危険物乙4の受験申し込みは、電子申請と書面申請の2通りです。受付期間は都道府県と試験日ごとに決まっていて、乙種の試験手数料は5,300円です。電子申請の流れ、必要なもの、支払い方法、受験票用の写真、申し込み後の受験地変更や再受験まで、消防試験研究センターの案内で整理します。
目次
結論:危険物乙4の申し込みは、電子申請と書面申請の2通りで、居住地にかかわらず希望する都道府県で受験できます。センターは電子申請を推奨しています。受付期間は、試験日程の表で都道府県と試験日ごとに決まっています。乙種の試験手数料は5,300円(非課税)で、一度納めた手数料は返金されません。電子申請では、申し込み・手数料の払い込み・受験票の印刷・写真の貼付までを自分で行います。
この記事は、試験を実施する一般財団法人 消防試験研究センター(以下「センター」)の受験の申請・試験の方法・注意事項・よくある質問・電子申請の案内と、試験日程一覧・都道府県支部のページだけをもとに、申し込みの決まりを整理したものです。試験日の探し方と当日の持ち物は危険物乙4の試験日はいつ?、不合格のあとの立て直しは乙4に落ちたときで扱っています。本サイトはセンターとは関係がなく、日程や手続は必ずセンターと受験する都道府県の支部で確認してください。
危険物乙4の申し込み:電子申請と書面申請の違い
センターの「受験の申請」のページには、申請方法は「電子申請」と「書面申請」があり、居住地にかかわらず希望する都道府県で受験できると書かれています。
| 項目 | 電子申請(推奨) | 書面申請 |
|---|---|---|
| 申し込み | パソコンやスマートフォンから。受付期間中は24時間(システムメンテナンス時を除く) | 受験する支部ごとの試験案内を確認し、受験願書等の必要書類を揃えて、受付期間内に申請 |
| 願書 | 取り寄せ・郵送が不要 | 受験願書が必要。支部の窓口への提出は待たされる場合があるため、郵送を推奨 |
| 証明書類 | JPEG形式・PDF形式の電子データをアップロード | 原本またはコピーを願書に添付 |
| 手数料の払い込み | クレジットカード、PayPay、メルペイ、コンビニ払い、ペイジー(インターネットバンキングまたは金融機関ATM)から選ぶ | 願書の払込票または2次元コードによる決済 |
| 受験票 | 自分でダウンロードして印刷 | 支部から郵送 |
| 申し込み後の確認・修正 | 「電子申請状況確認」画面で確認でき、受付期間内なら受験地の変更など一部の項目を修正できる | 支部の試験案内による |
センターは、受験申込みの際には、必ず各支部の試験案内を確認したうえで電子申請を使うよう案内しています。申請手続と受験会場などの詳細は、受験する支部(東京都は中央試験センター)への問い合わせ先になっています。
愛知県支部・大阪府支部のお知らせ:愛知県支部のページには「令和10年度から、受験申込みは、原則電子申請のみとさせていただく予定としています。」、大阪府支部のページにも令和10年度から受験申込みは電子申請を原則とするお知らせがある。令和8年10月7日時点のページによる。最終確認日:2026-10-07。出典:消防試験研究センター 愛知県支部、消防試験研究センター 大阪府支部。
令和8年度は、書面申請もできます。令和10年度からは、一部の支部が原則電子申請にする予定を告知しています。受ける支部のページを見ておくと安心です。
申し込みの前に決めること:受験する都道府県と試験日
申し込みの前に、次の3つを決めます。
1. 受験する都道府県:居住地にかかわらず、希望する都道府県で受験できます。ただし、申し込みは受験を希望する都道府県の支部にします(センターのよくある質問 Q21)。
2. 試験日:試験日程の表で、都道府県ごと・試験日ごとの行を探します。探し方は危険物乙4の試験日はいつ?にまとめています。
3. 受験する類:この記事は乙種第4類(乙4)で書いています。乙種の試験に受験資格の制限はなく、どなたでも受験できます(甲種だけが一定の受験資格を必要とします。よくある質問 Q19)。
すでに乙種の免状を持っていて、別の類を受ける人は、法令と物理化学が免除されます(よくある質問 Q11)。免状番号の入力が必要になるため、手元に免状を用意します。くわしくは乙4を持っている人が別の類を受けるときにまとめています。
