介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題105医療的ケア

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・医療的ケア

次の記述のうち,ボタン型胃ろうチューブを挿入している利用者に対して,介護福祉士が行うケアとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題105

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「胃ろう周囲の皮膚は石けんとぬるま湯で洗浄して、清潔を保つ」です。

胃ろうの周りの肌は、消毒液などを使わず、ふつうの石けんとぬるま湯で優しく洗って清潔にするのが基本です。特別なことをしすぎない、というのがポイントです。

たとえるなら、普段のお風呂で体を洗うのと同じように、胃ろうの周りも「普通に清潔に保つ」でOKというイメージです。

👉 覚え方:「消毒より洗浄」が胃ろうケアの基本。

ほかの選択肢:1 皮膚が赤くなっていたら自己判断で薬を塗らず看護師さんに相談/2 チューブを回すかどうかは器具の種類や指示によって違う/3 歩くこと自体を控える必要は通常ない/5 注入前に毎回消毒するのはやりすぎ(洗浄で十分)。

なぜこれが正解か

正解は4。胃ろう周囲の皮膚ケアは、特別な消毒液を使わず、石けんとぬるま湯で洗浄して清潔を保つことが現在の標準的な考え方であり、過度な消毒はかえって皮膚トラブルの原因になり得る。

各選択肢の解説

  • 1 発赤などの皮膚トラブルを発見した際、介護福祉士が自己判断で軟膏を塗布することは適切でなく、看護職員・医師への報告・相談が必要な事項である。
  • 2 胃ろうチューブの回転操作の要否は、製品の種類(バンパー型/バルーン型など)や医師の指示によって異なり、介護福祉士が独自の判断で日常的に行う行為ではない。
  • 3 胃ろうを造設していることのみを理由に歩行など通常の日常生活動作を制限する根拠はなく、不必要な行動制限にあたる。
  • 5 栄養剤注入前に毎回消毒することは、現在では過度な処置とされ、皮膚への刺激を強めるリスクもある。

覚え方・ひっかけ注意

「胃ろう=特別な消毒や制限が必要」というイメージがひっかけの元。実際は「清潔(洗浄)を保ちつつ、通常の生活を継続する」が基本方針であると理解しておく。

胃ろうとボタン型

胃ろうは、腹壁から胃に孔(ろう孔)をつくり、そこから栄養剤を注入する方法である。ボタン型は、腹壁の外に出る部分が小さく、チューブ型に比べて目立たず、自己抜去の危険が低い。体の動きや衣類にも邪魔になりにくいため、日常生活の活動の制限が少ない。

4が正しい理由

胃ろう周囲の皮膚は、石けんとぬるま湯でやさしく洗って清潔を保つ。洗ったあとは、石けん分を十分に落とし、水分を拭き取って乾かす。皮膚の清潔を保つには洗浄が基本で、過度の消毒はかえって皮膚を傷める。

誤りの選択肢の論点

  • 1 発赤がある場合は、介護福祉士が自分の判断で軟膏を塗らず、状態を観察して看護職員に報告する。感染や漏れの兆候のこともある。
  • 2 ろう孔の癒着を防ぐための回転などの操作は、チューブの種類(バンパー型・バルーン型など)や医師の指示によって異なる。介護福祉士が毎日一律に行う行為ではない。
  • 3 胃ろうがあっても、ふつうの生活動作を制限する理由はない。歩行を避けるよう勧めるのは、必要のない行動の制限にあたる。抜けないように注意しつつ、活動を続けられるよう支援する。
  • 5 栄養剤の注入前に毎回消毒をする必要はない。観察と清潔の保持が基本である。

介護福祉士の役割

介護福祉士は、胃ろうによる経管栄養を、医師の指示と計画に沿って行える(社会福祉士及び介護福祉士法施行規則第1条第4号)。注入前には、ろう孔周囲の発赤、出血、漏れ、痛みがないか、チューブが抜けていないか、利用者の体位や状態に問題がないかを観察する。異常があれば、注入せずに看護職員へ連絡する。

試験での位置づけ

「介護福祉士が日常的に行える観察・清潔保持」と「看護職員や医師の判断が要る処置」の線引きが、胃ろう関連の出題の核になる。「何もしない」でも「何でもする」でもなく、観察して報告する、を軸に選択肢を読むとよい。

※チューブの管理の細部は、使っている製品の取扱い説明と看護職員の指導で確認すること。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題105。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題105です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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