問題
幼児期の描画の発達について、次の(ア)〜(エ)の特徴とその時期の名称の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 (ア)手を動かして描いた丸や線に、描いた後から「これはママ」などと意味を付けて話すようになる。 (イ)知っているものや思いついたものを、画面の上にばらばらに並べるように描く。 (ウ)画面の下に地面を表す横線(基底線)が現れ、人や家などをそれぞれ決まった形で描くようになる。 (エ)腕を動かすこと自体を楽しみ、点や往復する線、ぐるぐるとした線を描く。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は3です。幼児の絵は、腕の動きを楽しむ「なぐりがき期(錯画期)」から始まり、描いた線に後から意味を付ける「象徴期(意味づけ期)」、思いついたものを並べて描く「前図式期(カタログ期)」を経て、基底線が現れ決まった形で描く「図式期」へと進みます。(ア)は象徴期、(イ)は前図式期、(ウ)は図式期、(エ)はなぐりがき期の特徴です。
(ア)象徴期(意味づけ期) 描くときにはっきりした目的はなくても、できあがった丸や線を見て「ママ」「くるま」などと名前を付けるようになる時期です。
(イ)前図式期(カタログ期) 描きたいものを先に思い浮かべて描くようになりますが、ものどうしの位置関係や大きさの関係にはこだわらず、画面にばらばらに並べるのが特徴です。カタログのように並ぶことからカタログ期とも呼ばれます。
(ウ)図式期 画面の下に地面を表す線(基底線)を引き、その上に人や家を並べるなど、空間を秩序立てて表すようになります。人や家などを、その子なりに決まった形(図式)で繰り返し描くのが特徴です。
(エ)なぐりがき期(錯画期) 1歳ごろから見られ、描く内容よりも、腕を動かして紙に跡が残ること自体を楽しむ時期です。
以上から3が正答です。1は(ア)と(イ)、2は(イ)と(ウ)、4は(ア)と(エ)、5は(ウ)と(エ)を取り違えています。
段階の流れと時期の目安 描画の発達は、なぐりがき期(錯画期)→象徴期(意味づけ期)→前図式期(カタログ期)→図式期→写実の傾向が強まる時期、の順に整理されることが多くあります。年齢はおおよその目安で、個人差や生活経験による差が大きいため、時期の年齢を固定的に当てはめて子どもを評価することは適切ではありません。なぐりがきの中でも、点や往復線から、ぐるぐるとした円に近い線、閉じた丸へと変化していくことが知られています。
紛らわしい点 象徴期と前図式期の区別がつきにくいところです。象徴期は「描いた後で」意味を付けるのに対し、前図式期は「描く前に」描くものを思い浮かべて描く点が違います。
保育との関連 保育所保育指針は3歳以上児の「表現」の内容の取扱いで、保育士等が子どもの表現を受容し、子ども自身の表現しようとする意欲を受け止めることを求めています。発達段階の理解は、子どもの絵を大人の基準で評価するためではなく、その時期の表現の意味を読み取り、受け止めるために役立てます。
指針解説に見る子どもの描画 「保育所保育指針解説」は3歳以上児の「表現」の説明で、子どもの場合、必ずしも初めにはっきりとした必要性があってかいたり、つくったりしているのではなく、身近な素材に触れてその心地よさに浸っていることも多いとしています。そして、やがて線がかけることや形が組み合わされて何かに見立て、遊びのイメージをもち、それに沿ってかき加えたり、つくり直したりする場合もあると述べています。同じ説明は、子どもの表現は言葉、身体による演技、造形などに分化した単独の方法でなされるというより、絵をかきながらその内容に関連したイメージを言葉や動作で表現するなど、それらを取り混ぜた未分化な方法でなされることが多いとしています。
- 保育所保育指針・同解説こども家庭庁の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:幼児の描画の発達段階に関する定説/保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 3(2)オ 表現(ウ)②条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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