介護福祉士

介護福祉士の登録手続き登録料・必要書類・登録証が届く時期・再交付

更新 ・書いた人 合格ナビ 編集長(運営者)

この記事でわかること

介護福祉士国家試験に合格したあとの登録を、センターの案内で整理。登録免許税9,000円と登録手数料3,320円、必要書類、登録証が届くまでの目安(1か月半程度)、登録に期限はあるか、紛失したときの再交付(1,200円)までをまとめます。

目次
  1. 介護福祉士の登録とは:合格しただけでは名乗れない
  2. 登録手続きの流れ:申請から登録証の受け取りまで
  3. 登録にかかる費用:登録免許税と登録手数料
  4. 必要書類と、書類の出し方で間違えやすい点
  5. 登録証が届く時期と、届かないとき
  6. 登録に期限はあるか、登録しないとどうなるか
  7. 登録の欠格事由に当てはまるとき
  8. 登録したあとの手続き:更新、氏名変更、紛失
  9. 養成施設を卒業した人の登録は別の手続き
  10. まとめ
結論:介護福祉士国家試験に合格しただけでは、「介護福祉士」と名乗れません。登録申請をして登録簿に登録されることが必要です。登録に使うお金は、登録免許税(収入印紙)9,000円と登録手数料3,320円です。書類に不備がなければ、センターが申請書類を受け付けてから登録証が届くまで、1か月半程度が目安です。登録申請に期限の定めはなく、登録しなくても合格は無効になりません。

この記事は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センター(以下「センター」)の資格登録のページと、社会福祉士及び介護福祉士法の条文だけをもとに、合格後の登録手続きを整理したものです。合格発表の見方は介護福祉士の合格発表、試験の日程や申込は介護福祉士国家試験 第39回の日程・申込・合格発表にまとめています。本サイトはセンターとは関係がなく、費用や手続きは変わることがあります。申請の前に、必ずセンターのページで最新の内容を確認してください。

介護福祉士の登録とは:合格しただけでは名乗れない

法律上の位置づけを、条文で確認します(e-Gov法令検索の2026年10月7日時点の現行条文です)。

  • 第39条:「介護福祉士試験に合格した者は、介護福祉士となる資格を有する。」
  • 第42条第1項:「介護福祉士となる資格を有する者が介護福祉士となるには、介護福祉士登録簿に、氏名、生年月日その他厚生労働省令で定める事項の登録を受けなければならない。」
  • 第48条第2項:「介護福祉士でない者は、介護福祉士という名称を使用してはならない。」

つまり、試験に合格すると「資格を有する」状態になり、登録を受けて初めて「介護福祉士」の名称が使えます。第48条第2項に違反した者は、第53条第3号により、30万円以下の罰金に処せられます。登録の事務は、厚生労働大臣の指定を受けたセンターが行っています。登録を受けた人には、その証として、登録事項を記した「登録証」が交付されます(センター 登録資格要件のページ)。

登録の資格要件は、介護福祉士国家試験に合格した人のほか、養成施設の卒業者にも別の定めがあります。養成施設を卒業した人の経過措置による登録は、介護福祉士養成施設の卒業者の経過措置登録で扱っています。この記事は、国家試験の合格者の新規登録を中心に書きます。

登録手続きの流れ:申請から登録証の受け取りまで

センターが案内する新規登録の流れは、次の4段階です。

段階内容
1登録資格要件があり、欠格事由に該当していないことを確かめる
2必要書類等を簡易書留で提出する
3センターが書類を受理して審査し、登録簿に登録する
4登録証が発送される

登録申請書と登録の手引は、国家試験の合格者には合格証書を送るときに同封されます。申請書類は、登録の手引にしたがって作ります。手続きの途中で書類に不備があると、受け付けられません(センター よくあるご質問)。

登録にかかる費用:登録免許税と登録手数料

介護福祉士の新規登録の費用:登録免許税(収入印紙)は9,000円、登録手数料は3,320円。合わせて12,320円(本記事での計算)。最終確認日:2026-10-07。出典:社会福祉振興・試験センター 新規登録の申請手続き。

費用は2つに分かれます。

費用払い込み先・方法介護福祉士の額
登録免許税郵便局等で収入印紙を購入し、登録申請書の所定欄にはり付ける(収入証紙は不可)9,000円
登録手数料センター所定の払込用紙で、ゆうちょ銀行等の窓口で払い込み、振替払込受付証明書(お客さま用)の原本を貼付用紙にはり付ける3,320円

センター所定の払込用紙をなくした場合は、ゆうちょ銀行等の備え付けの用紙で、センターが指定する口座へ窓口で払い込み、「受領証(受領書)」の原本をはり付けます。このときは、受領証のコピーを、登録証を受け取るまでの控えとして保管しておくよう案内されています。口座番号は変わることがあるため、記事には書かず、センターのページで確認してください。

