精神保健福祉士

精神保健福祉士の過去問はどこで見られる?センター公表の第26〜28回と正答一覧・利用上の留意事項

更新 ・書いた人 合格ナビ 編集長(運営者)

この記事でわかること

精神保健福祉士国家試験の過去問は、社会福祉振興・試験センターが「過去の試験問題」のページで第26回〜第28回の3回分を公表しています。専門科目と共通科目のファイル、正答一覧、センターの利用上の留意事項、第26回だけ編成が違う点を、センターのページと法令で整理します。

目次
  1. 精神保健福祉士の過去問は、センターの「過去の試験問題」のページにある
  2. 専門科目と共通科目:ファイルの分かれ方
  3. 正答一覧(合格基準・正答)の読み方
  4. センターが示している利用上の留意事項
  5. 過去問と現行法:改正の前後で変わった条文の例
  6. 第26回だけは編成が違う
  7. 回ごとの使い分けの例
  8. 当サイトでの掲載と、解説について
  9. まとめ:過去問を使う前に確認すること
結論:精神保健福祉士国家試験の過去問は、試験を実施する公益財団法人 社会福祉振興・試験センター(以下「センター」)が、ホームページの「過去の試験問題」のページで公表しています。2026-10-10時点の掲載は第26回・第27回・第28回の3回分で、各回に、科目別の問題PDF、午前・午後の音声読み上げ用ページ、「合格発表について」、「合格基準・正答一覧」があります。第26回だけは、いまの試験と編成が違います(163点・16科目群)。

この記事では、過去問の入手先、専門科目と共通科目のファイル、正答一覧の読み方、センターが示している利用上の留意事項、回ごとの使い分けを整理します。問題文や選択肢は転載しません。実際の問題は、センターのPDFか、当サイトの問題ページで確認してください。勉強時間の組み立ては精神保健福祉士の勉強時間の決め方で説明しているため、ここでは扱いません。

精神保健福祉士の過去問は、センターの「過去の試験問題」のページにある

精神保健福祉士の過去の試験問題は、センターのページ(精神保健福祉士国家試験 過去の試験問題)に、回ごとにまとまっています。センターは「試験問題」という言い方をしており、民間の問題集ではなく、試験を実施した団体が公表している資料です。

精神保健福祉士 センターが掲載している過去の試験問題の回:第26回・第27回・第28回の3回分。各回に、科目別の試験問題PDF、音声読み上げ用の午前・午後のページ、「合格発表について」のPDF、「合格基準・正答一覧」のPDFが掲載されている。最終確認日:2026-10-10。出典:社会福祉振興・試験センター 精神保健福祉士国家試験 過去の試験問題。

掲載されている3回の概要は、次のとおりです。

回実施日総得点(専門+共通)合格基準の科目群科目別PDFの数
第26回(令和5年度)令和6年2月3日(土)・4日(日)163点(80問+83問)16科目群17
第27回(令和6年度)令和7年2月1日(土)・2日(日)132点(48問+84問)9科目群18
第28回(令和7年度)令和8年1月31日(土)・2月1日(日)132点(48問+84問)9科目群18
精神保健福祉士 第26回〜第28回の総得点と科目群:第26回は総得点163点・16科目群、第27回と第28回は総得点132点・9科目群。配点は1問1点。最終確認日:2026-10-10。出典:第26回 合格基準・正答、第27回 合格基準・正答、第28回 合格基準・正答。

実施日は、各回の「合格発表について」のPDFに書かれた日付です。問題数を足すと、3回分で専門科目は176問(80問+48問+48問)、共通科目は251問(83問+84問+84問)、合わせて427問(163問+132問+132問)です。

第29回(令和9年2月6日・7日実施)の問題は、まだ試験が行われていないため掲載されていません。試験後にいつ公表されるかは、センターの精神保健福祉士国家試験のページには記載がありません(2026-10-10 時点)。

専門科目と共通科目:ファイルの分かれ方

各回の科目別PDFは、専門科目6本と共通科目に分かれています。第27回・第28回は共通科目が12本で、合計18本です。第26回は共通科目が11本で、合計17本です。

