保育士

保育士 保育実習理論 問29|乳児保育「身近な人と気持ちが通じ合う」の内容の取扱い

問題

保育士 | 保育実習理論 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次のA〜Dは、乳児クラスで実習中の実習生が、「保育所保育指針」第2章1(2)イ「身近な人と気持ちが通じ合う」の「内容の取扱い」を踏まえて考えた関わり方である。指針の趣旨に照らして適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 保育士等との信頼関係に支えられて生活を確立していくことが人と関わる基盤となることを考え、泣いたり怒ったりするなど子どもの多様な感情を受け止め、温かく受容的・応答的に関わる。 B 子どもが自分の感情などを表したときには、それに保育士等が応答する言葉を子どもに繰り返し言わせることを通して、次第に言葉が獲得されていくようにする。 C 楽しい雰囲気の中で、ゆっくりと優しく話しかけ、子どもが言葉のやり取りを楽しめるようにする。 D 子どもの多様な感情を受け止め、温かく受容的・応答的に関わりながら、援助の仕方はクラスのどの子どもにも同じものを行うようにする。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は2です。指針の「身近な人と気持ちが通じ合う」の内容の取扱いには、子どもの多様な感情を受け止め、温かく受容的・応答的に関わること(A)、楽しい雰囲気の中でゆっくりと優しく話しかけ、言葉のやり取りを楽しめるようにすること(C)が示されています。指針は、相手が応答する言葉を「聞く」ことを通して言葉が獲得されていくとしているので、言葉を言わせる(B)は誤りです。また、指針は「一人一人に応じた適切な援助」を求めているので、どの子どもにも同じ援助をする(D)も誤りです。

A ○ 内容の取扱い①の趣旨そのものです。指針は「保育士等との信頼関係に支えられて生活を確立していくことが人と関わる基盤となることを考慮して、子どもの多様な感情を受け止め、温かく受容的・応答的に関わり、一人一人に応じた適切な援助を行うようにすること」としています。

B × 内容の取扱い②は、身近な人に親しみをもって接し、自分の感情などを表し、「それに相手が応答する言葉を聞くことを通して、次第に言葉が獲得されていく」ことを考慮するよう求めています。Bは「聞く」を「繰り返し言わせる」に入れ替えた形です。

C ○ 内容の取扱い②に「楽しい雰囲気の中での保育士等との関わり合いを大切にし、ゆっくりと優しく話しかけるなど、積極的に言葉のやり取りを楽しむことができるようにすること」とあります。

D × 内容の取扱い①は、多様な感情を受け止め、温かく受容的・応答的に関わったうえで、「一人一人に応じた適切な援助を行うようにすること」としています。Dは前半が指針どおりで、後半の「一人一人に応じた」を「どの子どもにも同じ」に入れ替えた形です。

以上から、A○ B× C○ D×の2が正答です。

「身近な人と気持ちが通じ合う」の位置づけ この視点は、乳児保育の3つの視点のうち社会的発達に関するもので、「受容的・応答的な関わりの下で、何かを伝えようとする意欲や身近な大人との信頼関係を育て、人と関わる力の基盤を培う」と示されています。ねらいは、①安心できる関係の下で、身近な人と共に過ごす喜びを感じる、②体の動きや表情、発声等により、保育士等と気持ちを通わせようとする、③身近な人と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感が芽生える、の3つです。1歳以上の領域では「人間関係」と「言葉」に引き継がれていきます。

内容との対応 内容には「体の動きや表情、発声、喃語等を優しく受け止めてもらい、保育士等とのやり取りを楽しむ」「保育士等による語りかけや歌いかけ、発声や喃語等への応答を通じて、言葉の理解や発語の意欲が育つ」などがあり、言葉は練習で教え込むものではなく、応答的なやり取りの中で育つものとして位置づけられています。選択肢Bは、この考え方と正反対です。

紛らわしい点 BとDは、どちらも内容の取扱いの文を途中まで正しく引き、1か所だけ入れ替えた形です。Bは取扱い②の「相手が応答する言葉を聞くことを通して」の「聞く」を「言わせる」に、Dは取扱い①の「一人一人に応じた適切な援助」を「どの子どもにも同じ」援助に変えています。前半が指針どおりでも、結びの語まで確かめることが必要です。なお、基本的事項は乳児期について「特定の大人との応答的な関わりを通じて、情緒的な絆が形成される」といった特徴があるとしています。

実習生としての関わり 実習生は子どもにとって初めて会う大人です。泣かれても無理に抱き上げず、担当の保育士のそばで子どもの様子を見ながら、表情や声に穏やかに応えることから始めます。子どもが保育士の方へ戻っていく姿も、安心の拠り所がある証拠として受け止めます。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 1(1)ア・1(2)イ(ア)〜(ウ)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

執筆・運営:合格ナビ運営事務局(運営者情報)・編集方針。

この問題の関連トピック

  • 乳児保育「身近な人と気持ちが通じ合う」の内容の取扱い

関連する問題

ページの先頭へ