介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題100障害の理解

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・障害の理解

次のうち,障害があるためスプーンがうまく握れない人に自助具を作成する職種として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題100

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「作業療法士」です。

スプーンがうまく握れない人のために、その人の手に合わせた自助具(使いやすいように工夫された道具)を作るのは、作業療法士の専門分野です。

たとえるなら、日常生活の動作がしやすくなるように、道具を工夫してくれる専門家が作業療法士です。

👉 覚え方:自助具の工夫・作成=作業療法士の得意分野。

ほかの選択肢:1看護師は医療的なケアや健康管理が専門/2義肢装具士は義肢・装具の専門家(自助具そのものの作成は主に作業療法士の役割)/3理学療法士は基本的な身体機能(起立・歩行等)の回復訓練が専門/5言語聴覚士はコミュニケーション・嚥下機能の専門。

なぜこれが正解か

正解は4。作業療法士(OT)は、食事・更衣・入浴等の日常生活動作(ADL)や、仕事・趣味等の「作業」を通じたリハビリテーションを専門とする職種であり、握力の低下等で道具の使用が困難な人に対し、その人に合った自助具(持ち手を太くしたスプーン等)を工夫・作成することも重要な専門業務の一つである。

各選択肢の解説

  • 1 看護師は、健康管理・医療的なケア(服薬管理、褥瘡ケア等)を専門とする職種であり、自助具の作成を専門とする職種ではない。
  • 2 義肢装具士は、義肢(失われた手足の代替となる人工の手足)や装具(身体機能を補助する器具)の製作・適合を専門とする国家資格だが、日常生活の中で用いる自助具の工夫・作成は、主に作業療法士が担う領域である。
  • 3 理学療法士(PT)は、起立・歩行等の基本的動作能力の回復・維持を専門とする職種であり、自助具の作成よりも、身体機能そのものの訓練を主な業務とする。
  • 5 言語聴覚士(ST)は、言語・聴覚・嚥下機能に関するリハビリテーションを専門とする職種であり、スプーンの自助具作成とは専門領域が異なる。

覚え方・ひっかけ注意

リハビリテーション専門職の役割分担(理学療法士=基本動作能力、作業療法士=応用動作・自助具・作業活動、言語聴覚士=言語・聴覚・嚥下)を明確に区別して覚える。「自助具」というキーワードが出たら作業療法士を想起する。

理論的背景

作業療法士(Occupational Therapist:OT)は、理学療法士及び作業療法士法に基づく国家資格で、身体または精神に障害のある人に対し、応用的動作能力(食事・更衣・調理・書字等)や社会的適応能力(就労・趣味活動等)の回復を、作業活動(work、self-care、playを含む広義の「作業」)を通じて支援する専門職である。自助具の工夫・作成は、身体機能そのものを変化させることが困難な場合に、道具や環境を調整することで生活の自立度を高める「代償的アプローチ」の一環として位置づけられ、作業療法士の重要な専門技術の一つとされる。

試験での位置づけ

リハビリテーション専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の役割の違いは障害の理解領域・介護の基本領域を横断する頻出テーマ。それぞれの専門領域(基本動作=PT、応用動作・自助具=OT、言語・嚥下=ST)を具体的な支援内容の例とセットで覚えておくと、事例問題での職種選択の判断がしやすくなる。

選択肢の発展補足

自助具には、太柄スプーン、ボタンエイド(ボタンをかけやすくする道具)、ソックスエイド(靴下を履きやすくする道具)、リーチャー(届かないものを取る道具)等、様々な種類があり、利用者の障害の部位・程度に応じてオーダーメイド的に選定・調整される。介護福祉士は、作業療法士が処方・調整した自助具を、日常のケアの中で適切に活用・管理する役割を担う。

上位資格・発展

作業療法学の専門教育では、自助具の設計・製作技術に加え、環境調整(住宅改修、福祉用具の選定)を含めた「作業に焦点を当てた実践(Occupation-based practice)」の理論がより体系的に学ばれる。介護福祉士としては、多職種連携の中で作業療法士の視点(自助具・環境調整による自立支援)を理解し、日常生活支援に活かす視点が重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題100。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題100です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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