保育士

保育士 保育実習理論 問24|スチレン版画の版と刷り上がりの向き

問題

保育士 | 保育実習理論 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

5歳児クラスで、スチレンボード(発泡スチロールの板)に鉛筆やボールペンで線をへこませて版をつくり、ローラーでインクをのせて紙に刷るスチレン版画を行う。刷り上がった作品の中に、子どもが自分の名前の文字を正しい向きで入れたいと考えている。版に文字をかくときの方法として、最も適切なものを一つ選びなさい。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は4です。版画は、版にのせたインクを紙に写し取る表現です。紙を版の上に重ねて写すので、刷り上がりは版に対して左右が反対になります。はんこを押すと文字が反対向きになるのと同じしくみです。そのため、刷り上がりで文字を正しい向きにしたいときは、版には左右反転させた文字(鏡文字)をかいておきます。鏡に映した文字を下書きにしたり、薄い紙にかいた文字を裏返して写したりすると、子どもでも取り組みやすくなります。

1 × 版と紙は向かい合わせに重なるので、刷り上がりは版の左右反対になります。正しい向きでかくと、作品では文字が反転して見えます。

2 × 版画で入れ替わるのは左右です。上下を逆にすると、刷り上がりは上下も左右も入れ替わった形になり、正しい向きにはなりません。

3 × 180度回転は、上下と左右の両方を入れ替えることにあたります。刷ると左右だけがもう一度入れ替わるので、結果は上下が逆の文字になります。

4 ○ 版に左右反転した文字をかけば、刷ったときにもう一度左右が入れ替わり、正しい向きの文字になります。

5 × スチレン版画は、へこませた面(表面)にインクをのせて刷ります。裏面にかいた線は刷り上がりに表れません。

なお、スチレン版画は版の表面(へこんでいない部分)にインクがつく凸版の仲間で、へこませた線はインクがつかず、紙の色のまま白く残ります。

版と刷り上がりの関係 木版画・紙版画・スチレン版画などの凸版、銅版画などの凹版、リトグラフなどの平版は、いずれも版と紙を向かい合わせに重ねて写し取るため、刷り上がりは版の左右反転になります。一方、シルクスクリーンやステンシルなどの孔版は、版の穴を通してインクを下の紙に落とす方法で、版を表向きに置いたまま刷れば絵の向きは版と同じです。文字や数字、左右の向きに意味がある絵(右手で持つ物など)を扱うときは、版の種類ごとにこの関係を押さえておく必要があります。

スチレン版画の特徴 スチレンボードは柔らかく、鉛筆やボールペン、ペンのキャップなどで押すだけで線や模様がへこみます。彫刻刀を使わないため、幼児でも安全に取り組みやすい版画です。ローラーでインクをのせると、へこんだ線にはインクが入らず、刷り上がりでは線が白く抜けた表現になります。線を強く深く押さないと、インクが入り込んで線が消えてしまうことがあるので、ゆっくり強く押すよう声をかけます。

保育での工夫 幼児にとって鏡文字を自分で考えてかくのは難しいことです。名前などの文字を入れたいときは、保育者が薄い紙に文字をかいて裏返し、透けて見える文字をなぞらせる、文字は刷った後にペンで書き加えるなどの方法があります。また、「刷ると反対になる」ことを、刷り上がりと版を並べて見比べる体験を通して子ども自身が発見できるようにすると、版画の面白さに気付くきっかけになります。

紛らわしい点 「上下逆」「180度回転」は、左右反転と混同しやすい選択肢です。鏡に映すと左右だけが入れ替わる、と覚えておくと区別しやすくなります。

この問題の根拠版画の一般的な原理(版と刷り上がりの左右関係・凸版の性質)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:版画の一般的な原理(版と刷り上がりの左右関係・凸版の性質)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

執筆・運営:合格ナビ運営事務局(運営者情報)・編集方針。