介護福祉士

介護福祉士 合格率の推移第1〜38回の全データとルート別・年齢別

更新 ・書いた人 合格ナビ 編集長(運営者)

この記事でわかること

介護福祉士国家試験の合格率は第38回(令和7年度)で70.1%。第1回から第38回までの受験者数・合格者数・合格率の推移と、受験資格ルート別・年齢別・外国籍の区分の数字を、センターと厚生労働省の公表資料で整理しました。第38回の難易度の読み方も数字で確認できます。

目次
  1. 1. 介護福祉士国家試験の合格率は?直近の第38回は70.1%
  2. 2. 過去10回(第29回〜第38回)の合格率・受験者数・合格者数
  3. 3. 第1回〜第38回の合格率の推移(過去30年以上の全データ)
  4. 4. 第38回は難しかった? 難易度を公表データで読む
  5. 5. 受験資格ルート別の合格率(第36〜38回)
  6. 6. 合格者の年齢別の内訳(第36〜38回)
  7. 7. 外国籍の受験者の数字(特定技能1号・技能実習)
  8. 8. 合格率を読むときの注意
  9. 9. 公表された過去の試験問題で、自分の位置を確かめる
結論:介護福祉士国家試験の合格率は、第38回(令和7年度・令和8年1月25日実施)で70.1%(受験者78,469人・合格者54,987人)でした。第29回以降の10回は69.9〜84.3%の範囲で、第38回は第35回の84.3%から14.2ポイント下がっています。数字はすべて社会福祉振興・試験センターと厚生労働省の公表資料によります。
第38回の合格率:70.1%(受験者数78,469人・合格者数54,987人)。最終確認日:2026-10-05。出典:社会福祉振興・試験センター 第38回介護福祉士国家試験の合格発表について。
見たいこと数字載っている章
直近(第38回)の合格率70.1%1
過去10回(第29〜38回)の範囲69.9〜84.3%2
第1回からの推移23.2%(第1回)〜84.3%(第35回)3
第38回の合格者数54,987人(第29回以降で最少)4
受験資格ルート別第38回は58.8%〜90.9%5
合格者の年齢構成21〜30歳が28.6%(第38回)6

1. 介護福祉士国家試験の合格率は?直近の第38回は70.1%

第38回の試験日は令和8年1月25日(日)、合格発表日は令和8年3月16日(月)でした。センターの「合格発表について」には、受験者数78,469人、合格者数54,987人、合格率70.1%と載っています。

計算で確かめると、54,987÷78,469=0.7007…となり、小数第2位を四捨五入して70.1%です(確認のため、第1〜38回すべてで合格者数÷受験者数を計算し、公表の合格率と一致することを確かめました)。

この合格率は、センターが公表した受験者数と合格者数から出た割合です。第38回のセンターの合格発表には、パート別の合格(合格パート受験免除)者数(Aパート3,935人、Bパート1,509人、Cパート6,181人)も、合格者数とは別に載っており、一部重複しているとの注記があります。パート合格の仕組みそのものは別の記事(介護福祉士の合格点)で扱います。

2. 過去10回(第29回〜第38回)の合格率・受験者数・合格者数

直近10回の公表値は次のとおりです。第36〜38回は、センターの各回の合格発表で試験日と年度を確認できます。

回試験日・年度受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)
第29回-76,32355,03172.1
第30回-92,65465,57470.8
第31回-94,61069,73673.7
第32回-84,03258,74569.9
第33回-84,48359,97571.0
第34回-83,08260,09972.3
第35回-79,15166,71184.3
第36回令和6年1月28日(筆記)・令和5年度74,59561,74782.8
第37回令和7年1月26日・令和6年度75,38758,99278.3
第38回令和8年1月25日・令和7年度78,46954,98770.1

出典:第29〜37回は厚生労働省「介護福祉士国家試験の受験者・合格者・合格率の推移」、第38回はセンター 第38回の合格発表。第36回は筆記試験に加えて実技試験も実施された回で、試験日は筆記試験の日付です(第36回の合格発表)。

