危険物乙四

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問34|静電気が問題になる物質

問題

危険物乙四 | 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

第4類危険物の取扱いにおける静電気の危険性について、次の記述のうち正しいものはどれか。

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答え合わせ

正解は ウ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正しいのはウです。ガソリンやベンゼンなどの電気を通しにくい液体は、流動・注入時に静電気がたまりやすく、火花が点火源になる危険があります。

  • ウ(正): 非導電性の液体は帯電しやすく危険。
  • イ(誤): 導電性が高い液体は電荷が逃げやすく帯電しにくい。
  • ア(誤): 静電気の火花は蒸気の点火源になる。
  • エ(誤): 帯電するので接地は必要。
  • オ(誤): 流速を速くすると静電気は増える。

「非導電性(ガソリン等)は帯電しやすく危険」を押さえます。

静電気が問題になる物質:

静電気は、電気を通しにくい液体(不良導体)が流動・ろ過・注入・かくはん等で摩擦して発生し、逃げ場がないと蓄積して火花放電(点火源)になります。

  • ウ(正): ガソリン・ベンゼン・トルエン等の非導電性(不良導体)の液体は帯電しやすく、火花放電が可燃性蒸気の点火源となる危険がある。
  • イ(誤): 導電性の高い液体は電荷が逃げやすく帯電しにくい。「導電性が高いほど危険」は逆。
  • ア(誤): 静電気の火花でも、可燃性蒸気の燃焼範囲内では十分点火源になる。
  • エ(誤): アルコール類も帯電し得るうえ、静電気以外の引火危険もあるため接地等の対策は必要(「まったく発生しない・接地不要」は誤り)。
  • オ(誤): 配管内の流速が速いほど静電気の発生は増える(遅くするのが対策)。

引っかけパターン: 導電性と帯電しやすさを逆にする、流速の効果を逆にする、静電気火花を点火源にならないとする。「非導電性(ガソリン等)=帯電しやすく危険/対策は接地・加湿・流速を遅く」を固定します。

【理論的背景】

静電気は、異なる物質が接触・摩擦・分離する際の電荷の偏りで生じます。電気を通しにくい不良導体(ガソリン・ベンゼン・灯油等の石油類)は、発生した電荷が逃げにくいため蓄積し、ある電位に達すると火花放電を起こします。第4類は可燃性蒸気を出す引火性液体なので、この火花が点火源となって引火・爆発する危険が常にあります。「どの物質が帯電しやすく危険か」を理解することは、第4類取扱いの安全の核心です。

【帯電しやすい物質・条件】

帯電しやすい(危険):

  • 非導電性(電気抵抗が大きい)の液体: ガソリン・ベンゼン・トルエン・灯油・軽油等の炭化水素系。とくにガソリンは揮発性も高く危険。
  • 速い流動・ろ過・かくはん・噴霧・自由落下。
  • 乾燥(低湿度)。

帯電しにくい:

  • 導電性の高い液体(水・電解質溶液等)は電荷が速やかに逃げる。
  • アルコール類・酢酸等の水溶性・極性の液体は、純粋な炭化水素ほどは帯電しにくいが、ゼロではない。

【対策(裏返し)】

  • 接地(アース)・ボンディング: 電荷を大地へ逃がす。タンク・配管・容器・移動タンクの注入時の接地導線。
  • 流速を遅くする: 注入速度の制限。
  • 加湿: 湿度を高く保ち電荷を逃がす。
  • 除電器・導電性材料・帯電防止服。

実例:

  • ガソリンの給油・荷おろし時の静電気火花による引火事故。
  • 人体帯電(合成繊維の服)→金属に触れた瞬間の放電が点火源になることも。

【試験での位置づけ】

静電気が問題になる物質は性質科目で最頻出(頻出度A)です。核心は、(1)非導電性(ガソリン・ベンゼン等の石油類)は帯電しやすく危険、(2)導電性が高い液体は帯電しにくい、(3)静電気火花は点火源になる、(4)対策は接地・加湿・流速を遅く、です。引っかけは、導電性と帯電しやすさを逆にする(本問のイ)、流速の効果を逆にする(オ)、静電気を点火源にならないとする(ア)、アルコールで接地不要とする(エ)です。「不良導体(ガソリン等)=帯電しやすい・流速速いと増える・乾燥で増える」の方向を一貫して押さえます。

【各選択肢の発展補足】

  • ウ(正): 非導電性の液体(ガソリン・ベンゼン等)は帯電しやすく火花放電が点火源になる。
  • イ(誤): 導電性が高い液体は電荷が逃げやすく帯電しにくい。
  • ア(誤): 静電気火花は可燃性蒸気の点火源になる。
  • エ(誤): アルコール類も帯電し得て接地等の対策が必要。
  • オ(誤): 流速を速くすると静電気の発生は増える。

【根拠】確立した性質(静電気と帯電・点火源)。

【補足】非導電性(ガソリン・ベンゼン等の石油類)は帯電しやすく危険。導電性が高いと帯電しにくい。流速が速い・乾燥で増える。対策=接地・加湿・流速を遅く。

この問題の根拠根拠: 確立した性質(静電気と帯電)。ガソリン・ベンゼン等の非導電性(不良導体)液体は、流動・ろ過・注入で帯電しやすく、蓄積した静電気の火花放電が可燃性蒸気の点火源となる。導電性の高い液体は電荷が逃げやすく帯電しにくい。流速を速くすると発生は増える。
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 確立した性質(静電気と帯電)。ガソリン・ベンゼン等の非導電性(不良導体)液体は、流動・ろ過・注入で帯電しやすく、蓄積した静電気の火花放電が可燃性蒸気の点火源となる。導電性の高い液体は電荷が逃げやすく帯電しにくい。流速を速くすると発生は増える。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

この問題の関連トピック

  • 静電気が問題になる物質(非導電性のガソリン等
  • 頻出度A

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