電験三種(第三種電気主任技術者試験)のCBT方式を、電気技術者試験センターの案内で整理。筆記方式との違い、会場予約と当日の流れ、試験問題が非公開であること、遅刻や欠席の扱い、令和7年度〜令和8年度上期の受験者数の方式別の割合までを、比較表で解説します。
目次
結論:電験三種(第三種電気主任技術者試験)のCBT方式は、試験会場のパソコンで解答する受験方式です。令和8年度から、受験申込み時に筆記方式かCBT方式かを選びます。出題形式と難易度は筆記方式と同じと、電気技術者試験センターは案内しています。違いは受験の仕組みで、CBT方式は期間内に日時と会場を自分で予約し、得点は受験当日から見られます。一方で試験問題は非公開で、予約した会場の受付に遅れても筆記方式への振り替えはできません。「マークシート」は、このうち筆記方式の答案用紙のことで、濃度HBの鉛筆かHBの芯のシャープペンシルで選択肢の番号の枠を濃く塗りつぶします。ボールペンや色鉛筆は機械で読み取れません。
| 項目 | CBT方式 | 筆記方式 |
|---|---|---|
| 受験する日時 | 指定期間内の予約枠から自由に選ぶ(開始時刻は15分間隔) | 全国一斉の1日(令和8年度下期は2027-03-21) |
| 会場 | 全国のCBT会場から予約(会場は他の試験と併用) | 試験地を選ぶだけで、会場は選べない(無作為に振り分け) |
| 解答の方法 | 画面上で五肢択一を選ぶ | マークシート |
| 試験の終了と退出 | 時間内であれば、自分のタイミングで終了して退出できる | 監督員の合図で終了し、退出も監督員の指示に従う |
| 受験票 | 発送しない(顔写真付きの公的証明書を持参) | 送付される |
| 得点が見られる時期 | 受験当日から(反映に数時間) | 試験日から約2週間後の正午 |
| 試験問題・解答の公開 | 非公開 | 試験日にセンターのホームページで公表 |
| 問題へのふりがな | つけられない | つけられる(援助措置) |
| 第一種・第二種 | 実施していない | 実施している |
出典:令和8年度上期 受験案内(冊子5〜8頁・9頁・40頁)、センターのよくある質問。確認日:2026-10-02。
令和8年度下期の日程と受験手数料:受験申込み受付期間は2026年11月9日(月)10時〜11月26日(木)17時。CBT方式の会場予約期間は12月7日(月)〜2027年1月7日(木)。試験日はCBT方式が2027年2月4日(木)〜2月28日(日)、筆記方式が2027年3月21日(日)。受験手数料はインターネット申込み7,700円(非課税)、書面申込み8,100円(非課税)。令和8年度上期の受験案内には、手数料の納付に別途、事務手数料(申込者負担)が必要とあります。最終確認日:2026-10-03。出典:電気技術者試験センター 令和8年度電気主任技術者試験の実施日程等のご案内、令和8年度第三種電気主任技術者上期試験 受験案内、第三種電気主任技術者試験。
電験三種のマークシートとは:筆記方式の解答の仕方のこと
電験三種の試験概要は、各科目の解答方式を「マークシートに記入(筆記方式)又はパソコンで解答(CBT方式)する五肢択一方式」と説明しています(第三種電気主任技術者試験の試験概要)。センターのよくある質問も、会場で問題用紙を使い、マークシートで解答する方法を「筆記方式」と呼んでいます(よくある質問(17))。
つまり、答案用紙のマークシートを塗るのは筆記方式で、CBT方式は画面上で選択肢を選びます。令和8年度からは、受験申込み時にどちらかを選びます(受験案内 冊子2頁)。
- ① 筆記方式(マークシート):全国一斉の1日に、問題冊子を見て、答案用紙の選択肢番号の枠を塗りつぶす。試験問題と解答は試験日にセンターが公表する
- ② CBT方式:期間内に日時と会場を予約し、会場のパソコンで解答する。試験問題は非公開
どちらの方式でも、出題形式と難易度は同じです(よくある質問(47))。令和7年度に筆記方式(マークシート)で受けた人は、上期が15,263人(受験者の61.6%)、下期が14,660人(60.6%)でした(人数は後の表と同じ出典。割合は筆記方式の人数÷受験者数)。
