第二種電工

電気工事士2種の実技(技能試験)は何分?制限時間40分の使い方と時間切れの扱い

更新 ・書いた人 合格ナビ 編集長(運営者)

この記事でわかること

第二種電気工事士の技能試験(実技)の試験時間は40分の予定です。材料確認は40分に含まれるか、時間切れで未完成になるとどう扱われるか、練習で時間を測る方法、速さより欠陥を避ける理由を、電気技術者試験センターの資料で整理します。

目次
  1. 技能試験の時間と当日の流れ(センターの資料)
  2. 40分の中でやること
  3. 時間配分の組み方(当サイトの例)
  4. 時間切れで未完成になるとどうなるか
  5. 練習で時間を測る方法
  6. 速さを求めるときに守ること(欠陥を作らない)
  7. まとめ
結論:第二種電気工事士の技能試験(実技)の試験時間は、令和8年度の候補問題すべてで40分の予定です(試験時間は変更になる場合があります)。合否は点数ではなく、作品に欠陥がないかどうかで決まり、時間内に完成しない「未完成」は欠陥の区分1に当たります。終了の合図のあとに作業を続けると不正行為になり、作品は採点の対象になりません。
令和8年度 第二種電気工事士 技能試験の試験時間:すべての候補問題(No.1〜No.13)で40分の予定。なお、試験時間は変更になる場合がある。最終確認日:2026-10-04。出典:令和8年度第二種電気工事士技能試験候補問題の公表について・技能試験の概要と注意すべきポイント(電気技術者試験センター)。

技能試験の時間と当日の流れ(センターの資料)

技能試験の流れは、センターの「技能試験の概要と注意すべきポイント」に順番に書かれています。時間にかかわる部分を整理すると、次のとおりです。

手順資料に書かれていること
材料の確認試験開始前に試験問題を開くと「不正行為」。材料表と材料箱を照合し、不足・不備は材料を確認する時間内に申し出る。試験開始後の材料交換には一切応じない
試験開始監督員の「それでは始めてください」の指示で開始。試験時間(作業時間)は第一種が60分、第二種が40分。変更になる場合がある
試験終了「止めてください」の指示で直ちにすべての作業を終了。早く終えた人は受験番号札の取付けと整理整頓
欠陥の判定試験終了後に、作品の欠陥の有無を判定する

令和8年度下期の受験案内の時間割では、技能試験は12月12日(土)又は13日(日)のどちらも開始11:30、終了12:10で、11:30から12:10は40分です。試験地ごとの日程は技能試験の対策にまとめています。

材料の確認は、資料の手順では試験開始より前の項目です。受験案内は、材料確認の時間内に確認することと、監督員の指示があるまでは照合しないことを求めています。資料の順番では、材料の確認が先に書かれ、「試験時間(作業時間)」40分は「始めてください」の指示による試験開始の項に書かれています。材料確認の時間が40分に含まれるかどうかを直接述べた記述は、資料にはありません。当日は監督員の指示に従ってください。

40分の中でやること

技能試験は、持参した作業用工具で、配線図で与えられた問題を、支給される材料で、一定時間内に完成させる方法で行われます(令和8年度下期の受験案内)。40分の中で行う作業は、次の順に並べられます。

  • ① 配線図と施工条件を読み、複線図を描く
  • ② 配線図の寸法どおりに電線を切る
  • ③ ケーブルの外装と絶縁被覆をはぎ取る
  • ④ 電線相互を接続する(リングスリーブ・差込形コネクタ)
  • ⑤ 器具へ結線する
  • ⑥ 作品を点検する

各作業で避ける欠陥の区分と作業順の例は、技能試験の対策の表に、複線図の描き方は複線図の書き方にあります。この記事では、これらを40分にどう割り振るかを扱います。

時間配分の組み方(当サイトの例)

センターは、作業ごとに何分かけるかの目安を示していません。次の表は、当サイトが作った例で、公式の基準ではありません。

作業持ち時間の例
読図・施工条件の確認・複線図5分
電線の切断・被覆のはぎ取り10分
電線相互の接続10分
器具への結線10分
点検(見直し)5分
合計40分

5+10+10+10+5=40で、40分に収まっています。この例の考え方は2つです。

  • 点検の5分を先に確保します。作品を完成させる持ち時間は 40−5=35分になり、35分で「点検に回せる状態」まで作ることが目標になります。センターも、完成した作品の見直しを忘れずに行うよう案内しています。
  • 配分は課題によって変わります。候補問題の13問は、使う器具や接続の数が違います(材料の集計は練習キットの記事)。自分の練習の記録で、作業ごとの時間を測り直して書き換えてください。

「何分で作れるか」は、練習の記録から決めるものです。記録の項目(日付・課題・作業時間・欠陥の区分・直すこと)は、練習キットの記事の表にあります。

時間切れで未完成になるとどうなるか

センターの資料に書かれている扱いは、次のとおりです。

  • 合格基準は「作品に欠陥がないこと」です(受験案内)。合否は、作品の欠陥の有無の判定結果で決まります。
  • 欠陥の判断基準は、区分1に「未完成のもの」を挙げています。センターは「多く見られる欠陥」の例にも未完成を挙げ、「試験時間内で作品を完成できるよう,繰り返し練習を行ってください」と書いています。
  • 終了の合図のあとに作業を続けることは、不正行為の例として挙げられています。不正行為があった場合、作品は採点の対象にはなりません。