区分第27回・第28回の科目
専門科目(6)精神医学と精神医療/現代の精神保健の課題と支援/精神保健福祉の原理/ソーシャルワークの理論と方法(専門)/精神障害リハビリテーション論/精神保健福祉制度論
共通科目(12)医学概論/心理学と心理的支援/社会学と社会システム/社会福祉の原理と政策/社会保障/権利擁護を支える法制度/地域福祉と包括的支援体制/障害者福祉/刑事司法と福祉/ソーシャルワークの基盤と専門職/ソーシャルワークの理論と方法/社会福祉調査の基礎

音声読み上げ用の問題は、科目別ではなく、「午前の問題」と「午後の問題」の2つにまとまっています。

共通科目は、社会福祉士国家試験との共通科目です。センターの正答一覧には「社会福祉士・精神保健福祉士共通科目」という見出しがあります。当サイトで、精神保健福祉士の第26回・第27回・第28回と、社会福祉士の第36回・第37回・第38回の正答一覧を照らし合わせたところ、共通科目の正答は、問題番号ごとにすべて同じでした。そのため、合格ナビでは、共通科目の問題を社会福祉士の問題集(社会福祉士の過去問)にまとめ、精神保健福祉士のページには専門科目を掲載しています。社会福祉士側の資料の見方は、社会福祉士の過去問題はどこで見られる?に整理しています。

正答一覧(合格基準・正答)の読み方

各回の「合格基準・正答一覧」は、2ページ構成のPDFです。書かれている順番は、次のとおりです。

1. 合格基準:合格者とする2つの条件が冒頭に書かれています。総得点の基準点と、すべての科目群で得点があることです。共通科目の免除を受けた受験者の基準点も、同じ箇所にあります。

2. 正答:先に【専門科目】、続いて【社会福祉士・精神保健福祉士共通科目】の順で、科目ごとに「問題番号」の行と「正答」の行が並びます。

正答の欄には、番号が1つの問のほかに、「1,4」のように番号が2つ並ぶ問があります。正答が2つある問題です。自分で採点するときは、正答欄に番号がいくつ書かれているかを先に確認します。

合格基準点そのものの比べ方は、別の記事で整理しています。この記事では、点数は扱いません。

センターが示している利用上の留意事項

センターは、過去問題を利用する場合の留意事項を、別のページ(過去問題利用にあたっての留意事項等)に示しています。このページは、社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の国家試験と介護支援専門員実務研修受講試験の過去問をまとめて対象にしています。主な内容は、次のとおりです。

  • センターは著作権を放棄していません。
  • 教育目的など、各試験制度の意義に反しない限り、問題集・テキスト・アプリなどに使うときに、許諾の申し出と使用料の支払いは必要ありません。
  • 「過去問題の文言等について、変更は一切行わないようにしてください。」と書かれています。
  • 解説を独自につけるときは、「解説等を独自につける場合は、当該解説等が当センターと関係がないことがわかるようにしてください。」とされています。
  • 「過去問題にはその後の法改正等により現時点では問題として成立していないものが含まれることに留意してください。」とされています。
  • 「当センターのHPに現在掲載していない過去問題の問題冊子、電子データ及び音声データについては、提供していません。」とされています。
  • ホームページに掲載しているPDFと音声データは、複製またはダウンロードして使って構いません。問題冊子は提供していません。
精神保健福祉士 センターの過去問利用上の留意事項:教育目的など、各試験制度の意義に反しない限り、問題集・テキスト・アプリなどに使う際の許諾の申し出と使用料の支払いは不要。文言の変更は不可。解説をつける場合はセンターと関係がないことが分かるようにする。最終確認日:2026-10-10。出典:社会福祉振興・試験センター 過去問題利用にあたっての留意事項等。

受験者として押さえたいのは、2点です。1つ目は、解説はセンターが作ったものではなく、別の人が独自につけたものだという点です。2つ目は、法改正で現在は成り立たない問題が混じりうるという点です。2つ目は、次の節で実例を示します。