マークシートの塗り方と注意:問題冊子の「答案用紙記入上の注意事項等」
センターが公表している問題冊子の2〜3頁に、「答案用紙記入上の注意事項等」があります。令和7年度下期と令和8年度上期の、理論・電力・機械・法規の問題冊子(8冊)を確認すると、次の注意が載っていました(出典:令和7年度下期 理論の問題冊子、令和8年度上期 理論の問題冊子。確認日:2026-10-03)。
| 項目 | 問題冊子の記載 |
|---|---|
| 筆記用具 | 「マークシート(答案用紙)は機械で読み取りますので,濃度HBの鉛筆又はHBの芯を用いたシャープペンシルで濃く塗りつぶしてください」 |
| 色鉛筆・ボールペン | 「色鉛筆やボールペンでは機械で読み取ることができません」 |
| 訂正 | 「訂正は「プラスチック消しゴム」できれいに消し,消しくずを残さないでください」 |
| 氏名・受験番号 | カナ氏名、受験番号、試験地は答案用紙に印字されている。受験票と照合の上、氏名と生年月日を記入する |
| 余白・裏面・折り曲げ | 「マークシートの余白及び裏面には,何も記入しないでください」。折り曲げたり汚したりしない |
| 解答 | 選択肢(1)から(5)の中から一つ選び、解答欄にマークする。「二つ以上マークした場合には,採点されません」 |
| 選択問題 | 理論と機械の問17と問18は選択問題で、どちらか1問を選ぶ。「選択問題は両方解答すると採点されません」(電力・法規の冊子には選択問題の注意はない) |
問題冊子3頁には、「日本で一番高い山」を例にした解答記入例があり、正解の選択肢番号の枠内を塗りつぶす形が示されています。
筆記用具は、受験案内37頁の「持参するもの(筆記方式)」にも書かれています。HBの鉛筆またはHBの芯を用いたシャープペンシル、プラスチック消しゴム、鉛筆削り、透明または半透明の定規が挙げられ、「マークシートへの記入には、ボールペン等の使用はできません」と注意されています(令和8年度上期 受験案内)。
次の3点は当サイトの提案で、センターの記載ではありません。
- ① 選択問題(理論・機械の問17・問18)は、塗る前にどちらを解くかを決める。両方塗ると採点されません
- ② 迷った問題の番号は、問題冊子の白紙部分(メモ用紙として使用できます)に控えておき、見直しで戻る。答案用紙の余白には何も書かない
- ③ 時間が余ったら、答案用紙の行と問題番号がずれていないかを確かめる。1題にかけられる時間の見当は電験三種の勉強方法の表にあります
電験三種のCBT方式とは
センターは、試験会場にあるパソコンで出題・解答する方式の試験を「CBT方式」と呼んでいます(よくある質問(30))。令和8年度上期の受験案内(冊子8頁)には、次のことが書かれています。
- 試験センターでは、令和5年度より導入した。出題形式には変更はない
- 導入の目的は、受験者の利便性の向上。試験日時や会場を自分で決められる
- 試験開始の後は、自分のタイミングで試験の終了と退出ができる
- 試験終了時に得点が表示される
令和8年度からは、受験方式(CBT/筆記)を受験申込み時に選べるようになりました(受験案内 冊子2頁)。CBT方式を選んだ場合は、受験申込みとは別に、会場予約が必要です。
電験三種の試験は、理論・電力・機械・法規の4科目で、各科目の解答方式は五肢択一です。CBT方式は、画面上で選択する方式です(冊子7頁)。科目の範囲や合格基準(各科目とも原則60点)は、筆記方式と共通です。科目合格の制度は電験三種の科目合格にまとめています。
申込みから受験までの流れ:会場予約を忘れると、両方の方式で受験できない
CBT方式は、申込みと会場予約が別の手続きです。申込期間・受験手数料・試験日は電験三種の試験日と申し込みにまとめています。受験案内(冊子2頁・19〜22頁)の流れは次のとおりです。
- ① 受験申込み期間に、マイページで受験申込みをし、受験方式にCBT方式を選ぶ(受験手数料の納付まで)
