問題
次の文は、「保育所保育指針」第2章「3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の領域「表現」の「内容の取扱い」の一部である。(A)〜(D)に当てはまる語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 ・豊かな感性は、身近な環境と十分に関わる中で美しいもの、優れたもの、心を動かす出来事などに出会い、そこから得た(A)を他の子どもや保育士等と(B)し、様々に表現することなどを通して養われるようにすること。 ・子どもの自己表現は(C)な形で行われることが多いので、保育士等はそのような表現を受容し、子ども自身の表現しようとする意欲を受け止めて、子どもが生活の中で子どもらしい様々な表現を楽しむことができるようにすること。 ・生活経験や発達に応じ、自ら様々な表現を楽しみ、表現する意欲を十分に発揮させることができるように、遊具や用具などを整えたり、様々な素材や表現の仕方に親しんだり、他の子どもの表現に触れられるよう配慮したりし、表現する(D)を大切にして自己表現を楽しめるように工夫すること。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
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自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は4です。3歳以上児の「表現」の内容の取扱いでは、美しいものや心を動かす出来事から得た「感動」を他の子どもや保育士等と「共有」し、様々に表現することを通して豊かな感性が養われるようにすること、子どもの自己表現は「素朴」な形で行われることが多いので受容すること、表現する「過程」を大切にして自己表現を楽しめるように工夫することが示されています。でき上がりの出来栄えではなく、表現しようとする意欲と過程を大切にするという考え方です。
(A)感動 「そこから得た感動を他の子どもや保育士等と共有し」とあります。内容③「様々な出来事の中で、感動したことを伝え合う楽しさを味わう」とも対応しています。「驚き」は文言にありません。
(B)共有 感動を「共有」することで感性が養われる、という書き方です。他の子どもの作品と「比較」することは、指針の求める関わりではありません。比較して優劣をつける関わりは、自己表現の意欲をそぐことにもつながります。
(C)素朴 「子どもの自己表現は素朴な形で行われることが多いので」とあります。大人から見ると未熟に見える表現でも、その子なりの表現として受け止めることが求められています。
(D)過程 「表現する過程を大切にして自己表現を楽しめるように工夫すること」とあります。作品の「結果」を重視する考え方とは反対で、空欄に「結果」は入りません。
以上から、(A)感動、(B)共有、(C)素朴、(D)過程の4が正答です。
内容の取扱いの3項目のつながり ①は感性がどのように養われるか(環境との関わり・感動の共有・様々な表現)、②は保育士等の受け止め方(素朴な表現の受容と意欲の受け止め)、③は環境の工夫(遊具・用具・素材・他の子どもの表現に触れる機会・過程の重視)を示しています。①の後半には「その際、風の音や雨の音、身近にある草や花の形や色など自然の中にある音、形、色などに気付くようにすること」とあり、身近な自然への気付きも感性の土台として位置づけられています。
ねらいとの対応 3歳以上児の「表現」のねらいは、①いろいろなものの美しさなどに対する豊かな感性をもつ、②感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ、③生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ、の3つです。内容の取扱いの①は主にねらい①に、②③は主にねらい②③に対応すると読むことができます。
保育での具体的な姿 例えば、散歩で見つけた紅葉の色の美しさを友達や保育者と言葉で伝え合い、その後に絵の具の色を混ぜて自分の見た色をつくろうとする活動は、感動の共有から表現へとつながる流れです。保育者は、色が思い通りにならず塗り直す姿も「表現する過程」として認め、子どもが自分で選べる色や用具を用意します。他の子どもの作品を並べて飾ることは「他の子どもの表現に触れられるよう配慮」することにあたりますが、上手・下手を比べる場にはしません。
紛らわしい点 1歳以上3歳未満児の内容の取扱いにある「表出」「試行錯誤」「充実感」「諸感覚」と混同しないよう注意します。3歳以上児では「感動」「共有」「素朴」「過程」「自己表現」がキーワードです。
- 保育所保育指針・同解説こども家庭庁の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 3(2)オ(ウ)①〜③条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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