介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題55障害の理解

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・障害の理解

聴覚障害者の特徴や支援の方法に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題55

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「要約筆記によって意思疎通を補う」です。

要約筆記は、話している内容を要約して文字で伝える方法で、聴覚障害のある人とのコミュニケーションを助ける手段の一つです。

たとえるなら、話の内容をリアルタイムで文字にして見せてあげることで、聞こえない部分を補ってあげるイメージです。

👉 覚え方:要約筆記=話の内容を文字にして伝えるコミュニケーション支援。

ほかの選択肢:2軽度の聴覚障害を「ろう」というのは誤り(「ろう」は重度・先天性の聴覚障害を指すことが多い)/3フラッシュベルは音を増幅するのではなく、音を光の点滅に変換して知らせる装置/4手話は意思の伝達に大いに役立つ言語(説明が逆)/5身体障害者手帳の交付基準は40dBよりもっと重い聴力レベルが必要。

なぜこれが正解か

正解は1。要約筆記は、話し手の発言内容を要約し、リアルタイムで文字(手書き、パソコン等)にして伝える方法で、手話を用いない中途失聴者・難聴者を含む聴覚障害者のコミュニケーションを補う重要な支援手段である。

各選択肢の解説

  • 2 「ろう」は一般に、重度で先天性または言語獲得前に生じた聴覚障害を指す用語として用いられることが多く、「軽度の聴覚障害」を指す言葉ではない。
  • 3 フラッシュベルは、来客や電話の着信音、火災報知器の音等を光の点滅に変換して知らせる装置であり、「周囲の音を増幅させて伝える」という説明(補聴器のような機能)は誤り。
  • 4 手話は聴覚障害者にとって重要な意思伝達手段(言語)であり、「意思の伝達に役立たない」という記述は事実に反する。
  • 5 身体障害者手帳が交付される聴覚障害の基準は、両耳の聴力レベルが70dB以上(最重度〜中等度の障害区分に応じた基準)等、40dBよりも重い聴力レベルが必要とされ、40dBでは交付基準を満たさない。

覚え方・ひっかけ注意

聴覚障害者のコミュニケーション支援手段(手話、要約筆記、筆談、読話等)と、生活支援機器(フラッシュベル、光や振動で知らせる機器)を正確に区別する。「ろう」という用語の一般的な使われ方(重度・先天性)と、身体障害者手帳の交付基準(一定以上の聴力レベル)も基礎知識として押さえる。

理論的背景

聴覚障害者のコミュニケーション手段は、手話(日本手話・日本語対応手話)、要約筆記、筆談、読話(口の動きを読み取る)、補聴器・人工内耳の活用等、多様な選択肢があり、障害の程度(軽度〜重度)、発症時期(先天性か中途か)、本人の言語的背景(手話を第一言語とするか等)によって適した手段が異なる。要約筆記は特に、手話を習得していない中途失聴者・難聴者にとって重要な情報保障手段であり、要約筆記者の養成・派遣制度(意思疎通支援事業)が地域生活支援事業の一環として整備されている。

試験での位置づけ

聴覚障害者のコミュニケーション支援手段の種類と特徴は障害の理解領域・コミュニケーション技術領域を横断する頻出テーマ。第37回 問53(視覚障害)とセットで、感覚障害全般の支援手段の全体像(視覚障害=白杖・盲導犬・点字・音声、聴覚障害=手話・要約筆記・筆談・フラッシュベル)を体系的に整理しておくことが重要。

選択肢の発展補足

意思疎通支援事業(手話通訳者・要約筆記者の派遣)は、障害者総合支援法に基づく地域生活支援事業の必須事業の一つとして市町村が実施しており、聴覚障害者が病院・役所等で必要な情報保障を受けられる仕組みとなっている。

上位資格・発展

手話通訳士・要約筆記者の専門的な養成課程では、通訳技術(同時通訳・逐次通訳)や、聴覚障害者の言語的・文化的背景(ろう文化)への理解がより専門的に扱われる。介護福祉士としては、聴覚障害のある利用者に対し、複数のコミュニケーション手段を組み合わせて対応する柔軟性が求められる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題55。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題55です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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