- ② 申込みの内容に不備がないか、センターが精査する(申込手続完了日から3営業日が必要)
- ③ 会場予約期間内に、マイページから会場と日時を予約する(受験する科目すべてについて予約する)
- ④ 予約の確認メールが届く。マイページで予約の内容を確認する
- ⑤ 試験当日、予約した会場で受験する(受験票は発送されない)
次の点が、CBT方式の落とし穴です。
- 期間内に会場予約が完了しなかった場合は、CBT方式、筆記方式ともに受験できません。申込みを受理しているため、受験手数料は返金されません(冊子2頁)
- 受験申込み時に受験するとした全ての科目の会場を予約しなければ、CBT方式になりません。全科目を予約できなかった場合は、CBT方式への変更は行われず、会場の予約は解除されます(冊子21頁)
- 申込み内容に不備がある場合(受験申込みが完了していない、顔写真が承認されていない、同一人物が複数の申込みをしている、援助措置申請をしている)は、会場予約ができません(冊子19頁)
予約できる会場は、枠に空きがあれば全国のどのCBT会場でも選べます。ただし、混雑状況によっては、希望の日時に希望の会場を予約できない場合があります(冊子6頁)。
試験時間と予約のしかた:科目ごとか、連続受験か
CBT方式の試験時間は、予約した試験開始時刻から、理論・電力・機械が90分、法規が65分です(冊子5頁)。試験開始時刻は15分間隔で設定されています(冊子20頁)。解答数は、理論・電力・機械がA問題14題とB問題3題(理論と機械は選択問題を含む)、法規がA問題10題とB問題3題です(冊子7頁)。
予約のしかたは、次の2通りを組み合わせられます(冊子20〜21頁)。
| 予約のしかた | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 科目単位 | 1科目ずつ、別々の日時・会場で予約できる | 同じ日に複数科目を受ける場合も、科目ごとに受付が必要 |
| 連続受験(セット) | 1回の受付で、退出せずに続けて受験できる。順番は理論→電力→機械→法規 | 科目の間の休憩は、メモ用紙の交換を含めて7分。遅刻で最初の科目を受けられなかった場合、後の科目も受験できない。いったん受験したあと、後の科目だけを欠席することはできない。予約の変更はセット単位 |
休憩時間が足りるか不安な場合は、科目単位で予約するよう受験案内に書かれています。科目別合格の制度で一部の科目を免除している場合は、免除しない科目だけを予約します(冊子21頁)。
CBT方式の時間・開始の決まり:試験時間は理論・電力・機械が90分、法規が65分。予約した試験開始時刻から30分を経過すると、理由の如何にかかわらず受験できない。最終確認日:2026-10-03。出典:令和8年度第三種電気主任技術者上期試験 受験案内(冊子5頁)。下期の受験案内が掲載されたら、同じ項目を確認してください。
当日の流れと持ち物
受験案内(冊子33〜34頁・37頁)に書かれているCBT方式の当日の流れです。
- ① 予約した試験開始時刻の15分〜30分前に会場へ行く。早すぎると入場できず、待機スペースはない
- ② 受付で、顔写真付きの公的証明書(原本)を提示し、ログイン情報シートを受け取る
- ③ 携帯電話やスマートウォッチなどの電源を切り、腕時計や上着などの手荷物を全て、指定のロッカーなどに入れて施錠する
- ④ 貸出されるボールペン(黒)とメモ用紙を受け取り、持参した電卓を持って試験室に入る
- ⑤ ログイン情報シートのIDとパスワードで受験を開始する。残り時間は画面に表示される
- ⑥ 試験の終了は、時間内であれば自分のタイミングで行える。終了すると、画面に得点が表示される(合否は表示されない)
- ⑦ 貸出された物を返却し、ログイン情報シートと引き換えに受験レポートを受け取って試験完了となる。会場で貸出したメモ用紙を会場の外に持ち出すと失格行為になる
持参するのは、顔写真付きの公的証明書と、電卓(1台まで)です。筆記用具は貸与されるため、持参する必要はありません(よくある質問(41))。電卓の規定は電験3種の電卓に整理しています。
