危険物乙四
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

危険物乙四 危険物に関する法令 問88|運搬の基準

問題

危険物乙四 | 危険物に関する法令

危険物の運搬に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

誤っているのはイです。危険物の運搬は指定数量に関係なく消防法の運搬の基準が適用されます。

  • ア(正): 危険物の運搬は消防法の基準に従う。
  • イ(誤): 指定数量未満でも運搬の基準は適用される(「適用されない」は誤り)。
  • ウ(正): 運搬容器は材質・構造等の技術基準に適合するものを使用。
  • エ(正): 混載禁止の組合せに該当する異類の危険物の同一車両での混載は原則禁止。
  • オ(正): 運搬は一般に危険物取扱者の同乗義務はないが、指定数量以上では別途規定がある場合がある。

「運搬の基準は指定数量に関係なく(少量でも)適用」が核心です。

危険物の運搬の基準(消防法第16条):

危険物の運搬(車両等による移動)は、製造所等を経由せず一般道路上を行う行為であるため、消防法は独立した「運搬の基準」を設けています。最重要の特徴は、指定数量の多少にかかわらず基準が適用される点です。

  • ア(正): 危険物の運搬は消防法の運搬の基準に従う。
  • イ(誤): 「指定数量未満は運搬の基準が適用されない」は誤り。少量の危険物を運搬する場合でも消防法の運搬の基準は適用される(消防法第16条)。これは貯蔵・取扱い(指定数量未満は条例規制)と異なる点です。
  • ウ(正): 運搬容器の材質・構造・最大容積について技術基準があり、適合する容器を使用しなければならない。
  • エ(正): 異なる類の危険物を混載する場合、政令で定める組合せ(混載禁止の組合せ)は同一車両での運搬が禁止される。ただし指定数量の1/10以下の少量の場合は例外あり。
  • オ(正): 運搬は危険物取扱者の同乗義務は一般に課されていないが、指定数量以上の一定の場合(特に移動タンク貯蔵所による移送)では乗務基準がある。

引っかけパターント:

  • 「指定数量未満の運搬は基準なし」が最大の引っかけ(正しくは量に関係なく適用)

【理論的背景】

危険物の「運搬」と「移送」は消防法上、明確に区別されています。「運搬」は車両等で危険物を積載して移動する行為(航空機・船舶・鉄道による運搬は消防法の適用外)で、製造所等を使わない一般的な配送・輸送が該当します。「移送」は移動タンク貯蔵所(タンクローリー)による危険物の移動です。

運搬の規制の最大の特徴は、指定数量に関係なく適用される点です。貯蔵・取扱いは指定数量を境に消防法(以上)・条例(未満)の2段階規制ですが、運搬はわずかな量でも消防法の規制対象です。これは道路上での危険物の移動が不特定多数の公衆に影響しうるためです。

【実務・条文構造】

運搬の基準(消防法第16条・危政令第28条〜第30条等):

  • 容器の基準: 材質・構造・最大容積が技術基準に適合するものを使用。腐食等で危険物が漏れる恐れのある容器は不可。
  • 積載の基準: 運搬容器が転落・転倒・破損しないよう積み付ける。腐食・浸潤の防止措置。
  • 混載の基準(危政令第29条6号・危規則第46条および同規則別表第四): 類の組合せによって混載が禁止される場合がある(混載禁止の組合せ表)。ただし指定数量の1/10以下等の少量の場合は混載の緩和規定がある。
  • 危険物取扱者の乗車: 一般の運搬では乗車義務はない(移動タンク貯蔵所による「移送」と区別)。

【試験での位置づけ】

運搬は法令A頻出です。核心は(1)運搬の基準は指定数量に関係なく適用(貯蔵・取扱いと異なる)、(2)容器の材質・構造等に技術基準あり、(3)異類混載には組合せの禁止規定あり、(4)運搬には危険物取扱者の同乗義務は原則ない(移動タンク貯蔵所の「移送」とは別)、です。「指定数量未満の運搬は基準なし」という選択肢が最大の引っかけです。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 運搬は消防法の基準に従う(消防法第16条)。
  • イ(誤): 指定数量未満でも運搬の基準は適用される。「適用されない」は明確な誤り。
  • ウ(正): 運搬容器は技術基準適合品を使用。
  • エ(正): 混載禁止の組合せに該当する危険物の同一車両での積載は禁止(危規則第46条・別表第四)。
  • オ(正): 一般の運搬では危険物取扱者の乗車義務は原則なし(移動タンク貯蔵所による移送は別規定あり)。

【根拠法令】消防法第16条、危険物の規制に関する規則 第46条・別表第四、危険物の規制に関する政令 第29条6号。

【補足】運搬の基準は指定数量に関係なく(少量でも)適用される。容器の技術基準・混載禁止・積載方法の基準あり。運搬は危険物取扱者の同乗義務は原則なし。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 消防法第16条(運搬の基準)、危険物の規制に関する政令 第28条〜第30条等。危険物の運搬の基準(容器・積載・運搬の方法)は、**指定数量の多少にかかわらず適用される**(指定数量未満でも基準適用)。混載基準は危政令第29条6号・危規則第46条および同規則別表第四。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

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