この表から読み取れることは次の3点です。

  • 合格率の最低は第32回の69.9%、最高は第35回の84.3%です。第38回の70.1%は、この10回では第32回に次いで低い値です。
  • 合格者数は第35回の66,711人から、第36回61,747人、第37回58,992人、第38回54,987人と3回続けて減っています。第38回の54,987人は、この10回で最も少なく、第29回の55,031人をわずかに下回ります。
  • 受験者数は第36回の74,595人から、第37回75,387人、第38回78,469人と2回続けて増えました。
過去10回の合格率の範囲:69.9%(第32回)〜84.3%(第35回)。最終確認日:2026-10-05。出典:厚生労働省 介護福祉士国家試験の受験者・合格者・合格率の推移、センター 第38回の合格発表。

3. 第1回〜第38回の合格率の推移(過去30年以上の全データ)

第1回から第38回までを、回数順に並べます。厚生労働省の推移表は第37回までなので、第38回はセンターの合格発表で補っています。

回受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)
第1回11,9732,78223.2
第2回9,8683,66437.1
第3回9,5164,49847.3
第4回9,9875,37953.9
第5回11,6286,40255.1
第6回13,4027,04152.5
第7回14,9827,84552.4
第8回18,5449,45051.0
第9回23,97712,16350.7
第10回31,56715,81950.1
第11回41,32520,75850.2
第12回55,85326,97348.3
第13回58,51726,86245.9
第14回59,94324,84541.4
第15回67,36332,31948.0
第16回81,00839,93849.3
第17回90,60238,57642.6
第18回130,03460,91046.8
第19回145,94673,60650.4
第20回142,76573,30251.3
第21回130,83067,99352.0
第22回153,81177,25150.2
第23回154,22374,43248.3
第24回137,96188,19063.9
第25回136,37587,79764.4
第26回154,39099,68964.6
第27回153,80893,76061.0
第28回152,57388,30057.9
第29回76,32355,03172.1
第30回92,65465,57470.8
第31回94,61069,73673.7
第32回84,03258,74569.9
第33回84,48359,97571.0
第34回83,08260,09972.3
第35回79,15166,71184.3
第36回74,59561,74782.8
第37回75,38758,99278.3
第38回78,46954,98770.1

出典:第1〜37回は厚生労働省「介護福祉士国家試験の受験者・合格者・合格率の推移」、第38回はセンター 第38回の合格発表。この推移表には第1〜35回の実施年度が載っていないため、回数で示しています。

推移を区切って見ると、次のようになります。

  • 第1〜23回:合格率は23.2%(第1回)から55.1%(第5回)まで上がったあと、41.4%(第14回)〜52.5%(第6回)の範囲で動いています。受験者数は第1回の11,973人から、第23回の154,223人まで増えました。
  • 第24〜28回:合格率は57.9〜64.6%で、第23回の48.3%から第24回の63.9%へ約15.6ポイント上がっています。
  • 第29回以降:受験者数が第28回の152,573人から第29回の76,323人へ、およそ半分になりました。以降の合格率は69.9〜84.3%です。

受験者数が第28回から第29回で半分になった理由は、厚生労働省の推移表には書かれていないため、ここでは触れません。なお、センターの受験資格のページには、平成29年度(第30回)から養成施設ルートが介護福祉士国家試験の受験資格になったと書かれています。

4. 第38回は難しかった? 難易度を公表データで読む

「第38回は難しかった」という声を見かけますが、感想ではなく公表された数字で確かめます。出題の中身は、バイタルサインを測定するときの留意点を問う問題などで確認できます。勉強の進め方は介護福祉士 勉強方法を参照してください。

項目第36回第37回第38回
合格率82.8%78.3%70.1%
合格者数61,747人58,992人54,987人
受験者数74,595人75,387人78,469人
合格基準点(125点満点)67点以上70点以上64点以上

出典:第36回・第37回・第38回の合格発表と、各回の合格基準及び正答(第38回)。第36回の合格基準点は筆記試験のものです。

第38回の合格基準点:125点満点中64点以上(総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正)。最終確認日:2026-10-05。出典:センター 第38回介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について。