筆記方式(マークシート)の持ち物と当日の流れ
受験案内(冊子35〜37頁)に書かれている、筆記方式の持ち物と当日の決まりです。
持ち物は次のとおりです(冊子37〜38頁)。
- ① 筆記用具:HBの鉛筆またはHBの芯を用いたシャープペンシル、プラスチック消しゴム、鉛筆削り、透明または半透明の定規
- ② 受験票:「受験票がないと受験できません」。忘れた場合は、試験会場の本部で相談する
- ③ 顔写真付きの公的証明書
- ④ 電卓:四則演算と開平計算(√)ができるもの。電卓の貸与はなく、使えない電卓がある(電験3種の電卓)
当日の決まりは次のとおりです(冊子35〜36頁)。
- ① 各科目の試験開始30分経過後までに入室しないと受験できない。注意事項の説明は各科目の試験開始20分前から行われるので、それまでに着席する
- ② 試験の開始と終了は監督員の合図による。「試験開始の宣言前に試験問題を開いた場合」と「試験終了の合図後に解答を続けている場合」は失格になる
- ③ 退出は監督員の指示に従う。「自由に退出はできません」。CBT方式のように、自分のタイミングで終了して退出する方式ではない
- ④ 令和7年度下期の問題冊子には「この問題は持ち帰ってください」と書かれている。センターは試験日に問題と解答を公表する
- ⑤ 個人の得点や採点内容に関する問合せには応じられない(よくある質問(29))
試験の時刻は回ごとに変わるので、受験する回の受験案内の「試験日程」で確認してください。
筆記方式とCBT方式、どちらで受けるか
センターの受験案内は、方式の優劣を述べていません。一方、令和8年度の実施日程のご案内には「第三種電気主任技術者試験の受験には、試験会場、試験日時が選択・変更可能なCBT 方式をお勧めします。」と書かれています。方式を決める材料は、上の比較表の項目です。次の観点で自分の事情に当てはめます。
| 観点 | CBT方式の場合 | 筆記方式の場合 |
|---|---|---|
| 受験の日程を自分の都合に合わせたい | 期間(令和8年度下期は25日間)の中で選べる。予約日の3日前まで変更できる | 日は固定(令和8年度下期は2027-03-21)。4科目を1日で受ける |
| 科目を分けて受けたい | 科目単位で別の日に予約できる | 1日で4科目の時間割に従う |
| 問題を持ち帰って自己採点したい | 試験問題・解答は非公開。得点は当日から画面で見られる | 試験日にセンターが問題と解答を公表する |
| 問題の漢字にふりがなが必要 | つけられない | つけられる(援助措置) |
| 会場の環境 | パソコン教室などの小規模会場。他の試験の受験者と同室になる場合がある | 試験地を選び、会場は無作為に振り分けられる(離島では実施しない) |
受験案内には、方式の選択について次の決まりもあります(冊子21頁)。
- CBT方式と筆記方式を併用することはできない
- 試験方式の変更ができる期間を過ぎると、CBT方式を筆記方式に変更することはできない
- CBT方式の試験を欠席した場合でも、改めて筆記方式で受験することはできない
- 遅刻でCBT方式の受験ができなかった場合も、筆記方式での受験はできない(冊子33頁)
CBT方式は難しいのか:公式にわかることと、わからないこと
センターのよくある質問は、CBT方式と筆記方式の出題について「出題形式や出題の難易度は筆記方式と同じです」と答えています(よくある質問(47))。公式に確認できるのは、ここまでです。
センターが公表している受験者の人数は、方式別に次のとおりです。
| 試験 | 受験者数 | うちCBT方式 | うち筆記方式 | CBT方式の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度上期 | 24,766人 | 9,503人 | 15,263人 | 38.4% |
| 令和7年度下期 | 24,176人 | 9,516人 | 14,660人 | 39.4% |