合否を決めるのは欠陥の有無であり、点数の合計ではありません。時間が足りなくなりそうなときは、途中で止まったままにせず、完成の状態に近づけることが基本になります。部分的に未完成だった場合の細かい扱い(どこまで作れていれば欠陥としないか)は、センターの判断基準には書かれていないので、この記事では断定しません。

練習で時間を測る方法

練習では、本番と同じ条件に近づけて時間を測ります。

  • ① 材料表と材料を照合し終えてから、タイマーを40分に合わせて始める
  • ② 40分で止め、その時点で作品がどこまで進んでいたかを記録する(未完成の区分に相当する箇所はどこか)
  • ③ 最後の5分で点検をする練習も、同じ40分の中で行う
  • ④ 作業ごとの時間(切断・被覆むき・接続・結線)を、練習のたびに書き出す

本番と同じ40分で13問を作る練習だけなら、13問×40分=520分(約8.7時間)です。当サイトの勉強時間の記事は、複線図と点検の20分を足した1回60分を前提にして、13問×60分=780分(13.0時間)を技能の1周分と試算しています(当サイトの試算。電気工事士2種の勉強時間)。センターは練習の回数や期間の目安を示していません。

速さを求めるときに守ること(欠陥を作らない)

速く作ることだけを目標にすると、欠陥が増えます。センターの資料にある決まりのうち、速さに関係するものを挙げます。

項目センターの資料に書かれていること
工具電動工具以外の工具を使える。改造した工具・自作した工具は禁止。他の受験者からの借用は禁止
計測器テスタなどの計測器の使用は禁止。電線を一時的に束ねるクリップは使えるが、試験終了までに取り外す
材料支給された材料のみを使う。端子ねじ(ランプレセプタクル・露出形コンセント等)、リングスリーブ、差込形コネクタは、やり直しで不足したら申し出て追加支給(追加支給しても欠陥の対象にならない)
寸法判断基準は「配線図に示された寸法の50%以下のもの」を欠陥としている(2-2)。実際の工事では限りなく0mmに近い施工が求められる、とセンターは注意している
カッターナイフ近年、ケガで退出する人が増えているため、使用を自粛するよう求めている

寸法の基準は、配線図の寸法の50%以下を欠陥としています。ただし、センターは、この許容は試験環境や代用品の使用による制約などを勘案して設定したもので、実際の現場ではより厳密な施工が求められると注意しています。許容に頼って寸法合わせを省くのではなく、寸法どおりに作る練習をしたうえで、時間を測ります。

速くしたい作業ほど、欠陥の区分を確認します。たとえばリングスリーブは、選択(サイズ)・圧着マーク・心線の露出など区分6の項目が多く、急ぐと間違えやすい作業です。当サイトの第二種電気工事士の学科問題382問のうち、リングスリーブを扱う問題は7問です(2026-10-02 集計)。

この論点の問題を解く(学科):

まとめ

  • 技能試験の時間は、令和8年度の第二種は40分の予定(変更される場合がある)。材料確認は試験開始前の手順
  • 合否は欠陥の有無で決まり、未完成は区分1の欠陥。終了後の作業継続は不正行為
  • 時間配分の目安はセンターは示していない。当サイトの例を、自分の練習記録で書き換える
  • 速さの前に欠陥の区分を確認し、点検の時間を先に確保する

落ちた原因の探し方と再受験は落ちた原因と再受験にまとめています。

よくある質問

Q40分より早く終わったら、先に退出できますか?

電気技術者試験センターの資料は、試験時間が終わる前に作業を終えた人には、受験番号札を作品へ取り付ける作業や整理整頓をお願いするとしています。退出は監督員の指示に従って一人ずつ行うとされており、早く終わったときに自分の判断で退出できるとは書かれていません。

Q終了の合図のあとに、あと少しだけ作業してもよいですか?

いいえ。センターの資料は、監督員の「止めてください」の指示で直ちにすべての作業を終えることとし、不正行為の例に「終了後の作業継続」を挙げています。不正行為があった場合、作品は採点の対象になりません。

Q一部の部品がまだ付いていないだけでも不合格になりますか?

センターの欠陥の判断基準は、区分1に「未完成のもの」を挙げており、合格基準は作品に欠陥がないことです。細かい未完成の程度による区分けは、判断基準には書かれていません。

Q40分には材料の確認の時間も入っていますか?

センターの資料では、材料の確認は試験開始の前の手順として書かれ、「試験時間(作業時間)」は試験開始の項に書かれています。確認は監督員の指示のもとで、材料確認の時間内に行います。材料確認が40分に含まれるかどうかを直接述べた記述は、資料にはありません。

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法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月4日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

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