読み取れるのは次の点です。

  • 第38回の合格基準点64点は、この3回で最も低い点数です。基準点は「総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正」して決まります。
  • 同じ回で合格率も3回の中で最も低く(70.1%)、合格者数も最も少なくなっています。
  • 受験者数が増えた一方で、合格者数は減りました。

ただし、公表資料から言えるのはここまでです。「問題が難しかったから」と「受験者の層が変わったから」のどちらが合格率を動かしたのかは、数字からは分かりません。合格基準の仕組み(11科目群のすべてで得点が必要など)はセンター 合格基準のページにあり、別記事の「介護福祉士 合格点」で詳しく扱います。

5. 受験資格ルート別の合格率(第36〜38回)

センターの合格発表には、合格者の「受験資格別」の内訳が載っています。主な区分の合格率(受験者数)を並べます。

受験資格の区分第36回第37回第38回
総数82.8%(74,595人)78.3%(75,387人)70.1%(78,469人)
介護福祉士養成施設71.5%(7,392人)66.7%(6,955人)58.8%(7,824人)
社会福祉施設の介護職員等83.4%(45,987人)78.5%(46,864人)69.7%(48,612人)
うち老人福祉施設の介護職員等82.1%(39,792人)76.7%(40,140人)67.2%(41,704人)
うち障害者福祉施設の介護職員等91.8%(5,591人)89.3%(6,221人)84.5%(6,381人)
訪問介護員等89.0%(9,527人)87.5%(9,761人)82.3%(9,706人)
介護老人保健施設・介護医療院の介護職員等77.9%(4,640人)70.2%(4,852人)61.1%(4,892人)
医療機関の看護補助者等82.0%(4,634人)76.8%(4,767人)67.8%(5,355人)
福祉系高等学校(専攻科を含む)91.4%(2,359人)90.3%(2,122人)90.9%(2,024人)

出典:第36回・第37回・第38回の合格発表(人数の少ない区分は省略しています)。

  • 第38回で合格率が最も低いのは介護福祉士養成施設の58.8%、次いで介護老人保健施設・介護医療院の介護職員等の61.1%です。最も高いのは福祉系高等学校の90.9%です。
  • ほとんどの区分で第36回から第38回にかけて下がっています。福祉系高等学校だけは、91.4%、90.3%、90.9%とほぼ横ばいです。
  • 区分によって受験者数の規模が大きく違います(第38回は社会福祉施設の介護職員等が48,612人、福祉系高等学校が2,024人)。区分間の率を単純に比べて、ルートの良し悪しを言うことはできません。

受験資格の全ルートと条件はセンター 受験資格(資格取得ルート図)で確認できます。養成施設の卒業者の経過措置は、令和14年3月31日までの卒業者に延長されています。対象と有効期限の解除の方法は介護福祉士の経過措置登録で整理しています。

6. 合格者の年齢別の内訳(第36〜38回)

合格発表には、合格者の年齢別の人数も載っています。これは「合格者の中の構成」であり、年齢ごとの合格率ではありません。

年齢区分第36回第37回第38回
~20歳4,857人(7.9%)4,209人(7.1%)3,702人(6.7%)
21~30歳15,676人(25.4%)15,746人(26.7%)15,727人(28.6%)
31~40歳11,486人(18.6%)10,831人(18.4%)10,043人(18.3%)
41~50歳14,941人(24.2%)13,659人(23.2%)11,970人(21.8%)
51~60歳12,174人(19.7%)11,769人(20.0%)10,927人(19.9%)
61歳~2,613人(4.2%)2,778人(4.7%)2,618人(4.8%)
合計61,747人58,992人54,987人

出典:第36回・第37回・第38回の合格発表。割合は小数第2位を四捨五入しており、合計と一致しない場合があります。

第38回の合格者のうち、最も人数が多いのは21〜30歳の15,727人(28.6%)、次いで41〜50歳の11,970人(21.8%)です。第36回から第38回にかけて、41〜50歳は14,941人から11,970人に減りました。今回開いた合格発表には受験者の年齢別の人数は載っていないため、年齢層による合格のしやすさは、この表からは分かりません。

7. 外国籍の受験者の数字(特定技能1号・技能実習)

