第一種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第一種電工 令和2年度 問24|保安に関する法令

問題

第一種電工 | 保安に関する法令 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

低圧分岐回路の施設において,分岐回路を保護する過電流遮断器の種類,軟銅線の太さ及びコンセントの組合せで,誤っているものは。

選択肢の対応表(出典: 令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問24/電気技術者試験センター)

図・写真の中の記号が イ・ロ・ハ・ニ のときは、選択肢の ア・イ・ウ・エ に順に対応します(試験の問題用紙の表記)。

図の出典:出典:令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問24(一般財団法人 電気技術者試験センター)

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答え合わせ

正解は ウ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

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解説

低圧分岐回路で、過電流遮断器・電線の太さ・コンセントの組合せが規定に合わないものを選ぶ問題です。正答はウです。電気設備の技術基準の解釈(以下「解釈」)第149条では、定格電流30Aの過電流遮断器で保護する分岐回路の電線は直径2.6mm以上の軟銅線が必要です。ウは直径2.0mmで細すぎるので誤りです。コンセントの定格20Aは30A分岐回路で使える範囲(20A以上30A以下)に入っていますが、電線の太さが足りません。

解釈第149条の149-1表(電線の太さ)と149-3表(コンセント)で各選択肢を確認します。

【規定の要点】過電流遮断器が15A以下:電線 直径1.6mm以上/コンセント15A以下。20Aの配線用遮断器:電線 直径1.6mm以上/コンセント20A以下。20A(配線用遮断器以外):電線 直径2.0mm以上/コンセント20A(20A未満の差込みプラグが接続できるものを除く)。30A:電線 直径2.6mm以上/コンセント20A以上30A以下(20A未満の差込みプラグが接続できるものを除く)。

ア(15A・1.6mm・15A):すべて規定どおりで正しい。

イ(20A配線用遮断器・2.0mm・15A):電線は1.6mm以上あればよく2.0mmは条件を満たし、コンセントも20A以下なので正しい。

ウ(30A・2.0mm・20A):30A分岐回路の電線は2.6mm以上が必要で、2.0mmは不足。誤り。

エ(30A・2.6mm・20A(20A未満のプラグが接続できるものを除く)):電線もコンセントも規定どおりで正しい。

正答はウです。電線の太さは「この値以上」、コンセントは「この範囲」という決め方の違いに注意します。

本問は、低圧分岐回路の「過電流遮断器・電線・コンセント」の三者の組合せを問う定番問題です。解釈第149条の考え方を整理しておけば、数値を入れ替えた問題にも対応できます。

【なぜ組合せが決まっているのか】分岐回路の電線は、過電流遮断器が動作するまでに流れうる電流で過熱しない太さでなければなりません。そのため遮断器の定格電流が大きいほど太い電線が必要になります。コンセントも、分岐回路を保護する遮断器の定格に応じて、使える定格の範囲が表で決められています。

【149-1表(電線の太さ・軟銅線)】15A以下:直径1.6mm。15Aを超え20A以下の配線用遮断器:直径1.6mm。15Aを超え20A以下(配線用遮断器を除く):直径2mm。20Aを超え30A以下:直径2.6mm。30Aを超え40A以下:断面積8mm²。40Aを超え50A以下:断面積14mm²。いずれも「この太さ以上」なので、太い電線を使うのは差し支えありません(イの2.0mmは適切)。

【149-3表(コンセント)】15A以下:15A以下。20Aの配線用遮断器:20A以下。20A(配線用遮断器以外):20A(20A未満のプラグが接続できるものを除く)。30A:20A以上30A以下(同)。40A:30A以上40A以下。50A:40A以上50A以下。

【その他の分岐回路の規定(第149条第1項・第2項)】分岐回路の過電流遮断器は、低圧幹線との分岐点から電線の長さ3m以下の箇所に施設します。ただし、分岐点から過電流遮断器までの電線の許容電流が幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の55%以上なら長さの制限はなく、35%以上なら8m以下まで延ばせます。また、この規定で施設する過電流遮断器の定格電流は50A以下とされています。

【解き方のコツ】まず遮断器の定格から必要な電線の最小の太さを確認し、次にコンセントが範囲内かを確認する、という2段階で判定すると間違えにくくなります。本問のウは、30A回路に20A回路の太さ(2.0mm)を組み合わせた典型的なひっかけです。

この問題の根拠出典:令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問24(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問24(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。