問題
茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)に関する次のア〜オの記述のうち、正しいものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
- オ
自信の3択
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解説
正答はアです。
手引きは茵蔯蒿湯について「まれに重篤な副作用として肝機能障害が起こることが知られている」としています。
誤りの選択肢です。
- イ:体力「中等度以上」向けで、カンゾウを含まない。
- ウ:構成生薬にマオウはない。
- エ:手引きは構成生薬としてダイオウを含むとしており、便秘するものに用いる処方。
- オ:添付文書の構成生薬はインチンコウ、サンシシ、ダイオウの3種。
茵蔯蒿湯の要点(手引き)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 体力・使用目標 | 体力中等度以上で、口渇があり、尿量少なく、便秘するもの |
| 適応 | 蕁麻疹、口内炎、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ |
| 不向きな人 | 体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人(激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい) |
| 構成生薬 | インチンコウ、サンシシ、ダイオウ(添付文書) |
| ダイオウ | 含む |
| カンゾウ・マオウ | 含まない |
| 重篤な副作用 | 肝機能障害 |
| 使用期間 | 1週間位使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談 |
各選択肢の正誤:
- イ(誤):体力中等度以上向け。手引きは鼻・皮膚の漢方のうち「茵蔯蒿湯、辛夷清肺湯を除き」カンゾウを含むとしており、茵蔯蒿湯はカンゾウを含まない。
- ア(正):手引きの記載どおり。
- ウ(誤):同じ箇所でマオウを含むとされるのは葛根湯加川芎辛夷で、茵蔯蒿湯の構成生薬にマオウはない。
- エ(誤):構成生薬としてダイオウを含む。
- オ(誤):構成生薬はインチンコウ、サンシシ、ダイオウ。ケイヒ、カンゾウは含まない。
【ダイオウを含む茵蔯蒿湯の留意点】
手引きは、茵蔯蒿湯が構成生薬としてダイオウを含むとし、その留意点はⅢ-2(腸の薬)を参照するとしています。構成生薬にダイオウを含む漢方処方製剤では、瀉下作用の増強を生じて腹痛、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすくなるため、瀉下薬の併用に注意する必要があります。ダイオウは吸収された成分の一部が乳汁中に移行し、乳児に下痢を生じるおそれがあるため、構成生薬にダイオウを含む漢方処方製剤でも、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避けることとされています。
本問の根拠とした添付文書(サンワ茵ちん蒿湯エキス細粒)では、次のように記載されています。
- してはいけないこと:本剤を服用している間は他の瀉下薬(下剤)を服用しない/授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避ける
- 相談すること:妊婦又は妊娠していると思われる人、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人 など
- まれに起こる重篤な症状:肝機能障害(発熱、かゆみ、発疹、黄疸、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等)、腸間膜静脈硬化症(長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれる)
【手引きでの位置づけ】
茵蔯蒿湯は手引きの2か所に記載があります。内服アレルギー用薬では皮膚の症状を主とする人に適すとされる漢方処方製剤の一つとして、口内炎用薬では内服の漢方処方製剤として挙げられ、いずれも適応は蕁麻疹、口内炎、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみです。口内炎用薬の項では、短期間の使用に限られるものではないが、1週間位使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談するなどの対応が必要とされています。
【根拠】厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月版)第3章ⅩⅠ-2-1)「代表的な配合成分、主な副作用」、第3章Ⅶ-2)「代表的な配合成分等、主な副作用」、第3章Ⅲ-2-2)「代表的な配合成分等、主な副作用」、一般用医薬品添付文書(KEGG MEDICUS J0601008557)
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(各都道府県が公表する試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月版)第3章ⅩⅠ-2-1)「代表的な配合成分、主な副作用」(口内炎用薬:茵蔯蒿湯)、第3章Ⅶ-2)「代表的な配合成分等、主な副作用」(内服アレルギー用薬:茵蔯蒿湯)、第3章Ⅲ-2-2)「代表的な配合成分等、主な副作用」(ダイオウ)。構成生薬は一般用医薬品の添付文書(KEGG MEDICUS 掲載:サンワ茵ちん蒿湯エキス細粒 J0601008557)。 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(2026版相当)に準拠し、章節を明記しています。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。出題範囲・法令・手引きは改正されることがあるため、最新の内容は各都道府県・厚生労働省の公式情報をご確認ください。