「介護福祉士 合格率 外国人」で調べる方向けに、公表されている範囲だけを書きます。

センターの受験資格のページには、在留資格「特定技能1号」「技能実習」で就労している外国籍の方は実務経験ルートになると書かれています。厚生労働省の推移表には、第36回・第37回について、この2つの区分の数字が別の表で載っています。

区分回受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)
特定技能1号第36回1,95075138.5
特定技能1号第37回4,9321,64333.3
技能実習第36回59628047.0
技能実習第37回1555032.3

出典:厚生労働省 介護福祉士国家試験の受験者・合格者・合格率の推移。受験資格の記述はセンター 受験資格のページ。

この表が上の「総数」に含まれるかどうかは、推移表には書かれていません。また、第38回のセンターの合格発表には、この区分の数字は載っていません。EPA(経済連携協定)による受験者の数字も、今回開いた資料にはないため掲載していません。

8. 合格率を読むときの注意

  • 合格率は、センターが公表した受験者数に対する合格者数の割合です(第1〜38回すべてで、合格者数÷受験者数が公表の合格率と一致します)。
  • 回ごとに合格基準点が違います。同じ合格率でも、基準点と合わせて見ないと難易度の比較にはなりません。第36〜38回は67点・70点・64点でした。
  • 合格者数とパート別合格者数(合格パート受験免除の対象)は別の数字です。パート別合格者数は一部重複して数えられています。
  • 第36回は筆記試験のほかに実技試験があった回です。回をまたいで比べるときは、試験の形式が同じかどうかも確認してください。
  • 次回以降の合格率や合格基準点を、この記事の数字から予想することはできません。

9. 公表された過去の試験問題で、自分の位置を確かめる

合格率は全体の数字です。自分が合格基準点に届くかどうかは、問題を解いて確かめるのが確実です。

合格ナビの介護福祉士のページには、センターが公表した第36〜38回の試験問題375問(各回125問、2026年10月5日の当サイト集計)を、出典つきでそのまま掲載しています。解説は、合格ナビ独自の3段階(初級・標準・上級)です。合格ナビは、社会福祉振興・試験センターとは関係のないサイトです。

よくある質問

Q介護福祉士は5年働いたら資格がなくなるのですか?

5年で資格がなくなる可能性があるのは、国家試験に合格せずに経過措置で登録した養成施設の卒業者です。養成施設を令和14年3月31日までに卒業した方は、卒業後5年の間は、国家試験を受験しなくても、または合格しなくても介護福祉士になることができます(法改正で令和9年3月31日までの卒業から延長)。5年経過後も登録を続けるには、令和9年3月31日までに卒業した方は国家試験に合格するか卒業後5年間続けて介護等の業務に従事すること、令和9年4月1日以降に卒業する方は国家試験に合格することが必要です。詳しくは介護福祉士の経過措置登録の記事(/kaigo/blog/kaigo-keika-sochi)で整理しています。

Q合格率が高い回は、試験が易しかったと言えますか?

合格率は受験者のうち合格した人の割合で、合格基準点は「総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正」して決まります(センターの合格基準のページ)。第36〜38回の合格基準点は67点・70点・64点(いずれも125点満点)、合格率は82.8%・78.3%・70.1%でした。合格率だけで問題の易しさは決められないため、基準点と合わせて見るのが適切です。

Q外国籍の方も同じ国家試験を受けるのですか?

センターの受験資格のページには、在留資格「特定技能1号」「技能実習」で就労している外国籍の方は実務経験ルートになると書かれています。厚生労働省の推移表には、第36回・第37回について「特定技能1号」「技能実習」の受験者数・合格者数・合格率が別の表で載っています。

Q合格率と合格者数は、どちらを見ればよいですか?

目的で使い分けます。合格率は受験者の中での割合で、受験者数が変わると同じ合格者数でも率は動きます。たとえば第38回の合格者数54,987人は第29回以降で最も少ない一方、受験者数は第36回から2回続けて増えています。回ごとの比較には、率と人数の両方を並べて見てください。

この資格の問題を解く介護福祉士 過去問(第36〜38回・各125問)
解いてみる

法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月7日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

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