介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題49障害の理解

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・障害の理解

次のうち,ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の社会(人生)レベルに該当するものとして,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題49

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「参加」です。

ICFという国際的な生活機能の考え方では、「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3つのレベルで人の生活をとらえます。このうち、社会や人生に関わるレベルが「参加」です。

たとえるなら、仕事をする、地域の行事に関わる、趣味の集まりに顔を出す、といった「社会とのつながり」の部分が参加にあたります。

👉 覚え方:参加=社会・人生レベル(社会とのつながり)。

ほかの選択肢:1心身機能・身体構造は体そのもののレベル/2活動は個人レベル(できる・している動作)/4機能障害・5活動制限は生活機能ではなくマイナス面を表す用語(活動制限は活動レベルの困難さを指す)で「社会レベル」の用語ではない。

なぜこれが正解か

正解は3。ICF(国際生活機能分類)は、人の生活機能を「心身機能・身体構造(心身レベル)」「活動(個人レベル)」「参加(社会・人生レベル)」の3つの階層で捉える枠組みであり、家庭内の役割・就労・地域活動への関与といった社会的な関わりは「参加」に該当する。

各選択肢の解説

  • 1 心身機能・身体構造は、身体の生理的機能や解剖学的な構造(視力、筋力、関節の可動域等)を示す心身レベルの概念である。
  • 2 活動は、日常生活動作(歩く、食事をする等)のように、個人が課題や行為を遂行することを示す個人レベルの概念である。
  • 4 機能障害は、心身機能・身体構造に生じた問題(マイナス面)を示す用語であり、「社会レベル」の概念ではない。
  • 5 活動制限は、活動を行う際に生じる困難さ(マイナス面)を示す用語であり、こちらも「社会レベル」の概念ではない。

覚え方・ひっかけ注意

ICFの3階層(心身機能・身体構造=心身レベル、活動=個人レベル、参加=社会・人生レベル)と、それぞれのマイナス面を示す用語(機能障害・活動制限・参加制約)をセットで整理する。本問は「プラス面(生活機能)の社会レベルは何か」を問う形式であり、マイナス面の用語(機能障害・活動制限)を誤って選ばないよう注意する。

理論的背景

ICF(国際生活機能分類、2001年WHO採択)は、それ以前のICIDH(国際障害分類、1980年)が障害を「機能障害→能力障害→社会的不利」という一方向のマイナス面の連鎖として捉えていたのに対し、生活機能(心身機能・身体構造、活動、参加)というプラスの側面を中心に据え、さらに健康状態と、環境因子・個人因子という背景因子との相互作用の中で生活機能を捉える双方向的・統合的なモデルへと転換した点が最大の特徴である。「参加」は、家庭内の役割、就労、教育、地域活動、余暇活動等、社会生活・人生場面への関与全般を含む広い概念である。

試験での位置づけ

ICFの階層構造(心身機能・身体構造、活動、参加)と背景因子(環境因子、個人因子)の全体像は、障害の理解領域・介護過程領域を横断する最頻出テーマ。第36回 問58(家族アセスメント)や36-116(ICFの当てはめ問題)ともあわせて、ICFモデル全体を図として理解しておくことが、様々な出題形式(用語の定義、事例への当てはめ)への対応力を高める。

選択肢の発展補足

ICFにおける「環境因子」(物的環境、人的環境、制度的環境)は、参加のしやすさに大きな影響を与える要素として重視される。例えば、バリアフリーな交通機関の整備(環境因子の改善)は、身体機能自体に変化がなくても、外出や就労といった「参加」の実現可能性を高めることができる、という考え方がICFの実践的な意義である。

上位資格・発展

社会福祉士・リハビリテーション専門職の教育では、ICFを用いたアセスメントシート(ICFの各項目を用いて生活状況を整理する様式)の作成演習がより実践的に行われる。介護福祉士としては、身体機能の回復だけでなく、利用者の「参加」(役割の獲得、社会とのつながり)を支援する視点を持つことが、介護過程の展開において重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題49。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題49です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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