問題
写真に示すものの名称は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
写真の測定器の名前を答える問題です。正答はイ「照度計」です。写真の機器は、本体の上部に白い半球形の受光部があり、その下に針で値を示すメーターが付いています。受光部に当たる光を測り、その場所の明るさを照度(単位:ルクス〔lx〕)で表示するのが照度計です。周波数計(ア)は電源の周波数〔Hz〕、放射温度計(ウ)は物体から出る赤外線で表面温度、騒音計(エ)はマイクロホンで音の大きさを測る器具です。
写真の特徴から測定器を見分けます。図の機器は手に持って使う箱形の測定器で、上部に乳白色の半球形の受光部、その下に指針式のメーター、本体には持ち運び用のストラップが付いています。受光部が光を受けて明るさを測る構造なので、イの照度計です。
照度とは、ある面に入ってくる光の量を面積当たりで表したもので、単位はルクス〔lx〕です。照度計は、照明工事の完成時や点検時に、机の上や床面など作業する面の明るさが設計どおりかを確かめるのに使います。
ほかの選択肢の見分け方は次のとおりです。ア 周波数計:電源の周波数〔Hz〕を測る計器で、配電盤などに取り付ける形のものが多く、受光部はありません。ウ 放射温度計:物体から出る赤外線を測って、離れた所から表面温度を測る器具で、ピストルのような形をしたものが一般的です。エ 騒音計:先端にマイクロホンが付いた棒状の器具で、音の大きさを測ります。「白い半球の受光部」が照度計の目印です。
本問は写真鑑別ですが、照度計を正しく見分けるには「何を測る器具か」を理解しておくことが近道です。照度の考え方と、照明に関する計算・基準もあわせて整理します。
【照度の定義】照度E〔lx〕は、面に入射する光束F〔lm〕をその面積A〔m²〕で割った値です(E=F/A)。1lxは1m²の面に1lmの光束が一様に当たっているときの明るさです。
【点光源による照度の計算】光度I〔cd〕の点光源から距離r〔m〕離れた点で、光の向きに垂直な面の照度(法線照度)はE=I/r²で、距離の2乗に反比例します。光が面に対して斜めに入る場合、その面の照度は入射角をθとしてE=I cosθ/r²になります。例えば光度100cdの電球の真下2mの床面の照度は100/2²=25lxです。距離が2倍になると照度は4分の1になる点が、計算問題の定番です。
【照度計の使い方の注意】受光部を測定する面(机上面・床面など)に合わせて置き、測定する人の影や体が光を遮らないようにして読み取ります。照明の点灯直後は明るさが安定しないことがあるので、安定してから測るのが基本です。
【照明の基準との関係】日本産業規格(JIS)の照明設計基準は、場所ごとに維持照度の推奨値を示しており、学校の教室(机上面)は300lxです(令和2年度 問11で出題)。照度計は、照明設備がこうした値を満たしているかを確かめる道具です。
【ほかの測定器との区別のまとめ】周波数計〔Hz〕・放射温度計(非接触で表面温度)・騒音計(マイクロホン)・照度計(受光部)。電気工事士の試験では、絶縁抵抗計・接地抵抗計・検相器・回路計など電気の測定器とあわせて、照明や環境を測る器具の写真も出題されるので、外観の特徴と用途をセットで覚えておきましょう。
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和元年度 第一種電気工事士 学科試験 問14(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。