必要書類と、書類の出し方で間違えやすい点

提出書類は、センターの一覧では次の3つの組が基本です(介護福祉士の場合)。

書類内容
登録申請書登録免許税の収入印紙をはり付ける
貼付用紙登録手数料の振替払込受付証明書をはり付ける。マイナンバーを申請書に書いた場合は、マイナンバーカードなどの両面コピーも貼付用紙にはり付ける
本人確認の書類日本国籍の方は、戸籍の個人事項証明書、戸籍抄本、「本籍を記載した」住民票のいずれか1通(原本)。外国籍等の方は、中長期在留者・特別永住者は「国籍等を記載した」住民票の原本、短期滞在者はパスポート等のコピー

介護福祉士は、これらのほかに、要件によって追加の書類が必要になる場合があります。喀痰吸引等行為を申請する場合や、養成施設を卒業した場合、受験資格区分5・6・7(令和6年度の第37回から)で合格した場合などです。追加書類が必要かどうかは、センターの登録のページと、手元の登録の手引で確認します。区分5・6・7の方の「介護過程Ⅲ」は、介護福祉士の受験資格でも触れています。

書類で間違えやすい点は、センターのよくある質問に次のように書かれています。

  • 氏名や本籍に変更がなくても、本人確認のため、戸籍抄本等の提出は必要です
  • 戸籍の個人事項証明書の代わりに、運転免許証のコピーや戸籍の附票を出すことはできません。センターは「運転免許証のコピーや、戸籍の附票では受け付けられません」としています
  • 提出する住民票の住所が現住所と違っていても問題ありません。申請書類の住所欄には、現在住んでいる住所を書きます
  • 氏名は、住民票等に記載されているとおりに書きます
  • 提出した証明書類は、返却されません
  • 申請書類は、不着などの事故を防ぐため簡易書留で出します。簡易書留の受領証は、登録証を受け取るまで保管しておきます

登録証が届く時期と、届かないとき

登録証が届くまでの目安:申請書類に不備がなければ、センターが申請書類を受け付けてから1か月半程度で登録証を発送。不備があった場合は、不備が解消してから1か月程度で発送。最終確認日:2026-10-07。出典:社会福祉振興・試験センター 新規登録の申請手続き、社会福祉振興・試験センター 資格登録 よくあるご質問。

登録証が届くまでの期間は、センターが書類を受け付けてからの目安です。登録証の受け取りについて、センターの案内は次のとおりです。

  • 登録証は、レターパックプラスで発送されます。不在の場合は、郵便局から不在配達通知書が投函されるので、保管期間内に受け取ります。保管期間が過ぎると、試験センターに返送され、再送料は申請者の負担になります
  • 手続きの途中で住所を変えた人は、郵便局に「転居届」を出します。登録証を受け取ったあとで、住所変更の手続きをします
  • 目安の期間を過ぎても未着のときは、書類を送ったときの簡易書留の受領証を用意して、試験センターの登録部に連絡します
  • 登録証の発送を早めることや、交付前に登録番号を知らせることは、できません

登録に期限はあるか、登録しないとどうなるか

センターのよくある質問では、登録申請について「手続きする期限の定めはありません」とされています。登録しなくても、国家試験の合格が無効になることはありません。ただし、登録をしないと、介護福祉士の名称を使うことはできません。

登録が済むまでの間に、職場から合格や申請中であることの確認を求められる場面があるかもしれません。センターは登録申請中であることの証明書を出していないため、合格証書・登録手数料の振替払込請求書兼受領証・簡易書留の受領証の3点を見せて説明するよう案内しています。

登録の時期が、事業所の加算の要件などでどう扱われるかは、この記事では扱いません。センターの手引は、事業者から各都道府県に問い合わせるよう案内しています。

登録の欠格事由に当てはまるとき

登録には、法令で定められた欠格事由があります。センターは、次のような場合に登録を受けられないと案内しています(要旨)。

  • 精神の機能の障害により、介護福祉士の業務を適正に行うために必要な認知、判断、意思疎通を適切に行えない
  • 拘禁刑以上の刑に処せられ、その執行を終わり、または執行を受けることがなくなった日から2年を経過していない
  • 社会福祉士及び介護福祉士法などの法律の規定で定めるものにより、罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、または執行を受けることがなくなった日から2年を経過していない
  • 虚偽や不正の事実に基づく登録などを理由に、登録を取り消され、その取消しの日から2年を経過していない

欠格事由に当てはまる場合の連絡先として、センターは厚生労働省の社会・援護局 福祉基盤課 福祉人材確保対策室の資格・試験係を案内しています。当てはまるかどうかの判断は、この記事ではしません。該当しそうな場合は、センターの登録資格要件のページで確認してください。

登録したあとの手続き:更新、氏名変更、紛失

登録後の手続きの手数料:登録証の紛失・汚損による再交付は1,200円。登録事項の変更(氏名・本籍の都道府県)は1,800円。最終確認日:2026-10-07。出典:社会福祉振興・試験センター 登録証の紛失・汚損による再交付手続き、社会福祉振興・試験センター 資格登録 よくあるご質問。

