登録販売者
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

登録販売者 第5章 医薬品の適正使用・安全対策 問33|小児への適用注意・年齢区分

問題

登録販売者 | 第5章 医薬品の適正使用・安全対策 | (手引き令和8年4月版・令和8年5月施行改正反映)

小児の年齢区分と小児への医薬品の使用に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

正答(誤っている選択肢)はエです。

手引きは、保護者等に対して、成人用の医薬品の量を減らして小児へ与えるような安易な使用は避け、必ず年齢に応じた用法用量が定められているものを使用するよう説明することが重要としています。エはこれと逆の説明で、誤りです。

小児の年齢区分(おおよその目安):

  • 新生児: 生後4週未満
  • 乳児: 生後4週以上、1歳未満
  • 幼児: 1歳以上、7歳未満
  • 小児: 7歳以上、15歳未満(一般的に15歳未満を小児とすることもある)

ア(年齢区分)・イ(乳児は医師の診療を優先)・ウ(腸が長く吸収率が高い、血液脳関門が未発達)・オ(5歳未満の幼児の錠剤・カプセル剤)は、いずれも手引きの記述どおりです。

小児の年齢区分と小児への配慮(第1章Ⅱ-4)):

区分名年齢範囲(おおよその目安)
新生児生後4週未満
乳児生後4週以上、1歳未満
幼児1歳以上、7歳未満
小児7歳以上、15歳未満(一般的に15歳未満を小児とすることもある)

この年齢区分は、「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」で用いられているものです。具体的な年齢が明らかな場合は、使用上の注意において「3歳未満の小児」等と表現される場合があります。

各選択肢の解説:

  • ア(正): 手引きの年齢区分のとおりです。乳児は「生後4週以上、1歳未満」で、生後4週未満は新生児です。
  • イ(正): 乳児は医薬品の影響を受けやすく、状態が急変しやすく、一般用医薬品の使用の適否が見極めにくいため、基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限(夜間等、医師の診療を受けることが困難な場合)にとどめるのが望ましいとされています。
  • ウ(正): 小児は身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高いこと、血液脳関門が未発達であるため中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすいことが示されています。加えて、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、成分の代謝・排泄に時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがあります。
  • エ(誤): 成人用の医薬品の量を減らして小児へ与えるような安易な使用は避け、必ず年齢に応じた用法用量が定められているものを使用するよう説明することが重要です。
  • オ(正): 錠剤、カプセル剤等は、小児、特に乳児にそのまま飲み下させることが難しいことが多いため、5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤などでは、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されています。

【小児の生理機能の特徴と、販売時の情報収集・説明のポイント】

1. 年齢区分の出どころ

手引きの年齢区分(新生児:生後4週未満、乳児:生後4週以上1歳未満、幼児:1歳以上7歳未満、小児:7歳以上15歳未満)は、「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」(平成29年6月8日付け薬生安発0608第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)で用いられている、おおよその目安です。ただし、一般的に15歳未満を小児とすることもあり、具体的な年齢が明らかな場合は、使用上の注意において「3歳未満の小児」等と表現される場合があります。

2. 小児が医薬品の影響を受けやすい理由

特徴手引きの説明
吸収大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い
脳への移行血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい
代謝・排泄肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄に時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある

3. 販売時の情報収集と説明(エの論点)

  • 小児への使用を避けることとされている医薬品の販売等に際しては、購入者等から状況を聞いて、想定される使用者の把握に努めるなど、積極的な情報収集と、それに基づく情報提供が重要
  • 保護者等に対して、成人用の医薬品の量を減らして小児へ与えるような安易な使用は避け、必ず年齢に応じた用法用量が定められているものを使用するよう説明する
  • 形状等が小児向けに作られていないため、小児に対して使用しないことなどの注意を促している医薬品もある。5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤などでは、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。喉につかえて苦しんだ体験から、乳幼児に医薬品の服用に対する拒否意識を生じさせることがある

4. 乳幼児への使用後の観察と誤飲・誤用事故

  • 乳児は基本的に医師の診療を優先し、一般用医薬品による対処は最小限(夜間等、医師の診療を受けることが困難な場合)にとどめるのが望ましい
  • 乳幼児は容態が変化した場合に自分の体調を適切に伝えることが難しいため、医薬品を使用した後は、保護者等が状態をよく観察することが重要。何か変わった兆候が現れたときは、早めに医療機関に連れて行き、医師の診察を受けさせることが望ましい
  • 誤って薬を大量に飲み込んだ、又は目に入れてしまったなどの誤飲・誤用事故の場合は、一般用医薬品であっても高度に専門的判断が必要となることが多いので、応急処置等について関係機関の専門家に相談し、又は様子がおかしいようであれば医療機関に連れて行くなどの対応が必要
  • 誤飲・誤用事故を未然に防止するには、家庭内において、小児が容易に手に取れる場所や、小児の目につく場所に医薬品を置かないようにすることが重要
この問題の根拠根拠: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月版)第1章Ⅱ-4)「小児、高齢者等への配慮」(小児の年齢区分)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(各都道府県が公表する試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月版)第1章Ⅱ-4)「小児、高齢者等への配慮」(小児の年齢区分) 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(2026版相当)に準拠し、章節を明記しています。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。出題範囲・法令・手引きは改正されることがあるため、最新の内容は各都道府県・厚生労働省の公式情報をご確認ください。