過去問と現行法:改正の前後で変わった条文の例

精神保健福祉士法(平成9年法律第131号)は、第26回〜第28回の試験の前後にも改正されています。e-Gov法令検索の改正履歴による施行日と、試験日との前後関係は次のとおりです。

施行日改正の内容(精神保健福祉士法)試験日との前後
令和6年4月1日第2条の定義に、「精神障害者及び精神保健に関する課題を抱える者の精神保健に関する相談」が加わった第26回(令和6年2月3日・4日)は施行の前、第27回(令和7年2月1日・2日)と第28回は施行の後
令和7年6月1日第3条第2号(欠格事由)の「禁錮」が「拘禁刑」に変わった第26回・第27回は施行の前、第28回(令和8年1月31日・2月1日)は施行の後
精神保健福祉士法の改正の施行日:第2条の定義の改正は令和6年4月1日、第3条第2号の「禁錮」から「拘禁刑」への変更は令和7年6月1日に施行。最終確認日:2026-10-10。出典:e-Gov法令検索 精神保健福祉士法の改正履歴。

第2条の定義の違いは、センターの「合格発表について」のPDFの参考欄にも表れています。第26回のPDFにある精神保健福祉士の説明には、第27回・第28回のPDFにある「又は精神障害者及び精神保健に関する課題を抱える者の精神保健に関する相談」の部分がありません。

試験の問題が、どの時点の法令に基づいて作られたかは、センターの「過去の試験問題」と「合格基準」のページには記載がありません(2026-10-10 時点)。上の表は、試験日と施行日の前後関係を並べたもので、どの問題がどの条文に基づくかを示すものではありません。法律や制度の科目では、過去問を解いたあとに、論点の現在の条文をe-Gov法令検索 精神保健福祉士法などで確かめる習慣をつけると安心です。

第26回だけは編成が違う

掲載されている3回は、すべて同じ形ではありません。センターの合格基準・正答では、次のように編成が分かれています。

項目第26回第27回・第28回
総得点163点132点
専門科目の問題数80問48問
共通科目の問題数83問84問
科目群16(精神疾患とその治療 〜 権利擁護と成年後見制度)9(精神医学と精神医療 〜 ソーシャルワークの基盤と専門職、ソーシャルワークの理論と方法、社会福祉調査の基礎)

科目の名前も違います。たとえば、第26回の科目別PDFには「精神疾患とその治療」「精神保健福祉相談援助の基盤」「障害者に対する支援と障害者自立支援制度」などがあり、第27回以降の「精神医学と精神医療」「精神保健福祉の原理」「障害者福祉」などとは名前が一致しません。古い問題集や過去問で、科目名や問題数が合わないときは、この編成の違いが原因のことがあります。

第29回の出題数は、専門科目48問・共通科目84問の合計132問です(センター 令和8年度 第29回試験)。いまの形に合わせて練習するときは、第27回と第28回が中心になります。

回ごとの使い分けの例

周回の進め方や時間の測り方は、精神保健福祉士の勉強時間の決め方にまとめています。ここでは、資料の形から見た3回の違いだけを示します(当サイトの考え方で、センターの推奨ではありません)。

  • 第28回・第27回:132問・9科目群の、いまの形です。通しで解いて、科目群ごとの得点を見る用途に向きます。
  • 第26回:163点・16科目群で、編成が違います。通しで解くより、出題された論点を、いまの科目に当てはめて確認する使い方が向いています。

どの回も、答え合わせは各回の「合格基準・正答一覧」で行います。

当サイトでの掲載と、解説について

合格ナビは、センターが公表した第26回〜第28回の専門科目の問題(176問)を、出典を示してそのまま掲載しています。解説は、合格ナビが作った3段階(初級・標準・上級)のもので、センターが作ったものではありません。センターの留意事項にそって、センターとは関係がないことを明記しています。共通科目は、社会福祉士の問題集に掲載しています。

