介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題58障害の理解

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・障害の理解

レスパイトケアの望ましいあり方に関する記述として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題58

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは5「家族が休息している間も,障害者が自分らしく過ごせるようにする」です。

レスパイトケアは、介護をしている家族が一時的に休息をとれるようにする仕組みですが、その間、障害のある本人もただ預けられるだけでなく、自分らしく安心して過ごせることが大切です。

たとえるなら、家族が休んでいる間も、本人にとって心地よい時間が過ごせるように配慮することが理想的な形です。

👉 覚え方:レスパイトケア=家族の休息だけでなく本人の自分らしい時間も大切にする。

ほかの選択肢:1サービスを利用せず生活すべきというのはレスパイトケアの趣旨に反する/2利用中に家族は自宅にいなければならないという限定は不要(外出等も可能)/3旅行のための利用も認められる(レスパイトの目的の一つ)/4宿泊利用に限定する必要はなく日帰り利用等も含まれる。

なぜこれが正解か

正解は5。レスパイトケアは、家族介護者が一時的に介護から離れて休息を得ることを主目的としつつ、その間、障害のある本人にとっても、単に「預けられる」だけでなく、安心してその人らしく過ごせる時間となるよう配慮することが望ましいあり方とされる。

各選択肢の解説

  • 1 障害者がサービスを利用せずに生活すべきという考え方は、家族介護の負担を軽減し在宅生活を継続可能にするというレスパイトケアの趣旨そのものに反する。
  • 2 レスパイトケアの利用中、家族が必ず自宅で休まなければならないという限定はなく、外出や旅行等、家族が望む形で休息をとることができる。
  • 3 家族が障害者を預けて旅行に行くことも、レスパイトケアの正当な利用目的の一つとして認められる。
  • 4 レスパイトケアは宿泊を伴う利用に限定されるものではなく、日帰りの通所サービス等、多様な形態で提供されうる。

覚え方・ひっかけ注意

レスパイトケアに関する設問では、「制限する」「限定する」方向の選択肢(利用しないべき、自宅にいるべき、旅行は認められない、宿泊限定)はほぼ誤答になる。「家族の休息を柔軟に支えつつ、本人の生活の質も大切にする」という両立の視点が正解の軸となる。

理論的背景

レスパイトケア(respite care)は、「小休止」「一時休息」を意味するrespiteという語に由来し、日常的に介護を担う家族が、心身の休息やリフレッシュ、私的な用事(冠婚葬祭、旅行、通院等)のために、一時的に介護から解放される時間を確保できるよう支援する仕組みである。短期入所生活介護(ショートステイ、第36回 問48)、日中一時支援事業、通所系サービスの活用等がレスパイトケアの具体的な手段として位置づけられる。レスパイトケアの本質は、単に家族の負担軽減にとどまらず、家族機能の維持・回復を通じて、結果的に障害者本人の在宅生活の継続を支えるという「家族と本人の双方にとっての利益」を実現する点にある。

試験での位置づけ

レスパイトケアの理念は障害の理解領域・介護の基本領域を横断する重要テーマ。「家族の休息」と「本人の尊厳・生活の質」を対立させず、両方を実現する視点を問う出題として位置づけられ、第36回 問58(家族全体を見る視点)とも通じる考え方である。

選択肢の発展補足

レスパイトケアの実施にあたっては、利用する施設・サービスが、本人にとって安心できる環境(なじみの職員、生活リズムへの配慮等)であるかどうかが重要な質の指標となる。単なる「預かり」ではなく、本人の希望や生活歴を踏まえた個別的な関わりが、質の高いレスパイトケアの実践として求められる。

上位資格・発展

介護支援専門員・相談支援専門員の実務では、家族介護者の負担度のアセスメント(介護負担感尺度等)に基づき、計画的なレスパイトケアの利用をケアプランに組み込む視点がより実践的に扱われる。介護福祉士としては、レスパイトケア利用時の本人への丁寧な関わりを通じて、家族と本人双方の安心感を支える役割を担う。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題58。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題58です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

この問題の関連トピック

  • こころとからだのしくみ

関連する問題

ページの先頭へ