入力します。
Q通常の「科目A・科目B」で予約してしまった場合、あとから免除に切り替えられますか?
できません。IPAの事務運用マニュアルは、「FE 科目A・科目B」試験を予約した後に別の試験へ変更することや、免除申請を追加することはできないとしています。免除を使う場合は、最初から「FE 科目A 免除(修了認定者)」試験を選んで予約してください。
QITパスポートや情報セキュリティマネジメント試験に合格していると、科目Aは免除されますか?
IPAが案内している基本情報技術者試験の科目A免除の方法は、認定講座の受講と修了試験の合格などによる修了認定だけです。IPAのFAQには、情報セキュリティマネジメント試験と応用情報技術者試験には免除制度がないことも書かれています。他の試験の合格で基本情報の科目Aが免除される仕組みは案内されていません。
Q修了試験の合格率や平均点は公表されていますか?
IPAの制度ページ・事務運用マニュアル・よくある質問・基本情報技術者試験の統計情報ページ(2026年10月4日時点)には、修了試験の合格率・受験者数・平均点の記載がありません。公表されているのは形式と合格基準で、2026年7月26日実施分は60問・1時間30分、合格基準は60問中36問以上です。本試験の合格率や評価点分布とは別の数字なので、比べて難しさを判断することはできません。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月29日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

