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衛生管理者は何回目で合格?合格率と難易度第一種・第二種

更新 ・書いた人 合格ナビ 編集長(運営者)

この記事でわかること

衛生管理者試験で「何回目で合格」を示す公式統計はあるのか。令和6・7年度の第一種・第二種の合格率、一発合格率が分からない理由、範囲ごとの足切りの点数、再受験の手続きを安全衛生技術試験協会の公表資料で確認します。

目次
  1. 公式で分かること・分からないこと
  2. 第一種・第二種の合格率(令和6・7年度)
  3. 一発合格率が分からない理由
  4. 難易度を点数で見る:範囲ごとの足切り
  5. 再受験の手続き・費用・日程
  6. 協会が公表している試験問題で、足切りの感覚をつかむ
  7. 第二種から第一種へ進む場合の特例
  8. まとめ
結論:衛生管理者試験について、受験者が「何回目で合格したか」を示す統計は、安全衛生技術試験協会の公式ページには見当たりません(2026年10月3日確認)。公表されているのは年度ごとの受験者数・合格者数・合格率だけで、令和7年度は第一種が46.8%、第二種が48.7%でした。この合格率は初回受験だけの数字ではないため、「一発合格率」としては読めません。確かめられる難しさは、第一種で最大5つの範囲それぞれに課される40%の足切りです。

公式で分かること・分からないこと

「何回目で合格する人が多いか」を知りたい方向けに、協会の公表資料で確認できる範囲を先に表にします。

知りたいこと協会の公表資料(2026-10-03 確認)
年度ごとの受験者数・合格者数・合格率掲載あり(統計ページ。本記事の表は令和6・7年度)
初回受験だけの合格率(一発合格率)統計ページに掲載なし
何回目で合格した人の割合・人数統計ページに掲載なし
受験回数の上限試験紹介ページ・よくあるご質問に記載を確認できず
不合格後に再び受ける手続きよくあるご質問に掲載あり

統計ページの表は「試験区分・受験者数・合格者数・合格率」の4列だけで、初回か再受験かの内訳はありません(協会 統計)。他のサイトに「何回目で合格する人が多い」という数字が出ていても、協会の統計に根拠は見当たらないため、当サイトでは数字にしません。

合格ナビの衛生管理者の問題は374問です(2026-10-02 集計)。内訳は、関係法令(有害業務以外)80問、関係法令(有害業務)59問、労働衛生(有害業務以外)85問、労働衛生(有害業務)65問、労働生理85問です。これは当サイトの問題数であり、試験の出題頻度ではありません。

第一種・第二種の合格率(令和6・7年度)

協会の統計(学科試験)では、直近2年度の数字は次のとおりです。

年度種別受験者数合格者数合格率合格しなかった人数(受験者数−合格者数)
令和7年度第一種66,401人31,046人46.8%35,355人
令和7年度第二種40,653人19,796人48.7%20,857人
令和6年度第一種64,911人30,081人46.3%34,830人
令和6年度第二種39,262人19,546人49.8%19,716人

出典:令和7年度は安全衛生技術試験協会 統計(2026-10-03 確認)。令和6年度は同ページの2025年5月時点の保存コピー(現在の公式ページは直近年度のみの掲載)。右端の列は、受験者数から合格者数を引いた当サイトの計算です。

衛生管理者試験の合格率:令和7年度は第一種が受験者66,401人・合格者31,046人・合格率46.8%、第二種が受験者40,653人・合格者19,796人・合格率48.7%。最終確認日:2026-10-03。出典:安全衛生技術試験協会 統計。

2年度を並べると、第一種は46%台、第二種は48〜49%台でした。どちらも受験者の半数前後が合格しています。令和5年度以前の数字は、年度を公式ページで確認できなかったため載せていません。

一発合格率が分からない理由

「合格率」は、その年度の受験者数に対する合格者数の割合です。協会の統計ページには、受験者のうち初めて受けた人が何人か、再び受けた人が何人かという内訳がありません。

  • 合格率46.8%は、初回受験者だけで計算した数字ではありません
  • 合格者31,046人のうち、何回目の受験で受かった人が何人かも、統計からは分かりません
  • 同じ人が複数の年度に受験すれば、それぞれの年度の受験者数に入りますが、統計はその重なりを区別していません

