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保育士 保育実習理論 問14|幼児の絵に見られる表現の特徴

問題

保育士 | 保育実習理論 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

幼児の描画に見られる次の(ア)〜(エ)の表現と、その名称の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 (ア)丸い頭から直接、手や足が出ている人の絵 (イ)家の外側の壁と一緒に、家の中にいる家族や家具も見えるように描いた絵 (ウ)道の両側に並ぶ家が、道を中心にして左右に倒れたように描かれた絵 (エ)朝に家を出てから公園で遊ぶまでの出来事が、1枚の画面に一緒に描かれた絵

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は1です。頭から直接手足が出た人の絵は「頭足人」、外から見えない内部まで透かして描くのは「レントゲン描法(透視画法)」、道を中心に両側の家を倒したように描くのは「展開描法」、時間の異なる出来事を1枚に描くのは「異時同図法」です。どれも幼児が知っていることや感じたことを表そうとする、この時期らしい表現です。

(ア)頭足人 胴体が描かれず、頭から直接手足が出ている人の表現です。人を描き始める3歳前後から見られることが多く、子どもにとって大切な顔と手足を中心に表したものと考えられています。

(イ)レントゲン描法(透視画法) 外から見えないはずの内部(家の中の人、お腹の中の食べ物、地面の下の根や芋など)を、透かして見えるように描く表現です。展開描法とは、見えないものを描くか、視点を変えて描くかで区別します。

(ウ)展開描法 道や机の周りなどを中心に、両側のものを倒したように描く表現で、転倒式描法とも呼ばれます。上から見た位置関係と横から見た形が一つの画面に組み合わさっています。

(エ)異時同図法 時間の流れの中で起きた出来事を、1枚の画面に同時に描く表現です。絵巻物などの手法と同じ考え方です。

以上から1が正答です。2は(イ)と(ウ)、3は(ウ)と(エ)、4は(ア)と(エ)、5は(イ)(ウ)(エ)がずれています。

表現が見られる時期 頭足人は前図式期の前後、レントゲン描法・展開描法・異時同図法は基底線が現れる図式期を中心に見られる表現として整理されることが多くあります。図式期にはほかに、印象の強いものや大切なものを大きく描く表現(強調表現)も見られます。たとえば、芋掘りの経験の後には、自分が掘った芋を人より大きく描くことがあります。

表現の意味 これらは、子どもが「見えたとおり」ではなく「知っていること」「心に残ったこと」を描こうとするために生まれる表現と考えられています。大人の写実的な基準からは不正確に見えますが、子どもにとっては伝えたい内容を表すための工夫であり、誤りとして直す対象ではありません。

保育士の関わり 保育所保育指針は3歳以上児の「表現」の内容の取扱いで、子どもの自己表現は素朴な形で行われることが多いので、保育士等はそのような表現を受容し、子ども自身の表現しようとする意欲を受け止めることを求めています。頭足人を描いた子どもに「体がないよ」と直させるより、「元気に手を振っているね」などと表現の中身に共感して言葉をかけることが、表現する意欲を育てます。

紛らわしい点 レントゲン描法と展開描法は、どちらも大人の目には「ありえない見え方」ですが、前者は内部を透かす表現、後者は視点を変えて倒したように並べる表現です。異時同図法は、空間ではなく時間をまとめて描く点で、ほかの2つと異なります。

指針解説に見る受け止め方 「保育所保育指針解説」は3歳以上児の「表現」の説明で、子どもは、感じたり、考えたりしたことを身振りや動作、顔の表情や声など自分の身体そのものの動きに託したり、音や形、色などを仲立ちにしたりするなどして、自分なりの方法で表現しているとしています。そのうえで保育士等は、表現の手段が分化した専門的な分野の枠にこだわらず、子どもが何に心を動かし、何を表そうとしているのかを受け止めながら、表現する喜びを十分に味わえるようにすることが大切だとしています。また、子どもが遊びの中でかいたり、つくったりするものには、その子どもなりの思いや願いが込められているとも述べています。頭足人や異時同図法を「何を伝えたい絵か」という視点で読み取ることは、この考え方に沿ったものです。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:幼児の描画表現に関する定説/保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 3(2)オ 表現(ウ)②条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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