受付期間の決まり方
受付期間は、全国で1つではありません。試験日程の表の1行ごとに、「電子申請の受付期間」と「書面申請の受付期間」が書かれています。
令和8年度後期 受付期間の例:青森県の令和8年11月14日(土)の試験は、電子申請・書面申請とも10/13〜10/20。北海道の令和8年12月20日(日)の試験は11/04〜11/11、令和9年3月7日(日)の試験は1/25〜2/01。令和8年10月7日時点の日程表による。最終確認日:2026-10-07。出典:消防試験研究センター 令和8年度後期 試験日程(危険物取扱者試験)。
表の見かたは、次のとおりです。
- 同じ都道府県でも、試験日によって受付期間が違う(北海道の例では、試験日が異なる行ごとに別の受付期間)
- 電子申請と書面申請の受付期間が、同じ行で同じ日付の例がある。違う場合は、日程表の2つの列をそれぞれ見る
- 令和8年10月7日時点の表には、受付が終わった行と、まだ始まっていない行が混ざっている。自分の試験日の行を見て、受付が始まっているかどうかを確かめる
受付期間の途中でも、受け付けが終わる場合があります。愛知県支部のページには、各試験日につき受験申請者数が会場の収容人数を超えると見込まれる場合は、受付期間の締切日を待たずに受付を終了させていただく場合があるとあります。ほかの支部の扱いは、支部ごとに確認してください。
電子申請のシステムでは、時間の管理に、システムが動いているサーバの時刻が基準になります。受付の開始日と締切日は時刻が決まっていて、直前はアクセスが集中して処理に時間がかかることがあるとセンターは案内しています。受付期間の最後の日の夜に申し込む計画は立てず、余裕のある日に申し込みます。
電子申請の流れと準備するもの
電子申請の流れ:①受験申込(電子申請期間に注意)→②試験手数料等の払込(申請手続後3日以内)→③受験票のダウンロード・印刷(受験票は受験者で準備。郵送はしない)→④受験票への写真貼付→⑤試験(受験票を持参しないと受験できない)→⑥試験結果通知書(郵送。個別にメール等での知らせはしない)。最終確認日:2026-10-07。出典:消防試験研究センター 試験の電子申請(受験申込み)案内。
流れに沿って、やることをまとめます。
| 順 | やること | 注意 |
|---|---|---|
| ① | 日程表で試験日と受付期間を確かめ、電子申請で申し込む | 受付期間内に限る |
| ② | 試験手数料等を払い込む | 申請手続後3日以内。支払い方法は5種類から選ぶ |
| ③ | 試験日のおおむね10日前までに届く、ダウンロードできる旨のメールを受け取り、受験票を印刷する | メールはお知らせで、受験票は電子申請トップの「受験票ダウンロード」から印刷する |
| ④ | 受験票に写真を貼る | 貼らないと受験できない |
| ⑤ | 試験を受ける | 受験票を持参しないと受験できない |
| ⑥ | 試験結果通知書を受け取る | 郵送。メールなどでの個別の知らせはない |
電子申請の前に準備するもの
センターの電子申請の案内(電子申請の詳細・準備するもの)には、次のものが挙がっています。
- インターネットに接続できるパソコンまたはスマートフォンと、印刷できるプリンターや複合機
- 電子メールアドレス(受験票のダウンロードのお知らせメールなど、試験に関する重要なメールを受け取るために必要)
- すでに免状を持つ人は、免状番号(免状の記載事項に変更がないこと)
- クレジットカードで払う人は、VISA・Mastercard・JCB・アメリカン・エキスプレス・ダイナースクラブのいずれか
- 再受験のときは、前回の受験票または試験結果通知書(3年以内に受験した場合)
動作確認の環境は、OSがWindows 10・Windows 11・Android・iOS、ブラウザがMicrosoft Edge・Google Chrome・Safariです。入力できる漢字はJIS第1水準・第2水準だけで、人名漢字や外字は入力できないため、入力できる代替の文字を使います(電子申請の詳細)。
書面申請の流れ