| 令和8年度上期 | 25,127人 | 11,286人 | 13,841人 | 44.9% |
出典:令和7年度第三種電気主任技術者上期試験の結果について(令和7年10月14日)、同 下期試験の結果について(令和8年4月17日)、令和8年度上期試験の結果について(令和8年10月19日)。割合は、CBT方式の受験者数を受験者数の合計で割った値です(9,503÷24,766、9,516÷24,176、11,286÷25,127)。
この発表資料には、方式別の合格率や得点の分布は載っていません。したがって、「CBT方式のほうが合格しやすい(しにくい)」と数字で言える材料は、公式資料に載っていません。全体の合格率は、令和7年度上期が12.9%、下期が13.1%、最新の令和8年度上期が12.8%です(合格者を受験者数で割った値。方式別ではありません)。
合格基準は、各科目とも原則60点で、試験の難易度などから調整する場合があると受験案内に書かれています。発表資料は、合格基準を「各科目原則60点」としたうえで、筆記方式の合格基準を回ごとに書いています。令和7年度上期の筆記方式は機械科目が55点以上(他の3科目は60点以上)、令和7年度下期と令和8年度上期は4科目とも60点以上でした。CBT方式の合格基準を個別に示した記載は、発表資料にはありません。
令和7年度〜令和8年度上期の受験者数と合格率:上期は受験者24,766人(CBT方式9,503人、筆記方式15,263人)、合格率12.9%。下期は受験者24,176人(CBT方式9,516人、筆記方式14,660人)、合格率13.1%。令和8年度上期は受験者25,127人(CBT方式11,286人、筆記方式13,841人)、合格率12.8%。最終確認日:2026-10-29(令和7年度分は2026-10-03に確認)。出典:センター 令和7年度上期の結果・下期の結果・令和8年度上期の結果。
CBT方式の過去問はある?:非公開と、公式の体験版
電験三種のCBT方式で出題された問題は、公開されていません。センターは「CBT方式の特性上、試験問題・解答は公開していません」と答えています(よくある質問(32))。筆記方式の問題と解答は、センターが試験日にホームページで公表します(受験案内 冊子40頁)。電験三種の過去問として手に入るのは、公表された筆記方式の問題です。
CBT方式の受験者には、試験問題の内容を第三者に開示しないことへの同意が求められます。SNSへの投稿や掲示板への書き込みで、具体的な出題内容を示唆するものは違反行為とみなされる場合があります(受験案内 冊子8頁、よくある質問(48))。
画面で解く練習をしたい場合は、センターのCBT方式のご案内に、理論・電力・機械・法規のCBT方式の体験版があります。このページでは、CBT方式の基本的な操作や、申込み・当日の流れの動画も案内されています。
合格ナビの電験三種の問題は、センターが公表した本試験問題をもとにしています。パソコンやスマートフォンの画面で解けますが、センターのCBT画面と同じ操作ではありません。操作の練習はセンターの体験版、問題を解く練習は当サイトの問題、と使い分けられます。理論・電力・機械・法規から1問ずつ解いてみる場合は、次の問題が使えます。
遅刻・欠席・変更・トラブルの扱い
CBT方式で受験できなくなる場合と、変更や救済の決まりを、受験案内(冊子2頁・22〜23頁・33頁)から整理します。
| 場面 | 受験案内・よくある質問の記載 |
|---|---|
| 予約した開始時刻から30分が経過しても受付ができなかった | 理由の如何にかかわらず受験できない。筆記方式での受験もできない |
| 顔写真付きの公的証明書(原本)を提示できない | 受験できない |
| 予約した日時に、予約した会場以外へ来場した | 受験できない |
| 予約を変更したい | 予約した試験日の3日前まで、試験実施期間中で空き席がある会場に、全国から変更できる。前倒しは変更日の3日後以降 |
| 受験を欠席した | 改めて筆記方式で受験することはできない |
