精神保健福祉士

精神保健福祉士 第28回 問題37|精神障害リハビリテーション論

問題

精神保健福祉士 | 第28回(令和7年度) | 令和8年1月31日(土)・2月1日(日)実施・精神障害リハビリテーション論

次の記述のうち,精神障害リハビリテーションにおける資源のアセスメントに関する内容として,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第28回精神保健福祉士国家試験(令和7年度)」専門科目 問題37(精神障害リハビリテーション論)

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 4

精神障害リハビリテーションでは、本人の力や希望をみる「本人のアセスメント」と、本人を取り巻く環境をみる「資源のアセスメント」を分けて考えます。資源のアセスメントとは、利用者の周りにどんな人・場所・制度・サービスがあり、どう使えるかという環境の情報を集めて、分析することです。ですので、4が正解です。

ほかの選択肢は別の作業です。職場実習での評価は本人の能力のアセスメント、ニーズと資源を結び付けるのは調整(リンケージ)、使いやすく調整するのは資源の調整、機関の設置を働きかけるのは資源の開発にあたります。

なぜ正解か

正解は 4。精神障害リハビリテーションのアセスメントは、利用者本人の希望・能力・課題をみる部分と、環境(家族、地域、サービス、制度など)をみる部分に分けられる。資源のアセスメントは後者で、利用者を取り巻く環境の情報を収集し、分析して、どの資源がどのように活用できるかを見極める作業である。

ほかの選択肢

  • 1:職場実習で職業能力を評価するのは、本人の能力(職業能力)のアセスメント。環境ではなく本人の機能をみている。
  • 2:ニーズと社会資源を結び付けるのは、ケアマネジメントでいうリンケージ(つなぐ)段階の働き。アセスメントの後の実行段階である。
  • 3:既存の資源を使いやすいよう調整するのは、資源の調整であり、調整・改善の実践にあたる。情報収集・分析ではない。
  • 5:地域に就労支援機関がないので設置を働きかけるのは、資源の開発(ソーシャルアクション)。アセスメントで不足が分かった後に行う活動である。

正解の根拠と位置づけ

正解は 4。精神障害リハビリテーションでは、本人の機能・技能・希望だけでなく、環境側の要因に働きかけることが重視される。アセスメントも、本人のアセスメントと資源(環境)のアセスメントとに分けて行う。資源のアセスメントは、家族、住居、職場・学校、地域の支援機関、制度・サービス、人間関係など、本人を取り巻く環境の情報を収集して分析し、本人が目標を達成するために使える資源、足りない資源、障壁となる条件を明らかにする作業である。「収集し、分析する」という作業の内容が、選択肢4の核心である。

支援の流れの中での位置づけ

  • アセスメント:本人(希望、強み、技能、課題)と環境(資源の有無・質・使いやすさ)をみる。選択肢4は環境側。
  • 計画:本人の希望と、使える資源をあわせて目標と手立てを決める。
  • 実行:リンケージ(つなぐ)、調整、必要な資源の開発、本人への技能支援。選択肢2、3、5。
  • モニタリング・評価:実行の結果を確認して見直す。

誤りの肢の掘り下げ

  • 選択肢1は、実習による職業能力の評価。評価の対象は利用者本人の力であり、環境の情報収集ではない。もっとも、実習先の環境に必要な配慮を知るという意味では環境側の情報も得られるが、設問の記述は「職業能力を評価する」ことに限られている。
  • 選択肢2は、アセスメントで得た情報をもとに行うつなぎの働きで、アセスメントそのものではない。
  • 選択肢3は、既存の資源を利用者が使いやすくするための調整で、実行の段階である。
  • 選択肢5は、資源が不足している地域で、新たに設置を働きかけるソーシャルアクション・資源開発。アセスメントの結果、資源の不足が明らかになった後の活動である。

関連して出る論点

  • リハビリテーションの進め方(診断→目標設定→プログラム計画→実施)の中でのアセスメントの位置づけ。
  • ストレングスモデル:本人の強みだけでなく、環境の強み(資源)をみる視点を持つ。
  • 環境調整:本人の技能を高めるだけでなく、環境側を変えることで参加を支える(合理的配慮の考え方とも通じる)。
この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第28回精神保健福祉士国家試験(令和7年度)」専門科目 問題37(精神障害リハビリテーション論)。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第28回精神保健福祉士国家試験(令和7年度)」専門科目 問題37(精神障害リハビリテーション論)です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ。原文にふりがなが付いている語は、ふりがなも付けています)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。精神保健福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

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