介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題106介護過程

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・介護過程

次のうち,介護過程における生活課題への対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題106

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「利用者が望む暮らしを実現すること」です。

介護過程で生活課題に対応するときの一番の軸は、「利用者本人がどんな暮らしをしたいか」を実現することです。

たとえるなら、周りの都合ではなく、本人が思い描く暮らしの実現を目指すイメージです。

👉 覚え方:生活課題への対応=利用者が望む暮らしの実現が中心。

ほかの選択肢:1介護福祉職が望む支援の実現は、専門職側の都合を優先することになり本人主体の原則に反する/3他職種が望む連携の実現は、連携自体が目的化してしまい本来の目的(利用者支援)からずれる/4家族が望む経済状況の実現は、利用者本人ではなく家族の事情を優先することになる/5施設が望む運営の実現は、施設側の都合を優先することになり利用者本位の視点とは異なる。

なぜこれが正解か

正解は2。介護過程における生活課題への対応は、常に利用者本人が望む暮らし(本人の意向・価値観に基づく生活の実現)を中心に据えて検討されるべきものである。

各選択肢の解説

  • 1 介護福祉職が望む支援を実現することを目的とすることは、専門職側の視点・都合を優先することになり、利用者本位の原則に反する。
  • 3 他職種が望む連携を実現することは、多職種連携(チームアプローチ、第37回 問71)自体が目的化してしまい、本来の目的である利用者支援からずれてしまう。
  • 4 家族が望む経済状況を実現することは、利用者本人ではなく家族側の事情を優先することになり、本人主体の原則から外れる。
  • 5 施設が望む運営を実現することは、施設側の経営的な都合を優先することになり、利用者一人ひとりの生活課題への対応とは異なる次元の話である。

覚え方・ひっかけ注意

生活課題への対応を問う設問では、「介護福祉職」「他職種」「家族」「施設」といった、利用者本人以外の立場を主語にした選択肢はいずれも誤答になりやすい。介護過程は一貫して「利用者本人」を中心に据えて展開されるという原則を軸に判断する。

理論的背景

介護過程は、利用者一人ひとりが「その人らしい暮らし」を実現できるよう支援するための体系的なプロセスであり、その根底には介護保険法にも明記される「尊厳の保持」「自立支援」の理念(第37回 問64)が流れている。生活課題(ニーズ)への対応は、専門職・家族・施設といった支援する側の都合や効率性を優先するのではなく、常に利用者本人の意向・価値観・生活史を中心に据えて検討される必要がある。これは、第38回 問35(利用者の全体像をとらえる支援)、37-107(利用者のニーズを判断の基盤にする)とも一貫する、介護過程全体を貫く根本原則である。

試験での位置づけ

生活課題への対応の基本姿勢は、介護過程領域の総論的なテーマ。第37回 問106(介護過程の目的:利用者の自立支援)、37-107(利用者のニーズを判断の基盤)とあわせて、「利用者本人を中心に据える」という一貫した理念を、様々な角度から問う出題パターンに慣れておくことが重要。

選択肢の発展補足

「利用者が望む暮らし」を実現するためには、本人の意向を丁寧に聴き取るだけでなく、本人が言語化できていない潜在的なニーズも含めて多角的にアセスメントし、家族・他職種・施設それぞれの立場との調整を図りながら、最終的に本人を中心とした合意形成を図ることが実践的に求められる。

上位資格・発展

権利擁護・意思決定支援の専門領域では、「本人の意向」と「本人にとっての最善の利益」が必ずしも一致しない場合の調整プロセス(意思決定支援ガイドライン、第37回 問45)がより体系的に扱われる。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題106です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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