問題
色が人に与える心理的な効果についての記述A〜Dの正誤の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 A 赤・橙・黄などの暖色は、同じ距離にあっても手前に出てくるように見えやすく、進出色と呼ばれる。 B 同じ大きさの形でも、明度の高い色で塗ったほうが大きく見えやすい。 C 青・青緑などの寒色は、一般に気持ちを興奮させる効果をもつとされる。 D 明度の低い色は、明度の高い色に比べて重く感じられやすい。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は5です。暖色は手前に出て見えやすい進出色、明度の高い色は大きく見えやすい膨張色、明度の低い色は重く感じられやすい色です。誤りはCで、青・青緑などの寒色は気持ちを落ち着かせる(鎮静させる)効果をもつとされ、興奮させる効果をもつとされるのは赤などの暖色です。色の印象は色相・明度・彩度のどれによるものかを分けて覚えると整理しやすくなります。
A 正しい 赤・橙・黄などの暖色系は手前に飛び出して見えやすく、進出色と呼ばれます。反対に、青などの寒色系は奥に引っ込んで見えやすく、後退色と呼ばれます。
B 正しい 明度の高い色(白や明るい色)は実際より大きく見えやすく、膨張色と呼ばれます。明度の低い色(黒や暗い色)は小さく引き締まって見えやすく、収縮色と呼ばれます。
C 誤り 寒色は一般に、気持ちを落ち着かせる鎮静の効果をもつとされます。興奮させる効果をもつとされるのは、赤や橙などの彩度の高い暖色です。
D 正しい 色の重さの感じ方は主に明度に左右され、明度の低い色は重く、明度の高い色は軽く感じられやすいとされます。同じ大きさの箱でも、黒い箱は白い箱より重そうに見えます。
以上からA○ B○ C× D○の5が正答です。
属性ごとの心理効果の整理 色の心理効果は、主にどの属性に関わるかで整理できます。暖かい・寒いの感じ(暖色・寒色)や、進出・後退は主に色相、軽い・重いや膨張・収縮は主に明度、派手・地味や興奮・鎮静には色相に加えて彩度が関わるとされます。緑や紫など、暖色にも寒色にも属さない色は中性色と呼ばれます。
進出色と膨張色の違い 進出色・後退色は「前後の距離感」、膨張色・収縮色は「大きさの感じ方」の効果です。暖色で明るい色は進出し膨張して見えやすく、寒色で暗い色は後退し収縮して見えやすいため、両者は重なることが多いものの、別の効果として区別します。
生活の中の例 注意を促す標識に赤や黄が使われるのは、目立ち、手前に迫って見える効果を生かしたものです。また、落ち着いた雰囲気をつくりたい場所に青や緑系の色が選ばれることがあるのは、鎮静の効果に関わる考え方です。ただし、色の感じ方には個人差や文化による違いもあり、「必ずそう感じる」ものではありません。
紛らわしい点 Cは暖色と寒色の効果を入れ替えた記述です。「暖色=興奮・進出」「寒色=鎮静・後退」とセットで押さえます。
保育との関連 保育所保育指針は3歳以上児の「表現」のねらいに、いろいろなものの美しさなどに対する豊かな感性をもつことを挙げています。保育室の掲示物や環境の色づかいを考えるとき、色の心理効果を知っておくと、子どもが落ち着いて過ごせる空間や、目を引く掲示を工夫しやすくなります。
- 保育所保育指針・同解説こども家庭庁の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:色彩の基礎事項(色の心理的効果)/保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 3(2)オ 表現(イ)①条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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