問題
使用電圧が300V以下の低圧屋内配線のケーブル工事の施工方法に関する記述として,誤っているものは。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
ケーブルを天井の下面や壁の側面に沿って取り付けるときは、ケーブルを支える点と点の間を2m以下にしなければならない。アは水平に3m間隔で取り付けているので誤り。
イ(防護装置の金属部分にD種接地)、ウ(衝撃を受けるおそれがある所に防護装置)は正しい。エは、人が触れないようにした場所で垂直に取り付ける場合は6m以下まで認められているので、5mは正しい。正答はア。
根拠は電気設備技術基準の解釈 第164条(ケーブル工事)第1項。
ア:第三号で、造営材の下面又は側面に沿って取り付ける場合の支持点間の距離は、ケーブルでは2m以下。水平に3mは基準を超えるので誤り。
イ:第四号で、使用電圧300V以下の場合、管その他の電線を収める防護装置の金属製部分にはD種接地工事を施す(長さ4m以下を乾燥した場所に施設する場合などの省略規定あり)。D種接地を施すのは適切。
ウ:第二号で、重量物の圧力又は著しい機械的衝撃を受けるおそれがある箇所には適当な防護装置を設ける。適切。
エ:第三号の括弧書きで、接触防護措置を施した場所において垂直に取り付ける場合は6m以下。5mは範囲内で適切。
したがって誤っているものはア。
【根拠条文】電気設備技術基準の解釈 第164条第1項(ケーブル工事による低圧屋内配線)。各選択肢は同項の号にそのまま対応する。
・第二号:重量物の圧力又は著しい機械的衝撃を受けるおそれがある箇所に施設する電線には、適当な防護装置を設ける → ウ(適切)
・第三号:造営材の下面又は側面に沿って取り付ける場合、支持点間の距離はケーブル2m以下(接触防護措置を施した場所で垂直に取り付ける場合は6m以下)、キャブタイヤケーブル1m以下 → ア(3mは不適合)、エ(垂直・接触防護措置ありで5mは適合)
・第四号:使用電圧300V以下では、管その他の防護装置の金属製部分、金属製の電線接続箱、電線の被覆に使用する金属体にD種接地工事 → イ(適切)
【数値の整理】支持点間距離は「2m」「6m」「1m」の3つを組で覚える。垂直で6mまで広がるのは、自重が支持点にかかる向きが水平と違い、たるみによる被覆の損傷が起きにくいことと、接触防護措置で人が触れにくいことが前提になっているため。条件が2つ(接触防護措置+垂直)そろわないと6mは使えない点に注意。
【接地の省略規定(第四号ただし書き)】防護装置の金属製部分は、(イ) 長さ4m以下を乾燥した場所に施設する場合、(ロ) 直流300V又は交流対地電圧150V以下で長さ8m以下に簡易接触防護措置を施すか乾燥した場所に施設する場合、に接地を省略できる。ただし本問のイは「接地を施した」記述なので、省略できるかどうかにかかわらず適切である。
【関連】使用電圧が300Vを超える場合は第五号でC種接地工事(接触防護措置を施せばD種でよい)になる。300V以下=D種、300V超=C種の区分は金属管工事など他の工事方法と共通の考え方。正答はア。
- 電気設備に関する技術基準を定める省令e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和3年度(午後) 第一種電気工事士 学科試験 問29(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。