| 会場のシステムダウン・通信障害などで受験できなかった | 再試験を案内して実施する。その期間中に受験できない場合は、納付済みの受験手数料を返還する |
予約の変更方法は、マイページの「CBT方式予約操作マニュアル」に載っています(冊子22頁)。
申込み前のチェックリスト
- ① 受験する回の受験案内で、受験方式の選び方・会場予約期間・方式変更の期日を確認した
- ② CBT方式を選ぶ場合、受験する全ての科目の会場を、会場予約期間内に予約する予定を立てた
- ③ 科目を1日にまとめるか、日を分けるかを決めた(連続受験は休憩が7分)
- ④ 顔写真付きの公的証明書(原本)を用意した
- ⑤ 電卓(1台まで)を用意した。使える電卓の規定を確かめた
- ⑥ ふりがなや会場の配慮が必要な場合は、受験申込みの前にセンターへ相談した(CBT方式ではふりがなをつけられず、会場ごとに対応できる範囲が異なる)
- ⑦ センターの体験版で、画面の操作を一度試した
試験の全体像は電験三種とは(取り方・免除・窓口)、勉強の進め方は電験三種の独学ロードマップを参照してください。
よくある質問
Q電験三種のCBT方式は、自宅のパソコンで受けられますか?
受けられません。電気技術者試験センターのよくある質問は「自宅では受験できません」と答えています。CBT方式は、試験会場にあるパソコンで出題・解答する方式で、会場は予約期間内にマイページから予約します。受験案内によると、会場はパソコン教室などの小規模な会場で、本試験専用ではなく、他の試験の受験者と同室になる場合があります(確認日2026-10-02)。
Q電験三種の一種・二種でも、CBT方式で受けられますか?
受けられません。センターのよくある質問は「第一種・第二種電気主任技術者試験では、CBT方式で試験を実施していません」と答えています。CBT方式で受験できるのは、電気主任技術者試験では第三種です(確認日2026-10-02)。
QCBT方式で受けると、途中で試験を終えて帰ってもよいですか?
時間内であれば、自分のタイミングで試験を終了して退出できると受験案内に書かれています。終了すると画面に得点が表示されますが、合否は表示されません。複数科目を連続で予約している場合は、科目の間に、メモ用紙の取り換えを含めた休憩(計7分)が入り、次の科目が始まります。連続受験の途中で、後の科目だけを欠席することはできません。
QCBT方式で受験した電験三種の試験問題を、SNSやブログに書いてもよいですか?
書けません。受験案内には、CBT方式の受験で知り得た試験問題とその内容を第三者に開示(漏洩)しないことへの同意が必要と書かれています。SNSへの投稿や掲示板への書き込みで、問題の具体的内容や出題内容を示唆するものは違反行為とみなされる場合があり、試験実施に支障が出たときは損害賠償請求等の措置が取られる場合があります。受験の感想は、問題の中身に触れない範囲にとどめてください。
Q電験三種のマークシートは、ボールペンで塗ってもよいですか?
塗れません。問題冊子の注意事項には「色鉛筆やボールペンでは機械で読み取ることができません」とあり、受験案内にも「マークシートへの記入には、ボールペン等の使用はできません」と書かれています。使うのは濃度HBの鉛筆か、HBの芯を用いたシャープペンシルで、訂正はプラスチック消しゴムできれいに消します(令和7年度下期・令和8年度上期の問題冊子と令和8年度上期の受験案内、確認日2026-10-03)。
Q電験三種のマークシートで、一つの問に二つ塗ってしまうとどうなりますか?
問題冊子の注意事項に「二つ以上マークした場合には,採点されません」と書かれています。理論と機械の問17・問18は選択問題で、「選択問題は両方解答すると採点されません」とも書かれているため、塗る前にどちらを解くかを決めておきます(令和7年度下期・令和8年度上期の問題冊子、確認日2026-10-03)。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月29日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