書面申請は、受験する支部の試験案内を確認し、受験する試験の種類ごとに必要な書類(受験願書等)を揃えて、受付期間内に申請します。
- 受験願書は、郵便でも送ってもらえます。受験予定の支部に、切手を貼付し送付先住所を記入した返信用封筒を同封して申し込みます(よくある質問 Q22)
- 受験願書は全国共通ですが、提出は受験を希望する都道府県の支部(東京都は中央試験センター)に行います(Q23)
- 昨年度の願書を使うこともできますが、願書のB面(複写2枚目)に2次元コードがないため、手数料の支払いが同封の郵便払込票に限られます(Q23)
- 支部の窓口へ提出するより、郵送が推奨されています
愛知県支部のページには、願書は簡易書留で郵送するか持参すると書かれています。大阪府支部のページには、書面申請の願書は簡易書留郵便による郵送(受付期間中の消印有効)が原則で、持参も可とあります。このように、提出の細かい決まりは支部ごとに違うため、受ける支部の案内を見ます。
乙4の受験手数料と払い込み
危険物取扱者試験 試験手数料:甲種7,200円、乙種5,300円、丙種4,200円(非課税)。一旦納入された試験手数料は返さない。最終確認日:2026-10-07。出典:消防試験研究センター 試験の方法。
乙4を含む乙種の試験手数料は5,300円で、非課税です。センターの「注意事項」には、センターへ申し込まれた試験について、試験手数料と提出書類は返せないと書かれています。
電子申請の払込方法は、次の5つから1つを選びます(電子申請の詳細)。
| 払込方法 | 内容 |
|---|---|
| ペイジー(Pay-easy) | インターネットバンキングまたはペイジー対応のATM。即時決済、または払込番号を受け取るオンライン方式 |
| コンビニエンスストア | セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマート(払込番号付与方式) |
| クレジットカード | 即時決済。分割払いはできず、すべて一括払い |
| メルペイ・PayPay | スマホ決済 |
払込期限は、ペイジーのオンライン方式とコンビニ払いについて、電子申請を行った翌日から3日以内とされています。試験手数料とは別に払込手数料が必要です(団体受験の団体受付を除く)。払込手数料の金額は、払い込みの画面で確認してください。
受験票に貼る写真
電子申請でも書面申請でも、受験票には写真が要ります。センターの受験案内には「受験票に顔写真を貼付していないと受験できません」と書かれています。電子申請の詳細では、この写真は合格したときの免状の写真にも使うので、次のとおり準備するとされています。
- 縦4.5cm×横3.5cm
- 正面、無帽(宗教上又は医療上の理由がある場合を除く)、無背景、上三分身像
- 6か月以内に撮影されたもの
- 鮮明な写真
大阪府支部のページには、写真専用紙でない、鮮明でない、目が隠れている、顔が切れている、余白が極端に少ない、写真サイズが大きい・小さいなど、規格に満たない写真では受験できないと書かれています。
申し込みのあと:受験票・変更・再受験
- 受験票:電子申請は試験日のおおむね10日前までにダウンロードできる旨のメールが届き、書面申請は試験実施日のおおむね1週間前までに郵送されます(センターの注意事項)。当日の持ち物は試験日の記事にまとめています
- 申し込み内容の修正:電子申請は、「電子申請状況確認」画面で申込内容を確認でき、受付期間内に限り、受験地の変更など一部の項目を修正できます
- 手数料:一旦納入された手数料は返されません。虚偽の申請をした場合は受験できません
- 再受験:3年以内に電子申請または書面申請をした人は、受験票または試験結果通知書に印字された「資格判定コード」で、同種類の試験を再受験として電子申請できます。試験地は問われません。同じ試験日に電子申請できる再受験は1種類までです(団体受付を除く)。免状の書換えを申請していて手元に免状がないときも、前回の受験票または試験結果通知書に印字された資格判定コードで受験できます。免除科目は、前回の申請内容から変更できません(よくある質問 Q14)
- 団体で申し込む:学校や会社でまとめて受験するときは、団体登録をした代表者が申請する方法があります。電子申請の団体受験は、代表者が支部で団体登録をする必要があります(電子申請の詳細)
