問題
予防規程の作成義務がある製造所等の組合せとして、正しいものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
- オ
自信の3択
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解説
正しいのはエです。製造所の予防規程作成義務は倍数10以上、屋外貯蔵所は倍数100以上です。
各施設の予防規程作成義務の倍数閾値(政令第37条):
- 製造所・一般取扱所: 10以上
- 屋内貯蔵所: 150以上
- 屋外貯蔵所: 100以上
- 屋外タンク貯蔵所: 200以上
- 給油取扱所: 倍数に関係なく義務(自家用の給油取扱所のうち屋内給油取扱所以外のものを除く)
- エ(正): 製造所(倍数10以上)+屋外貯蔵所(倍数100以上)の組合せは正しい。
「施設区分ごとに異なる倍数閾値」を押さえます。
予防規程作成義務(政令第37条):
予防規程は一定規模以上の製造所等に作成義務があり、その閾値は施設区分によって異なります。
| 施設区分 | 予防規程作成義務の閾値(指定数量の倍数) |
|---|---|
| 製造所 | 10以上 |
| 屋内貯蔵所 | 150以上 |
| 屋外タンク貯蔵所 | 200以上 |
| 屋外貯蔵所 | 100以上 |
| 給油取扱所 | 倍数に関係なく(自家用の給油取扱所のうち屋内給油取扱所以外のものを除く) |
| 移送取扱所 | 倍数に関係なく |
| 一般取扱所 | 10以上 |
- ア(誤): 製造所・一般取扱所の閾値は倍数10以上(5以上は誤り)。
- イ(誤): 製造所の倍数10以上は正しいが、一般取扱所の閾値も倍数10以上であり「倍数5以上」は誤り。組合せの一方が誤っているため不正解。
- ウ(誤): 「すべての製造所」は倍数に関係なく全部義務があるわけではない(倍数10以上が条件)。
- エ(正): 製造所=倍数10以上、屋外貯蔵所=倍数100以上の組合せは政令第37条と一致する正しい記述。
- オ(誤): 給油取扱所は倍数に関係なく作成義務がある(自家用の給油取扱所のうち屋内給油取扱所以外のものを除く)ので、除外するのは誤り。また販売取扱所は政令第7条の3に挙がっておらず、倍数10以上でも作成義務の対象ではない。
引っかけパターン:
- 製造所の閾値を「倍数5以上」「全施設一律」とする誤り
- 屋外貯蔵所の閾値を知らない(100以上)
- 給油取扱所を対象から外す誤り(倍数に関係なく義務)
【理論的背景】
予防規程は、製造所等の火災を予防するため所有者等が定め、市町村長等の認可を受ける保安のルールです(消防法第14条の2第1項)。作成義務のある施設は政令に委ねられ、危政令第37条は「第七条の三各号に掲げる製造所等又は給油取扱所」のうち総務省令で定めるもの以外と規定しています。
第7条の3は、施設区分ごとに倍数の閾値を列挙しています(製造所10以上・屋内貯蔵所150以上・屋外タンク貯蔵所200以上・屋外貯蔵所100以上・移送取扱所・一般取扱所10以上)。移送取扱所には倍数の要件がありません。これに第37条が給油取扱所を加えているため、給油取扱所も倍数に関係なく対象になります。
除かれる施設は危規則第61条が定めており、自家用の給油取扱所のうち屋内給油取扱所以外のもの、および鉱山保安法の保安規程・火薬類取締法の危害予防規程を定めている製造所等(危規則第9条の2)です。
【実務・条文構造】
政令第37条(予防規程を定めるべき製造所等の抜粋):
| 施設区分 | 倍数閾値 |
|---|---|
| 製造所 | 倍数10以上 |
| 屋内貯蔵所 | 倍数150以上 |
| 屋外タンク貯蔵所 | 倍数200以上 |
| 屋外貯蔵所 | 倍数100以上 |
| 給油取扱所 | 倍数に関係なく(自家用の給油取扱所のうち屋内給油取扱所以外のものを除く) |
| 移送取扱所 | 倍数に関係なく |
| 一般取扱所 | 倍数10以上 |
一般取扱所のうち、倍数30以下で引火点40度以上の第四類の危険物のみを容器に詰め替えるもの(政令第31条の2第6号ロ)は第7条の3第6号から除かれています。販売取扱所は第7条の3にも第37条にも挙がっていないため、対象外です。
定期点検(政令第8条の5。第7条の3の製造所等に加え、地下タンク貯蔵所・移動タンク貯蔵所等)、自衛消防組織(指定施設で第四類の危険物を指定数量の3,000倍以上取り扱う事業所)との対象の違いも整理して押さえます。
【試験での位置づけ】
予防規程の倍数閾値は法令B頻出です。(1)製造所・一般取扱所は10以上、(2)屋外貯蔵所は100以上、(3)屋内貯蔵所は150以上、(4)屋外タンク貯蔵所は200以上、(5)給油取扱所・移送取扱所は倍数に関係なく対象(自家用の給油取扱所のうち屋内給油取扱所以外のものを除く)、(6)販売取扱所は対象外、が核心です。引っかけは「製造所は倍数5以上」(ア)、「すべての製造所(全施設一律)」(ウ)、「給油取扱所を除く取扱所で倍数10以上」(オ)です。閾値の数値(10/100/150/200)と給油・移送の「倍数不問」を整理します。
【各選択肢の発展補足】
- ア(誤): 製造所・一般取扱所の閾値は倍数10以上(5以上は誤り)。
- イ(誤): 製造所の倍数10以上は正しいが、一般取扱所の閾値も倍数10以上であり「倍数5以上」は誤り。組合せの一方が誤っているため不正解(製造所・一般取扱所は同じ10以上で揃える)。
- ウ(誤): 「すべての製造所」は全施設一律義務ではない(倍数10以上が条件)。
- エ(正): 製造所(倍数10以上)+屋外貯蔵所(倍数100以上)は政令第37条・第7条の3第1号・第4号に一致。
- オ(誤): 給油取扱所は倍数に関係なく作成義務があり(自家用の給油取扱所のうち屋内給油取扱所以外のものを除く。危規則第61条)、除外できない。販売取扱所は対象外なので「すべての取扱所」も誤り。
【根拠法令】危険物の規制に関する政令 第7条の3・第37条(予防規程を定めるべき製造所等)、危険物の規制に関する規則 第61条。
【補足】製造所・一般取扱所:倍数10以上。屋内貯蔵所:倍数150以上。屋外貯蔵所:倍数100以上。屋外タンク貯蔵所:倍数200以上。給油取扱所・移送取扱所:倍数に関係なく義務(自家用の給油取扱所のうち屋内給油取扱所以外のものを除く)。販売取扱所は対象外。
- 消防法第14条の2e-Govで原文を読む
- 危険物の規制に関する政令第37条・第7条の3e-Govで原文を読む
- 危険物の規制に関する規則第61条・第9条の2e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する政令 第37条(予防規程を定めるべき製造所等)・第7条の3、危険物の規制に関する規則 第61条。製造所・一般取扱所は倍数**10以上**、屋内貯蔵所は倍数**150以上**、屋外貯蔵所は倍数**100以上**、屋外タンク貯蔵所は倍数**200以上**で予防規程作成義務。給油取扱所・移送取扱所は倍数にかかわらず作成義務(ただし自家用の給油取扱所のうち屋内給油取扱所以外のものは除く)。販売取扱所は対象外。エの記述は「製造所倍数10以上・屋外貯蔵所倍数100以上」で正しい組合せ。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。
