介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題61医療的ケア

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・医療的ケア

次の記述のうち,介護福祉士が行う口腔内の喀痰吸引の方法として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題61

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「吸引チューブを回転させながら痰を吸引する」です。

チューブを同じ場所に当てたまま吸い続けると、口の中の粘膜にピタッと吸い付いて傷つけてしまいます。チューブを回すように動かすと、一か所に吸い付くのを防ぎながら、痰を取りこぼさずに吸い取れます。

たとえるなら、掃除機のノズルを同じ場所に押し付けず、動かしながら吸うイメージです。

👉 覚え方:「同じ場所に吸い付けない」が安全のポイント。

ほかの選択肢:1 吸引圧は医師の指示などで決めた範囲で行い、その場で自分で決めない/2 圧をかけたまま入れると粘膜に吸い付く/3 口蓋垂まで入れるのは深すぎ、吐き気を起こす/5 先にチューブの外側を拭いてから洗浄水を吸う(順序が逆)。

なぜこれが正解か

正解は4。吸引チューブを一か所に当てたまま吸引すると、粘膜に吸い付いて傷つけるおそれがある。チューブを回転させるように動かしながら吸引することで、一か所への吸着を避けつつ、口腔内の痰を取りこぼさずに吸引できる。

各選択肢の解説

  • 1 吸引圧は、医師の指示と、看護職員と連携して作られた手順に従い、決められた範囲で設定する。介護福祉士が利用者の体調を見てその場で決めるものではない。
  • 2 吸引圧をかけたままチューブを入れると、挿入の途中で粘膜に吸い付いて傷つける。圧をかけない状態で入れ、吸引する位置で圧をかける。
  • 3 口腔内の吸引は、口の中の見える範囲で行う。口蓋垂(のどちんこ)まで入れると深すぎ、刺激で吐き気や嘔吐を起こし、誤嚥につながるおそれがある。
  • 5 吸引後は、先に清浄綿でチューブの外側の汚れを拭き取り、そのあとで洗浄水を吸引してチューブの内側を洗う。選択肢は順序が逆である。

覚え方・ひっかけ注意

口腔内吸引は「圧は決められた範囲」「入れるときは圧をかけない」「口の中の見える範囲まで」「回転させながら吸う」「外側を拭いてから内側を洗う」の流れで整理する。具体的な数値は研修テキストと医師の指示で確認する。

口腔内吸引の位置づけ

口腔内の喀痰吸引は、介護福祉士が医師の文書による指示を受けたうえで、研修を修了して行える行為の一つである(社会福祉士及び介護福祉士法施行規則第1条第1号、第26条の3第1項)。安全のための基本は、利用者の粘膜を傷つけないこと、痰を取りこぼさないこと、感染を持ち込まないことの3点に集約される。

4が正しい理由

吸引チューブを同じ場所に当てたまま吸引すると、粘膜に吸い付いて傷つける恐れがある。チューブを回転させるように動かすことで、一か所への吸着を避けつつ、痰を取りこぼさず吸引できる。

誤りの選択肢の論点

  • 1 吸引圧は、利用者の状態を踏まえて決められた範囲で設定するもので、介護福祉士がその場の判断で決めるものではない。医師の指示と、看護職員との連携によるマニュアルに従う。
  • 2 吸引圧をかけたまま挿入すると、粘膜に吸い付いて傷つける。圧をかけない状態で入れ、必要な位置で圧をかける。
  • 3 口蓋垂のあたりまで入れるのは深すぎる。口腔内・鼻腔内の吸引では入れてよい深さに限度があり、深く入れすぎると嘔吐や誤嚥を誘発するおそれがある。
  • 5 吸引後は、先に清浄綿でチューブの外側の汚れを拭き取り、そのあとで洗浄水を吸引してチューブ内を洗う、という順番が基本である。選択肢は順序が逆になっている。

吸引中の観察

吸引中は、顔色、呼吸の様子、表情、出血の有無などを見る。異常があれば、すぐ中止して看護職員に連絡する。吸引後は、実施状況を記録し、報告書として医師に提出する体制が、事業所の登録基準に含まれている。

研修区分との関係

喀痰吸引等研修には、不特定多数の利用者に全行為を行う第1号研修、行為を限定する第2号研修、特定の利用者に行う第3号研修がある。区分によって実施できる範囲が違うが、安全のための基本原則は共通である。

※圧力や時間などの数値は、研修テキストと医師の指示で確認すること。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題61。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題61です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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