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保育士 保育実習理論 問12|日本の音楽教育史とリトミック

問題

保育士 | 保育実習理論 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

日本の音楽教育とリトミックについての記述A〜Dの正誤の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 A 伊沢修二は、明治期に文部省に設けられた音楽取調掛の御用掛に任命された。 B 『小学唱歌集』は、音楽取調掛によって編集された。 C リトミックは、ドイツの作曲家カール・オルフが考案した音楽教育法である。 D 小林宗作は、リトミックを学び、日本の幼児教育に取り入れた人物として知られる。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は5です。伊沢修二は、明治12年に文部省に設けられた音楽取調掛の御用掛に任命されました。『小学唱歌集』はこの音楽取調掛が編集した唱歌集です。誤りはCで、リトミックを考案したのはスイスの音楽教育家エミール・ジャック=ダルクローズです。オルフは別の音楽教育法(オルフ・シュールヴェルク)で知られます。小林宗作はリトミックを日本の幼児教育に取り入れました。

A 正しい 東京藝術大学の沿革によれば、明治12年10月、文部省に音楽教育を実施するにあたっての諸事項を調査するため音楽取調掛が設置され、その御用掛に、のちに初代の東京音楽学校校長となる伊澤(伊沢)修二が任命されました。

B 正しい 国立国会図書館の書誌では、『小学唱歌集』(初編・第2編・第3編)は「文部省音楽取調掛」の編纂として記録されています。

C 誤り リトミックは、スイスの音楽教育家エミール・ジャック=ダルクローズが考案した、音楽と体の動きを結び付けて音楽の感覚を育てる教育法です。カール・オルフはドイツの作曲家で、言葉のリズムや打楽器を使った即興を重視する音楽教育(オルフ・シュールヴェルク)で知られます。

D 正しい 小林宗作はリトミックを学び、日本の幼児教育に取り入れた人物として知られています。

以上からA○ B○ C× D○の5が正答です。

明治期の唱歌教育 文部省『学制百年史』によれば、小学校教則綱領は唱歌を学科に掲げながら、「教授法等が整うのを待って設けることとして」いました。同書は、文部省が学校に西洋音楽を取り入れるために明治12年に音楽取調掛を置き(同年10月7日以降)、翌13年に音楽教師メイソン(L.W.Mason)がアメリカから招かれて、わが国の音楽教授が開始されたと記しています。東京藝術大学の沿革によれば、その御用掛に任命されたのが伊沢修二です。国立国会図書館の書誌では、『小学唱歌集』は文部省音楽取調掛の編纂として記録されています。

ほかの音楽教育法 リトミック(ダルクローズ)のほかに、ハンガリーのコダーイの名を冠した音楽教育や、オルフのシュールヴェルクがあります。考案者と名称を対にして整理すると混同を防げます。

紛らわしい点 Cは、音楽教育法の名称と考案者を入れ替えた記述です。「リトミック=ダルクローズ」「シュールヴェルク=オルフ」と、名称と人物をセットで押さえます。

保育との関連 保育所保育指針は3歳以上児の「表現」で、感じたことや考えたことを音や動きなどで表現することを内容に挙げています。音楽を聴いて体で表すリトミックの考え方は、この内容とも重なります。

指針解説に見る音楽と体の動き 「保育所保育指針解説」は、1歳以上3歳未満児の「表現」の説明で、子どもは保育士等の歌うわらべうたなどの耳になじみやすい音の響きやゆったりとした調べに安らぎを感じ、歌に慣れ親しむ中で、保育士等の歌や動きに合わせて体を動かしたり、一緒に歌おうとしたりするとしています。この時期、歌うことに親しみ、歌に合わせてよく体や手指を動かすことで、楽しみながらそれらを自分のものとして身に付けていくとも述べています。3歳以上児の「表現」の説明では、子どもは心地よい音の出るものや楽器に出会うと、音色を味わったり、リズムをつくったり、即興的に歌ったり、音楽に合わせて身体を動かしたり、時には友達と一緒に踊ったりしているとしています。歌や音楽に合わせて体を動かす子どもの姿は、1歳以上3歳未満児と3歳以上児のどちらの説明にも書かれています。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:文部省『学制百年史』(音楽取調掛の設置・唱歌の扱い)/東京藝術大学「沿革」/国立国会図書館書誌(『小学唱歌集』文部省音楽取調掛編纂)/音楽教育法に関する定説/保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 3(2)オ 表現条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

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