介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題101医療的ケア

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・医療的ケア

次の記述のうち,バイタルサインを測定するときの留意点として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題101

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「非接触型体温計による測定では、環境温度に注意する」です。

おでこなどにかざして測る非接触型の体温計は、部屋の温度や測る場所の状態に影響されやすいという特徴があります。使うときは、周りの環境にも気を配る必要があります。

たとえるなら、屋外で温度計を使うと風や日差しで数字がブレやすいのと同じで、環境の影響を受けやすい測定方法だと知っておくことが大切です。

👉 覚え方:「非接触=周りの空気の影響を受けやすい」と覚える。

ほかの選択肢:2 脈は自分の指の脈と混同しない指で触れる/3 呼吸はいつも通りの状態で測る(意識すると変わってしまう)/4 血圧計の帯(マンシェット)の巻き方には適切な加減がある/5 意識の確認は、いきなり体を揺さぶるのではなく、まず声をかけることから始める。

なぜこれが正解か

正解は1。非接触型(赤外線)体温計は、測定部位からの赤外線放射を感知する仕組みのため、周囲の環境温度(室温・エアコンの風・直射日光など)の影響を受けやすく、測定時にはこの点への配慮が必要である。

各選択肢の解説

  • 2 脈拍測定では、測定者自身の拍動を感じてしまう拇指(親指)ではなく、示指・中指・薬指などで触れるのが基本。
  • 3 呼吸の測定は、意識すると呼吸の深さ・回数が変化してしまうため、普段通りの自然な呼吸の状態で、本人に気づかれないように行うのが原則。「ゆっくり息をするように伝える」と正確な測定にならない。
  • 4 マンシェットの巻き方には適切な締め付け具合の基準があり、単に「隙間のないように巻く」という説明だけでは、締め付けすぎ・緩すぎのリスクを踏まえた適切な手順とは言えない。
  • 5 意識レベルの確認は、いきなり身体を揺さぶるという強い刺激から始めるのではなく、まず声をかける(呼びかけ)など弱い刺激から順に行うのが原則。

覚え方・ひっかけ注意

バイタルサイン測定は「本人の自然な状態をありのまま測る」ことが共通原則。声かけや説明の仕方が測定値に影響を与えてしまう選択肢(3のように)は頻出のひっかけパターン。

バイタルサイン測定の共通原則

バイタルサインは、体温、脈拍、呼吸、血圧、意識レベルの5項目を指す。いずれも、利用者の普段の状態と比べて変化を見ることに意味がある。測り方によって値が変わりうるため、測定条件をそろえ、利用者に負担をかけず、ありのままの状態を測ることが基本になる。

1が正しい理由

非接触型体温計は、額などの皮膚表面から出る赤外線を感知して測る。周囲の気温、直射日光、エアコンの風、汗や髪などの影響を受けやすい。外から入ってきたばかりの利用者を、環境になじませてから測る、といった配慮が必要になる。

誤りの選択肢の論点

  • 2 脈拍は、手首の橈骨動脈に示指・中指・薬指の指の腹を当てて測る。親指は自分の脈が伝わりやすく、利用者の脈と混同するので用いない。
  • 3 呼吸は、意識すると深さや回数が変わりやすい。測っていることを意識させないよう、脈を測る姿勢のまま観察するなど、自然な状態を見る。
  • 4 マンシェットは、きつすぎても緩すぎても正しい値が出ない。「隙間がないように」という表現は、適切な巻き方を表していない。また、測定時は腕を心臓と同じ高さに置くことも基本である。
  • 5 意識の確認は、まず呼びかけから始め、反応がなければ刺激を段階的に強める。いきなり揺さぶるのは、頭部や頸部の疾患がある場合に危険である。

意識レベルの評価

意識レベルは、日本ではJCS(ジャパン・コーマ・スケール)が広く使われる。刺激しなくても覚醒しているか、呼びかけで開眼するか、痛み刺激でどうか、という刺激の強さを基準に段階づけている。

報告の仕方

測定値は、数字だけでなく、顔色、表情、普段との違いなどを添えて看護職員に伝える。基準値の範囲に入っていても、本人にとっての異常は見逃さない姿勢が大切である。

※具体的な基準値や手順は、看護職員の指導と研修テキストで確認すること。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題101。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題101です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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