そのため「第一種の一発合格率は46.8%」「2回目で受かる人は○割」といった言い方は、公式統計からは導けません。協会が公表している年度ごとの合格率を、「その年度の受験者の約半数が合格した」と読むのが正確です。

難易度を点数で見る:範囲ごとの足切り

合格基準は、協会の試験紹介ページに次のとおり書かれています。

科目ごと(第一種衛生管理者試験の科目のうち範囲が分かれているものについては範囲ごと)の得点が40%以上で、かつ、その合計が60%以上であること。(協会 第一種・第二種衛生管理者の紹介、2026-10-03 確認)

第一種の配点と、40%に必要な最低の正解数を計算すると次のようになります。

範囲(第一種)出題数・配点1問の配点40%の点数足切りを越える最低正解数検算
労働衛生(有害業務に係るもの)10問・80点8点32点4問4×8=32点(3問は24点で不足)
労働衛生(有害業務に係るもの以外)7問・70点10点28点3問3×10=30点(2問は20点で不足)
関係法令(有害業務に係るもの)10問・80点8点32点4問4×8=32点(3問は24点で不足)
関係法令(有害業務に係るもの以外)7問・70点10点28点3問3×10=30点(2問は20点で不足)
労働生理10問・100点10点40点4問4×10=40点(3問は30点で不足)

第一種の合計は44問・400点、合計60%は240点です。第二種は、関係法令・労働衛生・労働生理が各10問・100点(計30問・300点)で、各科目40点(4問)以上、かつ合計180点以上が必要です。出題数と配点は協会の試験紹介ページによります。

検算として、各範囲を割合で見ます。4問÷10問=40%、3問÷7問≒42.9%で、どちらも40%以上です。2問÷7問≒28.6%、3問÷10問=30%は40%に届きません。

合計が足りていても不合格になる例

次は当サイトが作った例で、実際の受験者の得点ではありません。

範囲(第一種)配点正解数得点得点率判定
労働衛生(有害業務)80点9問72点90%40%以上
労働衛生(有害業務以外)70点6問60点約86%40%以上
関係法令(有害業務)80点3問24点30%足切り(40%未満)
関係法令(有害業務以外)70点6問60点約86%40%以上
労働生理100点8問80点80%40%以上
合計400点32問296点74%合計は240点以上でも不合格

合計は72+60+24+60+80=296点で、240点を超えています。それでも、関係法令(有害業務)が24点(30%)で32点に届かないため不合格です。別の見方でも、24点÷80点=30%で、40%を下回ります。

この仕組みは、協会のよくあるご質問でも「合計が60%であっても、ある科目の得点が40%未満となると不合格になります」と説明されています(協会 よくあるご質問)。

各範囲の問題を解いて足切りを確かめる

当サイトの問題(論点別に作成したオリジナル問題)から、範囲ごとに2問ずつ選びました。

再受験の手続き・費用・日程

不合格や欠席のあとも、同じ種類の試験を再び受けられます。協会のよくあるご質問には、次の手順が載っています(2026-10-03 確認)。

  • オンライン申請:マイページトップの新規申請から、資格選択画面で再受験したい試験を選び、再受験にチェックを入れます。前回の免許試験結果通知書または受験票の画像と、証明写真データをアップロードします
  • 書面申請:受験申請書を提出します。前回の結果通知書または受験票の写しを付けると、受験資格や科目免除を証明する書類と本人確認書類の添付を省略できます
学科試験の試験手数料:8,800円(労働安全衛生法に基づく免許試験・各免許試験共通)。協会の手数料ページの表示は「令和5年6月1日現在」。受験票を発行したあとは手数料の返還はできません。最終確認日:2026-10-03。出典:安全衛生技術試験協会 試験手数料。

試験日は、協会の日程ページに、安全衛生技術センターごとに掲載されています。北海道安全衛生技術センターの令和8年度の日程表には、年間で24の試験日が載っています(令和8年4月〜9月に12日、令和8年10月〜令和9年3月に12日)。センターごとに日数と日付が違うため、受験するセンターの日程は協会の日程ページで確認してください。

受験回数の上限は、協会の試験紹介ページとよくあるご質問に記載を確認できませんでした。申込の時期や定員の締切は変わることがあるため、申込前に協会の案内を見てください。