回ごとの問題一覧は、次のページで開けます。

当サイトの問題ページは、センターのPDFそのものではありません。試験の正式な問題と正答は、必ずセンターのPDFで確認してください。第29回の日程や合格発表は、第29回の日程・時間割・申込・合格発表・登録までにまとめています。

まとめ:過去問を使う前に確認すること

  • 精神保健福祉士の過去問は、センターの「過去の試験問題」のページで公表されています。2026-10-10時点の掲載は第26回〜第28回の3回分です。
  • 各回に、科目別の問題PDF、音声読み上げ用ページ、「合格発表について」、「合格基準・正答一覧」があります。共通科目は、社会福祉士との共通科目です。
  • 第26回は163点・16科目群、第27回・第28回は132点・9科目群です。いまの形に合わせるなら、第27回以降が中心です。
  • 正答は「合格基準・正答一覧」で確認します。センターは問題の内容に関する個別の照会には応じません。
  • 解説はセンターが作ったものではありません。法改正で現在は成り立たない問題が混じりうる点に注意し、現在の条文は法令で確かめます。
本サイトは公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。掲載している問題はセンターが公表した過去の試験問題で、解説は合格ナビが作成したものです。日程・手続・公表の状況は、必ずセンターの発表で確認してください。

よくある質問

Q第25回以前の精神保健福祉士の過去問は、センターのページで見られますか。

2026-10-10時点で、センターの「過去の試験問題」のページに掲載されているのは、第26回・第27回・第28回の3回分です。第25回以前の問題は、このページには載っていません。センターの留意事項には、ホームページに現在掲載していない過去問題について、問題冊子・電子データ・音声データは提供していないと書かれています。掲載がいつまで続くかについては、このページに記載がありません(2026-10-10 時点)。出典:社会福祉振興・試験センター 精神保健福祉士国家試験 過去の試験問題、過去問題利用にあたっての留意事項等。

QセンターのPDFをダウンロードして、自分の勉強に使ってよいですか。

センターの留意事項では、ホームページに現在掲載している過去問題のPDFデータと、その読み上げ問題の音声データは、複製またはダウンロードして使って構わないとされています。問題冊子は提供していません。留意事項は、過去問題の利用を希望する人に向けて書かれており、センターは著作権を放棄していないと明記しています。出典:社会福祉振興・試験センター 過去問題利用にあたっての留意事項等。

Q過去問の内容や答えについて、センターに問い合わせられますか。

問い合わせても答えてもらえません。センターの「過去の試験問題」のページには、「試験問題の内容等に関する個別の照会には一切お答えできません。」と書かれています。答え合わせは各回の「合格基準・正答一覧」で行い、納得できない点は、テキストや法令の条文で自分で確かめる形になります。出典:社会福祉振興・試験センター 精神保健福祉士国家試験 過去の試験問題。

Q精神保健福祉士の共通科目の過去問は、どこで解けますか。

精神保健福祉士の共通科目は、社会福祉士との共通科目です。センターの正答一覧でも、共通科目の見出しは「社会福祉士・精神保健福祉士共通科目」になっています。当サイトで正答一覧を照らし合わせたところ、第26回・第27回・第28回の共通科目の正答は、社会福祉士の第36回・第37回・第38回の共通科目の正答と同じ並びでした。合格ナビでは、共通科目の問題は社会福祉士の問題集(/shafuku/kakomon)にまとめています。出典:第28回 合格基準・正答一覧、社会福祉士 第38回 合格基準・正答一覧。

Q第26回の過去問は、いまの試験の練習に使えますか。

解いて論点を確かめる用途には使えますが、通しの練習には向きません。第26回は総得点が163点(専門科目80問・共通科目83問)で、合格基準の科目群も16でした。第27回以降は132問・9科目群です。科目の名前も違うため、時間配分や科目群ごとの得点の確認は、第27回以降の回で行います。出典:第26回 合格基準・正答、第28回 合格基準・正答。

この資格の問題を解く精神保健福祉士 専門科目の過去問(第26〜28回・全176問)
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法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月10日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

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