介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題107介護過程

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・介護過程

次の記述のうち,短期目標に関する説明として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題107

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「アセスメントに基づく利用者の具体的な生活課題から検討する」です。

短期目標は、利用者の状態や暮らしを丁寧に調べた(アセスメントした)結果として見えてきた、今、解決すべき具体的な生活課題をもとに考えることが基本です。

たとえるなら、まず「今、何に困っているか」を正確に調べてから、その解決に向けた目標を立てるイメージです。

👉 覚え方:短期目標=アセスメントに基づく具体的な生活課題から検討する。

ほかの選択肢:1短期目標は介護福祉職の目標ではなく、利用者自身の目標として設定する/2利用者の1年後の状態を記載するのは短期目標ではなく長期目標の説明に近い/3利用者の家族ではなく、利用者本人を主体にして表現する/5目標達成時に記載すべきは介護福祉職の満足度ではなく、利用者の生活・状態の変化。

なぜこれが正解か

正解は4。短期目標は、利用者のアセスメント(情報収集・分析)を通じて明らかになった具体的な生活課題に基づいて検討・設定されるものである。

各選択肢の解説

  • 1 短期目標は介護福祉職が達成したい目標ではなく、あくまで利用者自身が到達すべき(または利用者にとって望ましい)目標として設定される。
  • 2 利用者の1年後といった長期的な見通しを記載するのは、短期目標ではなく長期目標の性質に近い。短期目標は、長期目標に至るまでの、より具体的で近い将来(数週間〜数か月程度)に達成を目指す段階的な目標として位置づけられる。
  • 3 目標は、家族を主体として表現するのではなく、利用者本人を主体として(利用者が「〜できる」という形で)表現するのが基本である。
  • 5 目標達成時に記載すべきは、介護福祉職の満足度ではなく、利用者の生活状況・心身の状態がどのように変化したか(達成状況)である。

覚え方・ひっかけ注意

短期目標に関する設問では、「介護福祉職を主語にする」「家族を主語にする」「介護福祉職の満足度を記載する」といった選択肢は誤答になりやすい。「利用者を主語にした、具体的な生活課題に基づく目標」という原則を軸に判断する。

理論的背景

介護過程における目標設定は、長期目標(利用者が最終的に目指す生活の姿、数か月〜1年程度の見通し)と短期目標(長期目標に至る過程で、より具体的かつ現実的に達成を目指す段階的な目標、数週間〜数か月程度)の2層構造で構成される。短期目標は、アセスメントによって明らかになった具体的な生活課題(例:「トイレでの排泄が自立していない」)に基づき、「〜ができるようになる」という利用者を主語とした、具体的で測定可能な形で表現される(第36回 問110・36-112の事例における短期目標の設定・見直しの実例とも一致する)。この目標設定のプロセスは、アセスメントと計画立案を橋渡しする重要な段階であり、曖昧な目標設定は、その後の支援内容の具体化や評価(第37回 問108)を困難にする。

試験での位置づけ

短期目標の設定原則は、介護過程領域の頻出テーマ。第36回 問110・36-112・37-113(事例における短期目標の見直し)とあわせて、目標設定の理論(アセスメントに基づく、利用者主体で表現する)を、具体的な事例と結びつけて理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

目標設定においては、SMART原則(Specific:具体的、Measurable:測定可能、Achievable:達成可能、Relevant:関連性がある、Time-bound:期限がある)のような考え方を意識することで、より実践的で評価しやすい目標を設定できる。

上位資格・発展

ケアマネジメント論の分野では、長期目標・短期目標の階層構造と、それぞれの目標に対応する具体的な援助内容(サービス内容)の整合性を確保する計画立案の技法がより体系的に扱われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題107。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題107です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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