介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題44認知症の理解

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・認知症の理解

次のうち,全般的な認知機能を評価する尺度であり,30 点満点で20 点以下を認知症の目安とするものとして,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題44

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「改訂長谷川式認知症スケール(HDS-R)」です。

改訂長谷川式認知症スケール(HDS-R)は、日本で広く使われている認知機能の検査で、30点満点のうち20点以下だと認知症の疑いがあると判断される目安になっています。

たとえるなら、テストの点数のように、質問に答えてもらって得点化し、その点数で認知機能の目安を判断する仕組みです。

👉 覚え方:HDS-R=30点満点・20点以下が認知症の目安。

ほかの選択肢:1バーセルインデックスはADL(日常生活動作)の評価尺度で認知機能の検査ではない/3FASTはアルツハイマー型認知症の重症度を段階分けする尺度/4認知症高齢者の日常生活自立度判定基準は生活の自立度をランク分けする基準(点数評価ではない)/5CDR(臨床的認知症尺度)は0〜3の重症度で評価する尺度(30点満点ではない)。

なぜこれが正解か

正解は2。改訂長谷川式認知症スケール(HDS-R)は、日本の医療・介護現場で広く用いられる全般的な認知機能のスクリーニング検査で、30点満点中20点以下の場合に認知症の疑いがあると判断する目安として設定されている。

各選択肢の解説

  • 1 バーセルインデックスは、食事・移動・排泄・入浴等の日常生活動作(ADL)の自立度を評価する尺度であり、認知機能を評価するものではない。
  • 3 FAST(Functional Assessment Staging)は、アルツハイマー型認知症の重症度を、正常から最重度まで7段階に分けて評価する尺度であり、30点満点の得点方式ではない。
  • 4 認知症高齢者の日常生活自立度判定基準は、認知症の程度による生活自立度をI・IIa・IIb・IIIa・IIIb・IV・Mの段階でランク分けする基準であり、点数化される検査ではない。
  • 5 臨床的認知症尺度(CDR)は、記憶・見当識・判断力等の複数の領域を評価し、健常(0)から重度(3)までの重症度を判定する尺度であり、30点満点の検査ではない。

覚え方・ひっかけ注意

認知機能・ADL評価に関する尺度は名称と特徴(何を測るか、得点方式か段階方式か)が混同されやすい。「HDS-R=30点満点・20点以下で疑い」という具体的な数値をセットで正確に記憶しておくことが、本問のような出題への直接的な対策になる。

理論的背景

改訂長谷川式認知症スケール(HDS-R)は、長谷川和夫らが開発した認知機能検査で、年齢、見当識(時間・場所)、記銘力(3つの言葉の記銘と遅延再生)、計算、数字の逆唱、物品記銘、言語の流暢性(野菜の名前を言う)等、9つの下位項目から構成される(30点満点)。簡便に実施でき、認知症のスクリーニング(振り分け検査)として広く活用されているが、確定診断のためには、画像検査(MRI・CT)や血液検査、専門医による総合的な評価が必要となる点に留意が必要。

試験での位置づけ

認知機能・生活機能の評価尺度(HDS-R、MMSE、バーセルインデックス、FIM、FAST、CDR、認知症高齢者の日常生活自立度)は認知症の理解領域・介護の基本領域を横断する頻出テーマ。それぞれの尺度が「何を」「どのような方式で(得点か段階か)」評価するのかを一覧で整理しておくことが効率的な対策となる。

選択肢の発展補足

HDS-Rと類似の国際的な検査としてMMSE(Mini-Mental State Examination)があり、こちらも30点満点で構成される(HDS-Rより言語性の項目に偏り、MMSEは書字・図形描写等の動作性項目も含む点が異なる)。両者は日本の臨床現場で併用されることも多い。

上位資格・発展

神経心理学の分野では、これらのスクリーニング検査に加え、より詳細な認知機能の領域別評価(前頭葉機能検査、視空間認知機能検査等)が用いられる。介護福祉士としては、これらの検査結果(点数や自立度のランク)の意味を理解し、ケアプランの検討や多職種連携に活かす視点が重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題44。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題44です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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