申し込みでよくある失敗
センターの案内に書かれている、うっかりしやすい点を表にします。
| 失敗 | 案内にある決まり | 出典 |
|---|---|---|
| 必要書類が足りない | 既得免状の写しなど、必要書類の不足がないか申請前に十分に確認する。証明書等は原本またはコピーを添付 | 注意事項 |
| 払い込みを後回しにする | 申請手続後3日以内に払い込む(ペイジーのオンライン方式とコンビニは電子申請の翌日から3日以内) | 電子申請の案内 |
| 免状の書換え中や記載事項の変更中に電子申請する | 書換え中の人や記載事項に変更が生じている人は、電子申請ができない。先に免状の書換えをして、手元に免状を用意する | 電子申請の詳細 |
| 氏名のフリガナの空白を半角にする | 氏名の間には全角スペースを入れる。半角スペースだとエラーになる | 受験票がダウンロードできない場合の対応策 |
| 受験票を印刷しない | 受験票は自分で印刷して写真を貼る。受験票がないと受験できない | 電子申請の詳細 |
| 写真を貼らない | 貼らないと受験できない | 受験案内 |
| 締切直前の申し込み | 締切直前はアクセスが集中して、処理に時間がかかる場合がある | 電子申請の案内 |
免状の書換えが必要になる場面と手続は、危険物の免状の書き換えにまとめています。
まとめ
- 乙4の申し込みは、電子申請と書面申請の2通り。センターは電子申請を推奨している。居住地にかかわらず、希望する都道府県の支部に申し込む
- 受付期間は、試験日程の表の行ごと(都道府県と試験日ごと)。受付が終わった行は申し込めない
- 乙種の試験手数料は5,300円(非課税)で、一度納めると返されない。電子申請は払込手段を5種類から選び、払込期限に注意する
- 受験票に貼る写真は、縦4.5cm×横3.5cm、6か月以内、正面・無帽・無背景。貼らないと受験できない
- 免状の書換え中の人は、電子申請ができない。先に書換えを済ませる
本サイトは一般財団法人 消防試験研究センターとは関係ありません。掲載している問題は、過去の出題論点をもとに合格ナビが作成した論点別問題で、試験団体が出題した問題ではありません。日程・手数料・申し込みの手続は、必ずセンターと受験する都道府県の支部の発表で確認してください。
よくある質問
Q危険物乙4の申し込みは、電子申請と書面申請のどちらがよいですか?
消防試験研究センターは、電子申請を推奨しています。受験願書の取り寄せと郵送が要らず、受付期間中は24時間申し込めること(システムメンテナンス時を除く)、証明書類は電子データでアップロードできること、手数料をクレジットカードやコンビニ払いなどから選べることがメリットとして挙げられています。書面申請は、支部の試験案内を確認して書類を揃え、受付期間内に申請します。
Q電子申請の手数料は、いつまでに払えばよいですか?
センターの電子申請の案内には、申請手続後3日以内に払い込むよう書かれています。詳細ページでは、ペイジーのオンライン方式とコンビニ払いは払込期限が設定され、その期限は電子申請を行った翌日から3日以内と説明されています。払込方法は、クレジットカード・コンビニ・ペイジー・メルペイ・PayPayから1つ選びます。なお、試験手数料とは別に払込手数料が必要です。
Q申し込んだあとで、受験する都道府県を変えられますか?
受付期間内に限り、電子申請状況確認の画面から、受験地の変更など一部の項目を修正できると、センターは案内しています。それ以外の変更は、受験する支部に問い合わせてください。
Q不合格や欠席のあと、もう一度受けるときの申し込みは何が要りますか?
電子申請では、3年以内に電子申請または書面申請をした人が、受験票または試験結果通知書に印字された「資格判定コード」を使って、同じ種類の試験を再受験として申し込めます。このとき試験地は問われません。同じ試験日に電子申請できる再受験は1種類までです(団体受付を除く)。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月7日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。