登録後の手続きは、次のように分かれます。

場面手続き
変更がないときセンターのよくある質問に「変更がなければ、更新の手続きは必要ありません」とある。定期的な更新はない
氏名・本籍の都道府県が変わった登録事項の変更手続き。手数料は1,800円
現住所だけが変わった現住所のみの変更手続き(センターのページで様式を確認)
登録証を紛失・汚損した登録証の再交付手続き。手数料は1,200円。汚損の場合は登録証の原本も出す
登録者が亡くなった(失踪宣告を受けた)センターの登録者の死亡(失踪宣告)の手続き

センターは、次の4つの事項に変更等が生じたときは、速やかに届け出るよう案内しています。①氏名または本籍の都道府県を変更するとき、②現住所のみを変更するとき、③登録証を紛失または汚損したとき、④登録者が死亡した(失踪宣告を受けた)ときです。

登録証を再交付しても、登録年月日と登録番号は変わりません。再交付や変更の手続きでも、新しい登録証が届くまで、書類を受け付けてから1か月半程度が目安とされています。再交付中に就職活動などで登録証が必要になりそうな場合は、汚損した登録証を出す前にコピーを取って保管するよう、センターが案内しています。

介護福祉士の資格に更新の制度があるのかは、法律の側から見た説明を介護福祉士とは(制度と法律上の義務)で扱っています。

この論点の問題を解く

合格後の登録は、試験に受かってからの話です。登録の前に、まずはセンターが公表した問題を解いて、試験の形に慣れておくことができます。

養成施設を卒業した人の登録は別の手続き

介護福祉士養成施設を卒業した人は、国家試験に合格していなくても、経過措置による登録を受けられる場合があります。手続きの書類(新規登録の手引<経過措置対象者用>)や、登録の有効期限、期限を解除する方法が、国家試験の合格者とは異なります。詳しくは介護福祉士養成施設の卒業者の経過措置登録にまとめています。

まとめ

  • 合格しただけでは「介護福祉士」と名乗れない。登録を受けて初めて名称が使える(法第42条第1項・第48条第2項)
  • 費用は、登録免許税(収入印紙)9,000円と登録手数料3,320円。収入証紙は使えない
  • 書類に不備がなければ、申請書類を受け付けてから登録証が届くまで1か月半程度が目安。レターパックプラスで届き、目安を過ぎても未着なら簡易書留の受領証を用意してセンターの登録部へ連絡する
  • 登録申請に期限の定めはなく、登録しなくても合格は無効にならない。ただし登録するまで名称は使えない
  • 変更がなければ更新の手続きはない。氏名等の変更は1,800円、紛失・汚損による再交付は1,200円
  • 養成施設の卒業者の経過措置登録は、別の記事で確認する
本サイトは公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。掲載している問題は、センターが公表した問題を掲載し、合格ナビが解説をつけたものです。登録の手続き・費用・書類は、必ずセンターの発表と登録の手引で確認してください。

よくある質問

Q登録申請書は、どこでもらえますか?

センターの案内では、国家試験の合格者には、合格証書を送るときに登録申請書と登録の手引(新規登録用)が同封されます。手元にない場合は、封書で試験センターの登録部に請求します。送付先の住所・氏名・生年月日・電話番号と、請求理由、「介護福祉士登録の手引<新規登録用>請求」と書いたメモを封筒に入れ、封筒の表(左余白)にも赤字で同じ文言を書くよう案内されています。国家試験合格者か養成施設卒業者かの区別も書きます。配付は無料です。

Q登録申請中であることを、職場に証明してもらえますか?

センターは、登録申請中であることの証明書を出していません。国家試験に合格していることと、手続き中であることを職場に説明するときは、合格証書、登録手数料の振替払込請求書兼受領証、登録申請書類を送ったときに郵便局から出た簡易書留の受領証の3点を見せるよう案内しています。

Q登録免許税は、収入証紙でも納められますか?

納められません。センターの案内は、登録免許税は郵便局等で収入印紙を購入して登録申請書にはり付けるものとし、「収入証紙ではありません」と注意しています。登録手数料は、別にセンター所定の払込用紙で払い込みます。

Q結婚して姓が変わったときは、登録証をどうしますか?

登録事項(氏名・本籍の都道府県)の変更手続きを行います。センターのよくある質問では、手数料は1,800円とされています。この手続きで、登録証の紛失・汚損による再交付や現住所の変更も一緒に行えるため、別々に申請する必要はありません。旧姓の併記を希望する場合は、登録事項変更届出書の旧姓名欄に旧姓名を書き、旧姓から現在の氏名までが分かる戸籍抄本等を出します。

Q登録証は、紙のカードですか。レターパックで届くと聞きましたが。

センターの案内には、登録証は「レターパックプラスで発送します」と書かれています。不在の場合は郵便局から不在配達通知書が投函されるので、保管期間内に受け取ります。保管期間が過ぎると試験センターに返送され、再送料は登録申請者の負担になります。

この資格の問題を解く介護福祉士 過去問(第36〜38回・各125問)
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法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月7日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

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