協会が公表している試験問題で、足切りの感覚をつかむ

協会は、第一種・第二種衛生管理者の試験問題と正答を半年ごとに公表しています。令和8年10月掲載分は令和8年1月から6月に実施した試験のもので、「令和8年1月1日以降に施行された法令に対応しておりません」と注記されています(協会 公表試験問題、2026-10-03 確認)。

公表された試験問題を本番と同じ形式で解き、範囲ごとに採点して、上の表の最低正解数(4問・3問・4問)を越えているかを確認すると、足切りになりやすい範囲が分かります。法令の数値は改正で変わることがあるため、公表問題で間違えた数値は、e-Gov 法令検索の現行条文でも確認してください。

当サイトの問題は協会の公表問題とは別に、出題範囲と論点をもとに作成したものです。範囲ごとの正答率は弱点診断で確認できます。

第二種から第一種へ進む場合の特例

第二種衛生管理者免許を受けた人が第一種を受ける場合、協会は「特例第一種衛生管理者免許試験」を案内しています(協会 紹介ページ、2026-10-03 確認)。

項目特例第一種
科目労働衛生(有害業務に係るものに限る)10問・80点、関係法令(有害業務に係るものに限る)10問・80点
試験時間13:30〜15:30(2時間)
受験資格を証する書類不要(第二種免許証の写しを添付)

協会の合格基準(科目ごと40%以上かつ合計60%以上)を、この配点に当てはめると、2科目それぞれ32点(4問)以上、合計96点以上(160点の60%)が必要という計算になります。これは当サイトの計算で、協会が特例の合格点を別に示しているわけではありません。

第一種と第二種のどちらを受けるかは第一種と第二種の違い、受験資格は衛生管理者の受験資格、学習時間の組み立ては独学の進め方と科目別の勉強法で確認できます。

まとめ

  • 「何回目で合格」「一発合格率」は、協会の統計ページに数字がなく、公式資料では答えられません
  • 令和7年度の合格率は第一種46.8%・第二種48.7%、令和6年度は第一種46.3%・第二種49.8%で、受験者の約半数が合格しています
  • 難しさは範囲ごとの足切りにあります。第一種は最低でも4問・3問・4問・3問・4問を各範囲で取る必要があります
  • 不合格後の再受験は、前回の結果通知書または受験票を使って申請できます
出典・参照元:
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「統計」(https://www.exam.or.jp/h_gokakuritsu)
- 同「第一種・第二種衛生管理者の紹介」(https://www.exam.or.jp/introduction/h_shokai502/)
- 同「よくあるご質問」(https://www.exam.or.jp/faq)
- 同「試験手数料」(https://www.exam.or.jp/h_tesuryo)
- 同「第一種・第二種衛生管理者の日程」(https://www.exam.or.jp/schedule/h_nittei502)
- 同「公表試験問題 労働安全衛生法に基づく免許試験」(https://www.exam.or.jp/lckohyo)

よくある質問

Q衛生管理者試験に、受験回数の上限はありますか?

安全衛生技術試験協会の試験紹介ページとよくあるご質問には、受験回数の上限に関する記載を確認できませんでした(2026年10月3日時点)。不合格や欠席のあとに同じ種類の試験を再び受ける手続きは、協会のよくあるご質問に載っています。

Q不合格だったあと、同じ試験をもう一度受けるときの手続きは?

オンライン申請の場合は、マイページの新規申請で再受験にチェックを入れ、前回の免許試験結果通知書または受験票の画像をアップロードします。書面の場合は、前回の結果通知書または受験票の写しを付けると、受験資格や科目免除を証明する書類と本人確認書類の添付を省略できます(協会のよくあるご質問)。

Q第一種で、どれかの範囲の正解が3問だけだと足切りになりますか?

範囲によって変わります。有害業務に係る範囲(10問・80点)は1問8点なので、3問だと24点で、40%の32点に届きません。有害業務以外の範囲(7問・70点)は1問10点なので、3問なら30点で、40%の28点を上回ります。労働生理(10問・100点)は4問で40点です。

Q第二種免許を持っていると、第一種の試験は短くなりますか?

協会は「特例第一種衛生管理者免許試験」として、第二種衛生管理者免許を受けた人向けの試験を案内しています。労働衛生と関係法令のそれぞれ有害業務に係るものだけの各10問(各80点)で、試験時間は2時間です。受験資格を証する添付書類は不要で、第二種免許証の写しを添付します。

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法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月3日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

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